こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
少し前に予告した通り、スマトラヒラタクワガタ『世子』血統の幼虫の菌糸ビン交換です。
最初に我が家で1500ccの菌糸ビンに投入したのが2020年の9月でした。
スマトラヒラタクワガタ 世子血統飼育開始https://t.co/oxXYuf2roy
— GONTA@fisher (@ryotan2357) February 20, 2021
オオクワガタの幼虫と一緒に加温しながら約4ヶ月育ててきました。
ビン交換のタイミングが少し遅くなってしまった感がありますが、新しいビンが届いたので早速交換してみました。
さて、どのくらい育っているのか?
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
1匹目は初ニ令が2.2gだった幼虫
家に居るスマトラヒラタの幼虫は3匹。
我が家で菌糸ビンに交換した時は、2g台が2匹と、4g台が2匹でした。
残念ながら、2g台の幼虫の1匹は上手く育ってくれずに☆になってしまったので、現在は3匹です。
最初はかなり小さかったのに、いきなり1500ccの菌糸ビンに入れたので菌糸に負けてしまったのかも知れません。
今回調達したのは、同じ菌床のドルクスオーナーズショップの特性堅詰めトレハロース入り菌糸ボトル、SHDシリーズ。
サイズは3250cc
さすがにデカイです(汗)
まずは、真ん中に幼虫が入る穴を掘ります。
この菌糸ボトルは真ん中に穴が開いていないので、自分で穴を掘るしかありません。
しっかり穴を掘ったら幼虫の掘り出しです。
この子はメスだと思っていたのですが、3匹の中でも一番エサの食い上げが早く、ビンの中に菌糸がほぼ無くなってしまっていました。
完全に交換時期を逸しています。
食いカスの部分を取り除いていくと、出てきました。
メスだと思っていたのですが、思ったより大きい?
測ってみると、43gでした。
2匹目は期待の4.4gからの幼虫
次に、2匹目は4g台の幼虫を交換します。
今回は特大菌糸ビンを2個しか調達していないので、2匹の内どちらにしようかと思いましたが、外から見た目で食痕が多そうな方から交換することにしました。
最初のサイズが良かったのでオスだと想定していたので、今回のサイズに期待です。
しかし、こちらは掘り出していくと食痕がさほど進んでいない感じ。
掘り進んでいくと底の方から出てきました。
期待値的にはもっと大きな幼虫を期待していたのですが、少し肩透かし?
とりあえず体重計測。
先ほどよりは大きいのですが、47g~
これがオスなら、先ほどの個体もオス?
今回の菌糸ビンはここで弾切れとなったので交換作業はここまでとしました。
温度管理の難しさを感じた理由
さて、今回の菌糸ビン交換で感じたことがひとつあります。
特大クーラーボックスで加温をしていたつもりだったのですが、1匹目の幼虫を取り出した時に感じたのが『幼虫が冷たい』ということでした。
20度を意識して加温していたのですが、ここ最近は気温が低かったりしたので、クーラーボックス内の温度も下がっていたのかもしれません。
密閉してしまうと酸欠になるので少し隙間を開けておかなおといけないのですが、そうなると温度を一定に保つのは結構難しい作業になります。
ワインセラーなど、いろいろ考えた時期もありますが、場所も取るし購入価格もバカにならないのでなかなか手が出ませんでしたが、本格的にブリードするなら温度管理する仕組みは必要だなと感じました。
今回割り出した個体も、期待ほどサイズが伸びていないのは温度管理の問題もあるのかも?と感じています。
国産オオクワガタは常温飼育でも血統が良ければそれなりにサイズが出るということも聞いたりしますが、外国産のクワガタの幼虫を飼育するならもう一歩踏み込んだ設備を導入しないといけないのかな?と思いました。
ベストなのは一室をブリードルームにして、エアコンで温度管理をするのが完璧なパターンかと思いますが、実際には一般ブリーダーには高いハードルです~
スマトラヒラタクワガタ 幼虫の菌糸ビン交換 まとめ
と言うことで、個人的には一番楽しみにしていたスマトラヒラタクワガタの菌糸ビン交換記事でした。
去年にリビング飼育で何とか無事に成虫まで育て上げたので、今年は血統を意識しての幼虫飼育にステージを上げてはいるのですが、100mm前後のサイズを出すのは如何に難しいかを改めて痛感しています。
期待値的には今回の菌糸ビン交換で60g近いサイズを期待していたのですが、40g台なので、予想の成虫サイズは90mm行けばいいところかと思います。
それを考えると、去年のなんちゃって飼育で94mmが出たのはある意味驚きと言うか、種親虫のポテンシャルが素晴らしかったのか?という感じです。
ただ、これまでは菌床をあまり変えない方がいいということを知らずにブリードしてきたのですが、去年から今年の飼育では菌床にも拘っていますので、ここから菌床を固定して累代すればもう少し結果が出るかもしれません。
国産オオクワガタは関西ファームさんの『OVER80』。スマトラヒラタクワガタは、ドルクスオーナーズショップさんの『SHR』系の菌床で継続してみたいと思います。
今回のビン交換の個体は成虫になる時期が6月~7月くらいかと思います。
後は、良い個体が成虫となり、次なる世代の種親になってくれることを祈るばかりです~
大型個体になって欲しいですが、翅バカにだけはなって欲しくないですね(^^