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【タックル考察】メバリングプラグのフック交換について

こんにちは!

いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。

NABRA Chase Fishing GONTA です。

年度末で忙しく、なかなか思ったタイミングで出撃することができずウズウズしています。

気温も上がってきており、前回の釣行でも表層付近のアミにいろんな魚が反応するようになってきていますので、そろそろTOPのプラグゲームでしょう~というところ。

そこで、家でできる準備をやっておきました。

誰でも非常に簡単にできる準備。

はい、フック交換です(超基本的・・・)
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しかし、フックは魚との接点なので甘く見ること無かれ。

ちゃんとフックが刺さっていないが故のポロリで泣きたくなければ、フックのチェックと交換はしっかりやっておきべき重要な作業です。

ということで、簡単な内容でサラっと記事にしておきたいと思います。

スモールプラグのフックの難点は、扱いの少ないそのサイズ

メバリング用のプラグのフックは皆さんもご存じの通り、非常に小さいですよね?

標準的なメバリング用のプラグで使われているフックは、#12~#14くらいでしょうか。

シーバス用だと#4~#8くらいですから、メバリングをされない方でも如何に小さいかがわかって頂けるかと思います。

そもそも、#12より小さいフックは販売されているバリエーションが少なく、選択肢が限られています。

ソルトプラグ用で人気の【がまかつ トレブル RB】シリーズでも、MH(ミディアムヘビー)では#8が最小。

M(ミディアム)でも、#10が最小サイズ。

如何に、#12以下のサイズのバリエーションが少ないかがわかって頂けるかと思います。

なのに、このクラスのフックは、ライトソルトシーンだけでなく、渓流のトラウトゲームで使用するプラグでも使われるサイズなのです。

なので、今の時期、渓流釣りが解禁になると店舗から姿を消すので、店頭などで見つけた場合は即買レベルのレアな状態となります。

因みに、個人的にはせっかくフック交換するのであれば赤針派なのですが、そんなことを考えるのは私だけではないようで、赤針が特になくなります。

赤針って、明確な因果関係はわからなくても、なんとなくフィッシュイーターに効果があるように感じますよね?

しかし、元々選択肢が少ない極小フックの中で赤針となると、更に選択肢が少なくなってしまいます。

私が愛用しているのは、赤針では【オーナー カルティバ スティンガートレブル ST-36RD】

フックのワイヤーも極小針にしては少し太めで、対象魚を問わず安心して利用できます。

そして、流通的にも比較的安定して提供されているので、手に入りやすい方のフックかと思います。
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また、黒針では【がまかつ トレブル17】などが刺さりが抜群でお勧めですが、こちらはかなり細軸のファインワイヤーなので、魚を掛けた後の扱いには少々注意が必要です。
※強引に扱うとフックが伸びます。

オーナー、がまかつの大手メーカー以外では、ライトゲーム用のプラグメーカーで有名なスミス社がスペアフックも販売されています。

販売ルートで見ると、INX label にてオリジナルのパッケージ商品がリリースされています。

フックは消耗品なのですが、実は結構単価の高いアイテムです。

なので、エコノミーパックなどがリリースされているのはヘビーユーザーにとっては嬉しい限りです。

ライトゲーム用のプラグは浮力バランスが繊細

と言うことで、ライトゲーム用のプラグの交換フックの入手が意外と難しいことはわかって頂けたかと思いますが、ライトゲーム用のプラグではもうひとつ大きな厄介ポイントが存在します。

それが、プラグのバランスの問題です。

バス用のプラグでは普通に売られている『サスペンドプラグ』ですが、ソルトシーンでは意外と売られていないことに皆さんお気付きでしょうか?

スローに誘ったり、潮の流れに乗せてドリフトで狙ったりする場合、狙った任意のレンジで止まってくれるルアーがあればこれほど重宝する話しはないのでは?と思うのですが、実際にはSP(サスペンド)モデルはなかなか見つけるのが難しいのです。

その理由としては、海は『海水』ですが、流入河川の有無などの影響で、実際の海の塩分濃度は場所により違うのが実情です。

淡水ではサスペンドでも、海水では浮いてしまいますので、水としての比重が一定ではない海水、特に沿岸部においてはサスペンドさせるのが非常に難しいのです。

なので、ソルト用のプラグでは、多くがスローシンキングかファストシンキングモデルであり、基本は沈むという比重設定の中において使い手が状況に応じて使い分けるという前提で販売されるのが一番確実(手堅い)という感じだと思います。

そんな繊細な設定の上で成り立つライトソルトプラグですから、フックサイズを標準サイズから上げたり下げたりすることで、簡単にモデルが変わってしまいます。

スローシンキングモデルだと言われているプラグも、フックを極端に小さくするとほぼサスペンド~フローティングモデルに変身するでしょうし、逆に大きくするとフローティングモデルです、と謳っているルアーでも沈んでしまうことも十分あり得るということです。

プラグの場合、慣れてくると、ルアーを引いた時の水圧というか手応えからどのくらいのレンジを泳いでいるな、と言うのがわかるのですが、そんな事は別にして考えると、スローシンキング(SSモデル)だと言われれば、巻かずに流していれば沈んでいるんだろうと思うのは釣り人の心理です。

それが、実際に違うレンジをルアーが泳いでいるとなると、イメージしている攻め方ができないという事態に陥りす。

少々大袈裟に聞こえるかもしれませんが、メバリングではレンジが10cm違うだけでもバイトに大きく影響すると言われているくらいですから、テキトーなレンジ把握は釣れない原因にもなり得ますし、釣れたとしても再現性を確保できないと言うことになってしまいます。

また、更に厄介なのが同じ番手表示でも、メーカーによってフックのサイズがバラバラという現実です。

先にも使っている写真ですが、カルティバのフックの#14と、スミスのメバルフックの#14のフックサイズは見た目だけでも結構違います。
※カルティバのST-36RDの方が大きい。

しかも、フックのワイヤーのサイズが違うので、結果としてスミスのフックの方がかなり軽いことになってしまいます。

実際に精密スケールで測ってみました。

過去には1/100gまで計測できるスケールも持っていたのですが、故障してしまい、1/10gまでしか測れないスケールだったので、結果はどちらも「0.1g」ですが、実際には0.1gの表示で落ち着くまでもスミスのフック(下の方の写真)の方が時間がかかっていたので、スミスのフックの方が軽いのは間違い無い感じです。
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数値で見ると差が出にくいし、非常に微妙な差ではありますが、実際に使ってみると、感覚的には結構大きな差を感じることになります。

なので、単純に番手選びだけでフック交換をするのではなく、実際の大きさや重さを確認しつつフック交換をしないといけないのが難しいところであり、経験にも依存する部分かと思います。

最後に、フック交換で単純にフックを小さいものに変更するとフッキングが悪くなる点も要注意です。

大きなフックは目立つので魚に警戒心を与えそうで、センシティブな環境の釣り場ではフックサイズを落としたくなるのが釣り人の心情ですが、フックを小さくするとバイトがあるのに乗らない、という結果が待っている場合もあります。

なので、プラグを浮かせたいのか?沈めたいのか?を踏まえた上で、その目的がギリギリ達成できるレベルのフックを選択するのが良いフック選択になると思います。

メバリングプラグのフック交換 まとめ

ということで、たかがフックの話しを長々と書いてしまいましたが、冒頭でも書いている通り、魚との接点の役割を担ってくれているのはフックになりますので、フックへの拘りは非常に大事だと思います。

ブラックバスやシーバスの釣りのように、グリグリ巻く釣りでは、フックサイズを変えることで泳ぎ自身が変わってくるという影響がありますが、メバリングでは巻きで誘うことは少なく、潮の動きに如何に同調させて誘うかがポイントになってきますので、メバリングにおいてはプラグのバランスを意識したフック交換が重要かと思います。

また、少し前の記事でも書きましたが、メバリング用のプラグにおいてはフックも小さいのですがスプリットリングも小さいので、ここへの対応も大きなポイントになります。

スプリットリングオープナーについては、【フィンチ Fin-ch スプリットリングオープナー】もおすすめですが、釣り場に持ち込むバッグに付けておくのに邪魔にならないのがピンセットタイプ(クリップタイプ)のスプリットリングオープナーになります。

スミス社から手頃な価格でリリースされていますので、こちらも参考にして頂ければと思います。

■スミス スプリットリングオープナー

 

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