こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
お盆の週からの灼熱地獄の日々ですが、気のせいか?朝夕は少し風が秋の気配を含んできたような気がします。
今年は夏のスタートが遅かった分、残暑が厳しいと言われていますが、蝉の鳴き声も先週などに比べると一気に減ってきたような気がしますし、自然のサイクルはある程度季節感通りに進んでいるのかもしれませんね。
さて、今回はシーズンネタとしてカブクワシリーズです。
これだけ暑いと、さすがに室温が上がる場所には置いておけず、我が家ではリビングの冷気が届く玄関に置いて育てています。
嫁さんからは見栄えが悪い・・・と苦言を呈されてはいますが、クワガタくん達は快適な環境で元気にしてくれています。
日本の気候に対応している国産カブトムシや国産クワガタムシは高温を含めた温度変化に比較的強いようですが、外国産の甲虫は、実際に棲息している地域が南国といえども高山帯などが多いので、意外と高温多湿には弱い種類が多いようなので気を遣いますね。
そんなクワカブですが、スマトラヒラタを掘り出して以降、ブリードするかどうかについて迷っていました。
ブリードしてしまうと管理が大変なので、二の足を踏んでいたのですが、某スマトラヒラタのブリード動画を見てしまってから、チャレンジしたい気持ちに着火してしまっています。
と言うことで、既に準備を開始し、必用なアイテムを調達中ではありますが、今回の記事はスマトラヒラタクワガタのブリードについて記事にしてみたいと思います。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
気性の荒いヒラタクワガタのペアリングについて
まず、ブリードと言えば成虫のペアリングがスタートになります。
性格が大人しいオオクワガタの場合は、メス殺しなどのリスクが低いことから産卵セットにペアを投入して一定期間待っておく方法が一般的なようですし、実際、私自身も昨年はこの方法で採卵に成功しています。
寿命も永く、気候変化にも強く、ブリードもし易いので、オオクワガタは初心者に向いていると言われる所以かと思います。
一方、同じクワガタでもヒラタクワガタ系は気性が荒く、ペア投入&放置のペアリング方法は非常に危険です。
メス殺しを避ける為に、オスの大顎をハリガネなどで固定するなどの方法も紹介されていますが、これはこれでオスにかなりのストレスを与えてしまうことが容易に想像できるので、なかなかベストな対策とも思えないのが正直なところ。
一番確実で安全なのが『ハンドペアリング』という方法で、オスとメスを目の前でペアリングさせてしまうのですが、人が見ている前で簡単に交尾をしてくれるとは思えず、これはこれで成功のハードルが高いと感じていました。
しかし、YouTubeにてスマトラヒラタのハンドペアリングを実際にやって見せてくれる動画を発見。
九州の有名な?ブリーダーさんらしいのですが、カメラの前で見事にハンドペアリングをやって見せてくれています。
この動画を見て、俄然、スマトラヒラタのブリード挑戦意欲が沸いてきました。
子供も、このままスマトラヒラタの寿命まで見届けるのも残念そうな顔をしていましたので、いっちょチャレンジしてみたいと思います。
ブリードについては、もう少しだけ成虫の成熟を待つか?成熟した良い経歴(ライン)のメスを探すか?これから検討したいと思いますが、産卵セットについては調達してみましたので、次の章にて少し紹介してみたいと思います。
クワガタの種類の違いによる産卵環境作りの違いについて
さて、ぺリングさせたメスを投入させる為の産卵環境の準備についてです。
クワガタムシは、カブトムシのように発酵マットを敷いておけば勝手に産卵するようなことはなく、且つ、クワガタムシの種類によって産卵に必要な環境が結構変わってくるのが特徴でもあり、難しいところです。
まず、一番一般的なオオクワガタですが、こちらの種類は主に『材産み』する種類のクワガタになります。
キノコの菌糸などがまわった朽木そのものに卵を産み付けるので、産卵セットは材が基本となります。
クヌギやナラなどの朽木を準備し、加湿したものをプラスチックケースに入れるだけ。
朽木に卵を産むので発酵マットなどはほぼ不要ですが、乾燥防止などの目的でクヌギマットなどに8割くらいを埋めたセットを組みます。
因みに、朽木の加水時間ですが、私はスマトラヒラタのブリーダーのしょう吉さんの動画を見て、熱いお湯で短時間加水でやっています。
次に、ヒラタクワガタですが、朽木などの産卵木(産卵材)にも卵を産みますが、マットにも卵を産むのがヒラタクワガタの特徴になります。
なので、幼虫飼育などにも使える発酵マットを産卵ケースに入れつつ、この中に産卵材も埋め込むというセットになります。
卵や幼虫に割り出し時には、硬く敷き詰めたマットからも、産卵材からも採れることになります。
他には、私もあまり試したことが無いのですが、ノコギリクワガタ系はマットに産むようです。
また、過去に爆産してくれて驚いたニジイロクワガタですが、こちらも完全にマット産みでした。
ニジイロクワガタについては、個人的な感想はカブトムシに似ているな~と感じた記憶があります。
その他、タランドゥスなどのツヤクワガタや、オニクワガタ系は、マットのキノコの種類にも適合性があるなど、本当に種類によってかなりブリードに必要な条件が変わってきます。
我が家については、現在、阿古谷産オオクワガタの産卵セットと合わせて、スマトラヒラたの産卵セットを準備中です。
オオクワガタについては、我が家で累代しているラインで検討中。
80mmのオスにもうひと踏ん張り頑張ってもらうか?今年生まれた少し小さいけどバランスの良いオスに頑張ってもらうか?について思案中です。
スマトラヒラタクワガタ ブリード計画 まとめ
と言うことで、今回はクワガタのブリードに関するお話しでした。
スマトラヒラタについては、問題はペアリングですね。
どこまで実践できるかはわかりませんが、しょう吉さんが紹介してくれているハンドペアリングについてチャレンジしてみたいと思います。
エサを替えるだけでも強烈に威嚇してくる我が家のスマトラくん。
果たして、素直にペアリングに応じてくれるのでしょうか?
オスのサイズは95mmくらいなので、そんなに大型ではありませんが、体格が太くてしっかりしているので、次世代に期待したいと思います。
メスのサイズは50mmですが、血統の組み換えも見据えて、メスは他に大型を調達するかも知れません。
実戦結果については、また記事にしてみたいと思います。