こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
ここ1週間、旅行だ何だで釣りに行っておらず、体調が悪くなりそうな日々を送っています。
そんな中、旅行から帰ってきたタイミングでニューアイテムが届きました。
ソルトベイトフィネスを更に突き詰めるべく調達したリール【シマノ 16アルデバラン BFS XG】。
今回は【シマノ カルカッタコンクエストBFS HG】よりも更に軽いリグを扱う為に、KTFのチューンドスプールも含めて調達しました。
メカニカルブレーキノブも交換しましたが、あくまでもおまけ。
本命はKTFチューンドスプールです。
ノーマルFTBスプールとKTFスプールの違い
シマノのFTB(フィネスチューンドブレーキシステム)はスプールの糸巻面の端の部分に対して磁力でブレーキをかける仕組みです。
なのでスプールの端の部分はブランキング(穴あけによる軽量化)がされておらず、シマノの遠心ブレーキモデルのスプールとの最大の違いになっています。
ノーマルのFTBスプールは糸巻面がフラットになっていますが、KTFスプールは中央にかけて傾斜が入っています。
◼︎KTFスプール
◼︎シマノ 純正FTBスプール
非常に微妙な違いですが、中央部が少しでもスプール回転軸の方に寄っていることで、スプールの重量配分が回転軸に近くなり、スプールの慣性力を下げる効果が高められていると思われます。
フィネスチューンされたスプールの回転状態
スプールの慣性力が抑えられていると、スプールを指で弾いて回転させても、スプールが止まるまでの時間が短くなります。
よく釣具屋などで、陳列されているリールのスプールを指で弾いて、よく回ることを確認されているシーンを見かけます。
指で弾いた後にいつまでも回り続けるスプールは、回転の軽さは間違いないかと思いますが、スプールの慣性力は大きく、実釣で使うとバックラッシュし易いリールになります。
飛行しているルアーは徐々に空気抵抗と重量の影響で失速していきますが、スプール回転は失速しないので、ラインが引き出される勢いとスプール回転の勢いのバランスが崩れてスプールがオーバーランし、バックラッシュにつながります。
では、バックラッシュしにくいリールとはどんなリールなのか?
それは、スプールの回り出し(立ち上がり)は軽くて、且つ、早い時間で回転が止まるリールが、慣性力が低くバックラッシュしにくいリールということです。
実際にスプールを回して、回転の具合を動画で残して見ました。
まずは、マグネットブレーキ最弱設定(MIN)の動画です。
メカニカルブレーキはスプールが左右にガタつかないギリギリの強さに設定しています。
スプールの回転は、初速は早くても比較的早く回転が収束しているのがわかるかと思います。
これは決して回転が悪いのでは無く、軽く回り始めても、スプール慣性力が低いので早いタイミングで止まっていることを証明してくれています。
では、マグネットブレーキの設定を上げた時の動画も見てみたいと思います。
マグネットブレーキの設定はMAXとMINのちょうど真ん中くらいです。
明らかに1つ目の動画よりも停止が早いのが確認できるかと思います。
回り始めの初速は同じでも、マグネットブレーキの力で回転が抑えられて、早く止まっています。
遠心ブレーキのように、ブレーキシューが物理的にスプールに接触する抵抗で止まっているわけではありませんので、無音でスッと止まります。
マグネットブレーキをMAX値にすると、スプールはすぐに止まってくれます。
ベイトフィネスで、オーバーハングなどにルアーをスキッピングで押し込む場合などでも、万が一スキップに失敗しても大バックラッシュは回避できるので、安心してスキッピングが出来そうです。
マグブレーキのダイヤル設定にひと工夫欲しいアルデバラン
インプレ最後は、マグネットブレーキの外部調整ダイヤルについてです。
【シマノ 17カルカッタコンクエストBFS HG】は、釣りをしながらでも楽に外部ダイヤルでブレーキ力の調整ができるようになっています。
端的にいうと、指でしっかりとダイヤルが掴めるので、調整ダイヤルが回しやすい構造になっています。
一方、【シマノ 16アルデバランBFS XG】については下の写真のように、半分ダイヤルが隠れており、爪で引っ掛けてダイヤルを回さないといけない構造になっています。
指の腹で押さえて回せばいいんじゃない?と思われるかもしれませんが、実際に回してみるとこれが結構重いのです。
この事については、調達前にもネット上で16アルデバランBFSの評価を見ていて、利用者のコメントが多かった事項なのですが、実際に自分で触ってみても確かに回しにくいなぁと感じる点です。
ダイヤルをあまり軽くしてしまと、釣っている間にブレーキ調整が変わってしまうのも困るので、ある程度の抵抗の重さは必要だと思うのですが、もう少しダイヤルの突起を大きくするなどの工夫をしてもらえるだけで、かなりダイヤル調整作業が楽にできるような気がしました。
次世代のアルデバランBFSでは、実現して欲しい工夫です。
16アルデバラン検証 まとめ
と言うことで、まだ実釣では使えていませんが、とりあえず触ってみたインプレでした。
【シマノ 17カルカッタコンクエストBFS HG】も非常に気に入っていますので、丸型リールも並行して愛用していきたいと思っていますが、アジングなど特に軽いジグヘッドなどの利用においては【シマノ 16アルデバランBFS XG KTFスプールチューン】を活用していきたいと思います。
海水で利用するのは若干気が引けるところではありますが、ボールベアリングもKTFのセラミックベアリングに換装していますので、錆を気にせずどんどん使っていきます。
アジングにこのタックルはどうなの?と言う意見も出そうですが、趣味の釣りなので、自分の拘りをタックルに反映して楽しんで釣りをしていきたいと思います。
■シマノ 16アルデバランBFS
ラインナップとして、XGもノーマルギアもあるのが魅力です。
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