こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
先般、こちらのブログにてシーバスのバチパターン用のルアーをピックアップしてご紹介したところですが、その中で私的に一番実績があるとご紹介した【Megabass CUTTER90】については既に新品で販売されていないことを改めて確認しました。
後継となるルアーも出ていないので、単純な廃番という事になるかと思いますが、非常に残念な事態です。
一見、同じようなルアーがあっても良さそうですが、意外と無いんですよね~
と言うことで、このルアーのカラーや動きの特徴などを改めて見つつ、バチパターンでシーバスが釣れるルアーの要素を考えてみたいと思います。
お時間のある時にお付き合いいただければ幸いです。
カラーはコラボも含めて豊富
Megabassのルアーと言えば、リアルカラー&デザイン、そして魚を誘う独特なカラーも豊富に揃えているのが大きな特徴ですね。
私がバス釣りを再開した25年ほど前には、Megabassか?ジャカルか?というところで、釣具屋さんではプレミアが付いたり、他の売れないルアーと抱き合わせ販売されるのが常識でした。
そんなMegabassのCUTTERですが、バチパターン用としては主に4色をローテーションさせて釣っていました。
↓の画像で、左側の上から順に
・バチボルドー
・ミッドナイトアメジスト
・湾岸ミッドナイト ←個人的には大好きなネーミング
・メガバス アオイソメ
バチボルドーや湾岸ミッドナイトは、光が透過する系統のカラーで水質がクリアな時に使っていました。
また、メガバスアオイソメやミッドナイトアメジストはソリッドで光を通さない系統のカラーなので、明るい明暗ポイントなどでシルエットをハッキリと出して見せたい時などに多用していました。
が、どのカラーもとにかく釣果に遜色無い感じで、バイトが減ったらカラーローテーションしてみることでバイトを絞り出したりしていました。
因みに、アイ(目)は怪しく光るアワビ系のカラーアイが標準です。
そして、↑の写真の右側の2色が、ソルトフィッシングSNS【fimo(フィーモ)】のオリジナルカラーになります。
これは正直、かなりレアな存在ではないかと思います。
↓の写真にて、上から順に
・ローズトゥインクル
・バチバチ
バチバチは、バチシーズンにも関わらず一晩中爆釣した記憶は忘れられません。
きっと、途中からベイトフィッシュパターンになってたんだと思いますが、カラーローテなくして、ひたすら釣れ続きました。
ローズトゥインクルもまた、いやらしい、如何にも釣れそうなカラーですね。今となっては追加入手の方法もありません。
こちらのfimoカラーは、アイ(目玉)がメガバス特有の下方向を見た目になっています。これって弱った魚の目なんでしょうかね??
最近はfimoもチェックしていないのですが、fimo全盛期にはよく、オリカラを購入していました。お気に入りは、どんなルアーでも【ブルーブルー】カラーを好んで購入していました。
【Megabass X80(エックスハチマル)】のブルーブルーカラーは、めちゃくちゃ買い込んで持ってましたね(^^;
飛距離の安定性も魅力
次に、シーバス用ルアー、いやソルトゲーム用ルアーとして重要視されるポイントとして遠投性能が挙げられるかと思います。
遠投性能と言っても、所詮は8gくらいのルアーなので知れていますが、軽いが故にルアーのウェイトバランスや空気抵抗のバランスの違いで扱い易さがかなり変わってきます。
飛距離重視となると重心移動システムがメインになりますが、重心移動システムはルアーの泳ぎ出しのスイミングバランスが安定しなくなるデメリットを抱えることになります。
CUTTER90は、スイミング時のバランス優先で固定重心システムを採用。
クリア系カラーを見るとわかりますが、棒状のウェイトが装着されているので、ボール型のウェイトのようにテール部にウェイトが偏ることが無く、スイミング時の姿勢を水平姿勢に近づけることができます。
この水平姿勢に近いスイミング姿勢バランスは、BlueBlueのラザミン90が水平姿勢が崩れないことを売りにしている点などからも、シーバスに違和感を感じさせずにバイトに持ち込む為の重要な要素であることがわかります。
因みにボディ形状については、キャスト時の空気抵抗を抑えるエアロボディデザインとのことですが、見た目だけでは工夫の度合いはわかりにくいです。
しかし、実際に投げてみればわかります。
同サイズの細長いバチパターン用プラグの中では明らかに飛距離は出る方だと思います。
シーバスのライズが少し遠い時など、ここぞという時に一歩遠くまで飛んで威力を発揮してくれるのがCUTTER90の特徴かと思います。
引き波とロールアクションのアピールは強力
最後に、ルアーとしてのアピール力を見ておきます。
バチパターン用のルアーでヘッド部が水面に出ることで引き波を発生させるルアーは多いのですが、CUTTER90の場合は『V字ヘッド』により、より鋭角な引き波を生み出すことができます。
波立ってしまえば効果は薄れますが、風が弱くて平水の状況では絶大なアピール力を発揮してくれます。
この点は他のルアーにはないCUTTER90の特徴と考えます。
また、動きについてもボディの振り幅が約20度の角度となっているので、バチが表層で発生させる引き波に近いアピールになっています。
因みに、マニックなどはもう少し暴れるので引き波も大きくなります。
風などがあって水面が波立ち、引き波のアピールが打ち消される状況の場合はマニックなどの方が魚に気付いてもらい易い場合もありますので、CUTTER90がオールマイティな訳ではなく、投入シーンはケース・バイ・ケースかと思います。
ただ、都市型河川や運河などの激戦区で、波などの自然環境は落ち着いていることが多く、且つシーバスがスレているフィールドでは、CUTTER90が強みを発揮するケースが多いのは間違い無いかと思います。
メガバス CUTTER90 まとめ
と言うことで、記事にするほどの話しでも無いと思いつつ、ルアーの整理をしていて、久々にCUTTER90を発見してしまい書いてみたくなってしまいました。
印象に残るルアーというのは、やはり釣果実績があがっていたルアーになります。
元々バチパターンは数釣りができるケースなので自ずとバチパターン用ルアーの実績が多くなりますが、このルアー以外で記憶に残っている印象的なルアーとしては【エクリプス アストレイア99F SR】になります。
巻き速度によりアクションが変わる『可変アクション』のルアーになりますが、河川の流しの釣りから、湾奥干潟の釣りまで、いろいろなシーンで多くのシーバスと出会う機会を与えてくれました。
良い動きをするルアーは確実にシーバスを連れてきてくれると確信させてくれたルアーになります。
さて、今年も阪神間の湾奥でバチシーズン開幕間近です。
着々とバチパターンのルアーを準備中です。
シーバスゲームは数年ご無沙汰しているので、良いリハビリが出来ればと期待しています。