皆さん、こんにちは!こんばんわ!
いつもこちらのブログを読んで頂き有難うございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
2025年新登場のリールにて、大注目の情報をキャッチしたのでピックアップしてみたいと思います。
調目玉製品なのでご存じの方も多いかも?
そう、シマノの”あのリール”についにDCモデルが登場します。
アンタレスやコンクエストなどの上位機種からスタートしたDCモデルですが、最近ではスコーピオンやSLXなどの低価格帯のリールにまで広がっています。
そして、既にDCモデルとして2代目、3代目まで登場している機種もあります。
しかし、”あのリール”にはまだDCモデルが存在していなかったのですが、今年、とうとうDCモデルが登場します。
では、具体的に見てみたいと思いますので、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
25アルデバランDC デビュー
はい、”あのリール”とは”シマノ アルデバラン”になります。
【シマノ 25アルデバラン DC 30/31】
”アルデバラン”は軽量級のリグのキャストに対応する機種として、ダイワの”アルファス”の対抗馬のリールになります。
しかし、単純に『軽量級ルアー=ベイトフィネス』だけではないのがアルデバラン。
初代のアルデバランは2009年に登場。
当時のライトウェイト級のベイトリールとしてはフラッグシップ機という存在でした。
ベイトリールのバーサタイル機のスプールは34mm径。
そしてアンタレスのような遠投指向のモデルは37mm径という中で、軽量リグのキャストでもスプールの立ち上がりの良さを発揮する32mm径スプールを搭載した機種でした。
現行の元祖アルデバランは2018年モデルということで7年前の機種になりますが、シマノオリジナルのFTB(フィネスチューンブレーキ)を搭載した”アルデバランBFS”が2022年に登場しています。
ただ、DCブレーキは中級クラス以上のルアーの遠投性能における効果があるイメージが強く、軽量ルアーの扱いをターゲットとしたモデルには採用されずに今日に至る認識です。
しかし、今年、満を持して登場するのがDCモデルになります。
単純にアルデバランにDCを搭載しただけではなく、新たなMGLスプールも搭載しているなど、結構”力”の入った仕様となっています。
では、詳細についてチェックしてみたいと思います。
スプールは”MGLスプールⅣ”を搭載
まず、ベイトリールの一番の命とも言えるスプールについてですが、新登場の”MGLスプールⅣ”を搭載しています。
マグナムライトスプールも進化してきていますが、これで第四世代となりました。
最新のバージョンのスプールを搭載してくるあたり、シマノさんのNEWアルデバランDCにかける気合を感じますね。
形状が独特で、スプールの糸巻き面の真ん中が少し盛り上がった形になっています。
スプールの中心にかけて緩やかに凹むテーパーがかかたスプールが従来のスプールですが”MGLスプールⅣ”は逆テーパー。
これは均整の取れた糸巻き面をつくることが狙い。
回転時のスプールのブレを低減し、結果として飛距離アップなどに効果があるようです。
また、スプール径も注目で、シマノとして初の30mm径が採用されています。
”22アルデバランBFS”は32mm径スプールなので、ボディの設計は完全に新設計ということになります。
スプール幅は19mmなので、MGLスプールⅢで採用されたナロースプールデザインが踏襲されています。
小径&ナロースプールですが、ラインキャパシティについてはモノフィラメントラインの場合で8lbで100m。
PEラインの場合は1号で185mということで、バス釣りだけでなく、チニングなどソルトゲームでも十分使えるスペックになっています。
DCブレーキは”iDC-5”を搭載
そして、ブレーキシステムについては”iDC-5”のバージョンが採用されています。
カルカッタコンクエストDCと同じであり、私もチニングで愛用している廉価版の”SLX DC XT”にも採用されているブレーキシステムになります。
DCブレーキなので、ベイトフィネス用という訳ではありません。
ベイトフィネスは”アルデバランBFS”に任せるということで、メタニウムなどよりも少しライトなウェイトのルアーを扱うことを目的と割り切るべき、というところです。
また、今回の”22アルデバランDC”のブレーキの仕組みは従来の”iDC-5”と大きく変わっています。
従来の”iDC-5”は、使用するラインの種類により設定(N,F,P)があり、それぞれの設定毎に5段階のブレーキ調整があります。
しかし、”22アルデバランDC”は「L,M,H」の3段階の設定をするようになっています。
”L=Low”、”M=Medium”、”H=High”な訳で、ベースのブレーキ力の設定をした上で、それぞれのベースのブレーキ力毎に5段階のブレーキの強弱設定をするようになっています。
従来のブレーキだと、フロロカーボンラインはライン自身が重いので、スプールの回転慣性力が強く働くことからベースのブレーキを強くする設定。
つまり”H=High”モード
PEラインはラインの自重が軽いので、強くブレーキをかけると飛ばないため、ベースのブレーキを弱くする設定。
つまり”L=Low”モード。
ナイロンラインはその中間なので、従来のNモードに該当するのは”M=Medium”モードということになります。
従来の「N,F,P」モードでも、使い込んでいる人は使用するラインによる選択だけでなく、利用するシーンや使い方によって使い分けていたのですが、”22アルデバランDC”の登場でそれがより明確にされたという感じになります。
あくまでもブレーキ力の設定は自分の考えで行う、という前提に変更されたのが今回の機種の特長ということです。
その他の機能はハイエンドレベル&ドラグサウンド搭載
最後に、ブレーキやスプール以外の仕様について見ておきましょう。
ボディについては”HAGANEボディ”ということで、ライトウェイトのルアーがターゲットながら、大物とのファイトも問題無し。
秀逸な巻き心地を実現する”マイクロモジュールギア”も当然のように搭載。
ギアの嚙み合わせの精密さを実現する”Xシップ”や、スプール回転の静寂性を実現する”サイレントチューン”も搭載。
そして、個人的にめちゃくちゃ嬉しいのが”エキサイティングドラグサウンド”が標準搭載されている点です。
私が今使っている”SLX DC XT”はドラグサウンドシステムが非搭載なので、敢えて自分で加工しましたが、これって故障した時などにメーカー保証が受けられなくなる部分でもあります。
そんなことを気にしなくてもよくなる点も嬉しいですし、やはりソルトシーンでの使用をかなり意識している証拠ではないかと思います。
最後に、リールのウェイトは150gと言うことで、めちゃくちゃ軽い訳ではありませんが、十分な軽さかと思います。
チニングなどで使うロッドは、バス釣り用のベイトフィネス専用ロッドほど軽くないので、このくらいリールの自重があった方がバランスが良いように思います。
25アルデバラン DC まとめ
と言うことで、今年登場するアルデバランシリーズ初のDCモデルをピックアップしてみました。
本文でも記載しましたが、ベイトフィネス専用機ではありませんが、まさに”ライトウェイトバーサタイル”という呼び名にふさわしいリールではないかと思います。
正直、発売開始されたら”SLX DC XT”を手放して購入するき満々です。
しかし、現時点では発売時期も販売価格も未定とのこと!
いつ発売になるのか?早く知りたい!
大阪フィッシングショーまでに確認できなければ、現地のシマノブースにて聞くしかないですね!