こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
コロナ禍が収まらず、世間的にもテレワークが推奨されていますが、実際の現場は何でもかんでもテレワークで実施できる訳ではないので苦労・不便をされている方が多いのではないでしょうか?
医療を筆頭に、工場や建設関係などの現場対応は、人が対応してはじめて成り立つ仕事も多く、綺麗事だけ言っていれば良い政府関係者は気楽なものだと諦めてみている今日この頃です。
感染拡大防止を呼び掛けている首相からして懇親会。
これでは、夜の懇親たる飲み会自粛を呼びかけても説得力がありませんね。
さて、こんなボヤきはさて置き、今回はアジングにおける重要アイテムであるジグヘッドについて書いてみたいと思います。
前回の記事にてタングステンのジグヘッドについて紹介しているところですが、従来からある鉛製のジグヘッドと、流行り始めているタングステン製のジグヘッドについて、その使い分けを理由を踏まえて書いてみたいと思います。
言われてみれば当たり前、の話しもあるかと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
鉛のジグヘッドとタングステンのジグヘッドの違い
タングステン製のシンカー類は、10年以上前から釣りにて使われるようになっています。
敢えて高価なタングステンをシンカーに使う理由としては、タングステンは鉛に比べて硬度があり、鉛のように水に溶け出すことが無いので環境に優しいということになっています。
タングステンはレアメタルなので、当然希少価値が鉛よりも高く、その価格についても高くなる為に、同じウェイトのシンカーであればひとつのパッケージの入り数が少ないという釣り人泣かせな材料なのですが、近年の環境重視の環境下では徐々にタングステンシンカーを作られるメーカーさんが増えてきているのが現状です。
バスフィッシング用でトーナメントシリーズを出されているアクティブさんなどは、かなり初期からタングステン素材を使ってバス釣り用の多くのリグに対応するシンカーを生産・販売されています。
JBやNBCなどのバスフィッシングの大会では、FECO製品認定されたものしか使えないので、タングステンシンカーはバストーナメンターには必須アイテムとなっています。
いろいろと利権の問題なども背景に有りつつではありますが、実際の釣りのシーンにおいてはタングステンシンカーが釣りの快適度を上げてくれているシーンがあるのも事実です。
そのひとつが、シンカーのダウンサイジング化です。
これまで一番汎用的にシンカー素材として使われてきた鉛と比べて、タングステンは比重が高いので、同じウェイトのシンカーであれば確実にタングステン製の方が小さい製品に仕上がります。
サイズが小さい=体積が小さい、と言うことで、パンチングに代表されるカバー撃ちの釣りにおいては、カバーの中にリグが入りやすいというメリットがあります。
また、硬度についてもタングステンの方が高い(硬い)ので、ボトムや障害物を絡めて釣りをするような場合には、シンカーが障害物に当たったという情報が釣り人側に伝わり易く、結果として見えない水中の情報を確認し易いというメリットも存在します。
硬さの観点で言えば、シンカーが障害物にコンタクトした際に変形しにくいということになるので、根掛かりさえしなければシンカーを長く使えるというメリットを釣り人は享受することができます。
また、岩などの障害物に接触した際に高い音を発するので、魚がリグに気付いてくれ易いというメリットを提言されている方も居たりします。
確かに、鉛のシンカーよりも甲高い音を発するのは事実かと思いますが、甲高い音が良い意味で魚にアピールしてくれるのかどうか?は魚の状態にもよるかと思いますので効果の是非については何とも言えないかな?と個人的には思ったりもします。
一方で、鉛のシンカーは柔らかい点のメリットとしてラインに与えるダメージがタングステンシンカーよりも少ないという違いもあるかと思います。
タングステンシンカーでは、バレットシンカーなどはラインを通す部分にゴム系のチューブが装着してある製品もあったりしますが、タングステンは硬いが故にラインが接触でダメージを受けて切れるというデメリットもあったりします。
と言うことで、鉛素材とタングステンの違い&特徴について書いてみました。
次には、実際の釣りのシーンでも良し悪しについて理由も含めて書いてみたいと思います。
タングステンシンカーはオールマイティなのか?
先に前置きをしてしまっているので、結論から言うとタングステンシンカーがオールマイティという訳ではないと個人的には思っています。
1oz以上のシンカーになってくると、鉛製ではかなりの大きなシンカーになってしまってウィードポケットに入り難かったりするので、コンパクトな仕上がりになるタングステンシンカーのメリットがクローズアップされてきます。
一見、全ての面において鉛のシンカーの方が劣っているように錯覚しますが、実際にはそんなとはありません。
販売単価がグっと上がりますので、メーカーさんからするとタングステンシンカーを売りたいかと思いますので、タングステンシンカーの良い点をメインにPRされますが、鉛のシンカーにもメリットはあります。
アジングにおける鉛のシンカーの最大のメリットはフォール速度を遅くすることができる点だと思います。
先にも書いた通り、鉛のシンカーの方が体積が大きくなりますので、沈む時の水との抵抗は大きくなります。
結果、リグが沈むスピードが遅くなります。
アジングなどではリグのフォール速度を遅くしてアジが吸い込み易いようにワームにリブを入れて水噛みを良くする工夫などがされることを見ても、フォール速度を遅くできることはメリットになるのです。
ただ、水深があったりするとボトム付近を狙う時に手返しが悪くなりますし、流れが強かったりするとリグがどんどん流されて釣りがしにくくなったりアタリが取りにくくなったりするというデメリットが出てきます。
また、0.6g~1.ogくらいの軽量ジグヘッドになると、タングステンにしてもあまり大きな差が出ないということもあります。
実際、サーティフォーさんでは2.5gと3.0gしかタングステンシリーズは販売されていません。
なので、水深が浅かったり、アジの食いが渋い時などは敢えて鉛のシンカーを使うというもの、ひとつの戦略になるかと思いますし、水深があるところで早くボトムを取りたい場合はタングステンシンカーが有利になります。
また、水深が浅くても、サバなどの外道が中層に多い場合は、早くボトム付近のアジのところへリグを送り込めるので、タングステンシンカーが効果を発揮します。
まさに使い分けですね。
いろんなアイテムにはそれぞれに長所、短所があるので、それらを意識した上で使い分けることで、より釣りを効率よく楽しむことができるかと思います。
ライトゲーム用 NEWアイテム まとめ
と言うことで、今回はアジングをメインとするライトゲーム用アイテムをピックアップしてみました。
タングステンは新しい素材であり、感覚的に鉛のシンカー類よりも良いイメージが先行しますが、極論を言うと単に鉛よりも比重が高くて硬い素材というだけとも言えます。
比重が高い=魚が釣れる、ではないので、その特性が何に活用できるのか?を考えないと、無駄に高いアイテムを浪費することにもなりかねません。
硬さだけで考えれば、ブラス(真鍮)のシンカーと言う選択肢もありあす。
メーカーさんがPRしているポイントは情報としてインプットしつつ、何をどこで使うのか?というアウトプットについては釣り人側が利口に考えないといけない点だと思います。
ここ最近はダイワさんがタングステンシンカーについては積極的に展開されているのが目立ちますね。
※ネコリグなど用のネイルシンカーは、スリムタイプなどもあり、かなり使い勝手が良いです。
他のアングラーさんや、メディアアングラーさんが使っているものの使いどころのキモとその理由について意識することが大事ではないか?と思います。
この観点で言えば、雑誌やTVなどのメディアよりも、知人or メーカーと関わりの無いYouTuberさんの動画などはバイアスがかかっていない分、より公平な情報が得られるのではなでしょうか?
さて、12月も中旬となり一気に寒くなってきましたので、アジングもそろそろ残り短いシーズンとなりそうです。
今年は繁忙もあり、ほとんど秋のアジングシーズンのチェックができずに12月になってしまいましたが、これからはメバリングも本格化してきますので、引き続きライトゲームにて寒い時期を乗り切っていきたいと思います。
さすがに、ブラックバス狙いはあまりに修行要素が強いので、管理釣堀以外は行く機会が無さそうです(笑)