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【新製品情報】2017年 東レ フィッシングライン

こんにちは!

いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。

NABRA Chase Fishing GONTA です。

先週末はフィッシングショー大阪でしたね。

今年は諸般の事情により、15年ぶりにフィッシングショーに行かない年となりました。

しかし、事前に東レさんから送って頂いた今年のラインカタログを改めて確認してみました。

すると、わかっていたつもりでも、わかってなかった事の発見もあり、過去のブログでも誤った記載をしていたなと反省もありました。

そんな事も含めて、ちょこっとカタログベースでのラインインプレ&検証を書いてみたいと思います。

アジングフロロとメバリングフロロは特性が違う!

まずは日頃一番使っているアジングフロロとメバリングフロロについての気付きを書いてみます。

このソルトラインのフロロライン、同じポンド数でも淡水のバス用ラインと比べて細い、と言う記事は過去にも書いた通りです。

単純に、ラインのスペック表を見て、アジングフロロもメバリングフロロも同じラインだと思い込んでいました。

しかし、カタログに載っている6象限の性能グラフを見てみてビックリ。

太さは同じでも、ライン特性を変えてあるんですね。

アジングフロロは、メバリングフロロよりも細いラインナップまで揃っているのですが、釣りの特性に合わせて“しなやかさ”の性能を特に高める調整がされています。

一方で、メバリングフロロはしなやかさよりも“根ズレ”の強度に特性をもたせています。

確かに、メバリングフロロの方が硬いような気がしていたのですが、2lbまではアジングフロロ、2.5lb以上はメバリングフロロと決めて使い分けていたので、扱い易さの違いは太さの違いだと思い込んでいました。

ちゃんとターゲットの魚種特性を踏まえてライン設計をされていたんですね〜

お恥ずかしながら、全く意識できていまさんでした。

直強力はどちらも同じなので、引っ張った時の強度に違いは無いものの、根の近くを攻めたり、掛けた後に根に持ち込まれる事が多いメバリングについては根ズレ強度を。

繊細な誘いでバイトを楽しむアジングでは、根ズレ強度よりも扱い易さを高めるべく、しなやかさを意識した設計がなされていたのです。

確かに、湾奥アジングでは、引っ張り強度が0.9lbしかない0.2号のエステルラインを使っている事を考えると、まさにしなやかさ勝負と言うのも納得。

ライン選びも奥が深いことを再認識しました。

バス用ラインでニューカマー

そして、バス用ラインで目を惹いたのが【東レ ソラローム ランバトル】です。

フロロカーボンラインなのですが、商品説明を見ると陸っぱりを意識している商品のようです。

価格的には、エクスレッドと変わらないレベルですが、10lb~16lbまで1ポンド刻みで揃っています。

そう、エクスレッドには無い、15lbがあるのです。

陸っぱりでは、何本もロッドを持って歩けないので、微妙なクラスのラインはあるとありがたいものです。

13lb~14lbではちょっと心配。でも、16lbだとオーバースペックだし操作性がちょっと・・・

と言う時に、15lbがあるとありがたい時があるかと思います。

ちょっと昔、ベイトフィネスが流行り出した時、6lbだと不安だけど、8lbは要らないしな~という時用に、7lbが発売されて非常に重宝した記憶があります。

6lbと7lbの違いで、やり取りにおいてもかなり冒険度が変わりました。

陸っぱりを意識した【東レ ソラローム ランバトル】。面白いラインですね。

トラウト用ラインに注目?

そして、私的に目を惹いたアイテムがありました。

それは、トラウト用のライン。

ナイロンラインも、ソフトタイプとハードタイプがあり、これはこれで関心があるのですが、一番の関心アイテムはPEラインでした。

どうしても自分の釣り物のラインばかりに目が行くのですが、ちょっと他魚種向けで販売されているラインを見ると面白いものがあったりします。

で、この【東レ ソラローム トラウト リアルファイター エリアスペックPE】ですが、製品のラインナップは3lbと4lbの2ラインナップ。しかし、この2種類は実はポンド数の違いだけではありません。

3lbは3本撚り、4lbは4本撚り。ポンド数によって撚り糸の数が違います。

撚り糸の数は、同じ太さなら、多い方がよりしなやかになるのですが、ここまで細いとしなやかさの違いはあまり実感できないかも知れません。

が、3本撚りの方が使っている間に、より扁平化する割合が高いので、風や流れの影響を受けやすくなります。

キャストして巻くなら3本撚りでも良いでしょうし、ロングキャストして流れに乗せたりして使うのであれば、少しでも風や流れの影響を受けにくい4本撚りが向いていると言えます。

いずれにしても、3本撚りは3lbで0.25号。4本撚りは4lbで0.3号。

【東レ ソルトライン メバリングPE】は、0.3号で4lb。強度面での違いはありません。

より細いPEラインで、メバリングの接近戦を楽しむのであれば、トラウト用PEをメバリングに流用するのもありではないか?と感じました。

因みに、【東レ ソルトライン メバリングフロロ】では、0.4号で2lb。
やはり、モノフィラメント系と撚り糸とでは、強度の差が歴然としていますね。

今シーズン、是非試してみたいと思います。

ライン考察 まとめ

ライン製造の技術も日進月歩なので、今までは難しかった製品がどんどんリリースされてきます。

先のジグヘッドの時の話しではありませんが、今までは無かった製品が手に入ることで、そこからの釣り人の攻め方の選択肢が大きく広がることはありがたい話しです。

ラインはロッドやリールと違い、一見地味な存在ですが、手釣りなどで竿やリールは無くても釣りはできますが、ライン無くして釣りは成り立ちません。

また、師匠に言われて気付いた事ですが、釣りのアイテムの中でいちばんお金がかかっているのは、実はラインであると言う事実です。

確かに、2万円のリールはある程度のメンテナンス費用はかかったとしても、それほどランニングでコストはかかりませんが、ラインは消耗品であり、釣行回数が増えれば増えるほどコストが積み重なります。

ラインをケチって肝心な時にラインブレイクをしても困りますし、数回に一度巻き替えることを考えると、年間でラインにかけているコストは相当なものです。

そういう意味では、ラインにはコストパフォーマンスを求めてしまいますね。

以上、今回は改めてラインについて見つめ直す良い機会になった感じがしました。

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