こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
梅雨も明けそうで明けませんね。
しかし、蝉の鳴き声が一気にうるさくなってきたことを踏まえると、私の中では梅雨明けです。
さて、今回はライトソルト用のベイトロッド【Fishman Beams inte 7.9UL】について一定期間使用してみましたのでインプレを書いてみたいと思います。
facebookなどでも、inteについては気になるけど、実際どうなの?というコメントもいただいたりしますので、割増し無し?の評価をさせて頂きます。
導入に迷っておられる方の参考になれば幸いです。
1gを切る極軽量リグはさすがに厳しい
さて、ロッドの適合ルアーウェイトのスペックについては、2g~10gとなっています。
上に関しては、正直、15g~20gでも十分投げられる性能があると断言できます。
重いリグのキャストを推奨はしませんが、べりー部~バット部は曲がるのですが十分パワーがあるので、重いリグの負荷はしっかりと受け止めてくれる性能有りです。
もっと言うと、重いリグを使うと、軽く振ってもロッドがしっかり曲がるので、無理せずにしっかりとルアーを飛ばすことができますし、その飛距離はスピニングに全く遜色無い距離を叩き出してくれます。
とにかくロッドがしなった後の戻りが早いので、かなりライナーでルアーが飛んでいきます。
ここで注意したいのは、かなりの勢いでルアーが飛びますので、不慮のタイミングでルアーが着水してしまうとさすがにバックラッシュします。
明るい時間でルアーの軌道が目視できる状況なら良いのですが、ナイトゲームなどではルアーの軌道が見えないので、少し上方向にロッドを振りだしてあげると、バックラッシュを回避できる確率はグっと上がると思います。
一方、軽い方のリグのキャストについてですが、いろいろと検証した結果は、ライトゲームのような小型ワームを利用する状況では、ジグヘッド自身のウェイトは1gが下限という感じです。
これより軽いと、ルアーウェイトがロッドに乗らないのでまともに投げるのは非常に厳しくなる感じです。
どうしても1g未満のリグを投げたいなら?やはり【ヤマガブランクス ブルーカレント63 ベイトモデル】などが適しているのではないかと思います。
こちらは、0.6gクラスのジグヘッドリグのキャストが可能であること、確認済です。
ただし、スペック表示の2g~なら、かなり快適に実釣有効飛距離を確保することができます。
2g中盤~のプラグなどでは、期待以上の飛距離を確保することが可能です。
軽量ルアーを投げる時によくやる”垂らしを長くとる”必要性はあまりありません。
逆に、ティップがかなり柔軟に入るので、コントロール重視で投げる時などは垂らしは短めの方が方向性の安定度は上がると感じます。
感覚的な表現ですが、コンパクトにティップに乗せてピュッ!と投げるのがちょうど良い感じです。
ティップ部は非常に柔軟で高感度
軽量リグをキャストしやすくしているポイントとしては、ロッドティップの柔軟性があります。
次に書きますが、このロッドはバット部などはライトゲーム用のロッドとは思えないくらい太さと硬さがありますが、ロッドティップはライトクラスのスピニングロッド並みに柔軟に入り込みます。
ただ入り込むだけなら、ソリッドティップでも同様の性能が発揮されるかと思いますが、キャストを前提としている為に、曲がってもしっかり戻ってくれるティップでないとルアーを飛ばすことは難しくなります。
この点、このロッドのティップはしっかり入って、しっかり戻る(反発する)感じです。
ティップの戻りでルアーを弾き飛ばす感じです。
このティップ部の柔軟性はキャストだけでなく食い込みにも寄与してくれています。
メバルのプラッギングでの超ショートバイトにはなかなか追従しきれませんでしたが、しっかりルアーを追ってくれる時や、軽いジグ単でラインスラッグを伴っている時(吸い込み代がある時)などは深いフッキングを実現してくれますし、壁ドンチニングなどでは食いついた魚が違和感を感じずに持っていってくれる感じです。
本来は壁ドンチニングなどは、このロッドの想定範囲外かとは思いますが、ロッドティップの柔軟性が有効性を発揮してくれている良い例かと思います。
他にも、バチシーバスなどでもフッキング率が高くなることも間違いないかと思われます。
バチシーバスなどは、元々感度の良さを活かせることからベイトタックルが優位という話しも聞きますが、まさのこのロッドはそんなニーズにはジャストフィットすると思います。
そして、感度については柔軟にして高感度を維持しています。
巻きの釣りでもリーリング中に小さな違和感のようなバイトでもキャッチできますし、壁ドンチニングなどでもフォールさせている間の居食い的なバイトも的確に感じ取ることができます。
柔軟性と適度な張りを合わせ持つからこその感度設定ではないかと思います。
最近のソリッドティップのロッドも、張りのあるカーボンソリッドを利用して高感度を実現されている商品が多いは事実ですが、やはりチューブラーティップの感度は別モノだと感じます。
バットパワーは折り紙つき
次に魚を掛けた後のフィーリングについてですが、こちらについてはライトゲームにおいては敵無しと言い切れるバッドパワーを誇るスペックです。
実際、メバリングの途中でキビレを掛けた時に、パワー面では全く問題ないことが確認できたので、その後はチニングでもメインでこのロッドを利用しています。
40cmアップでも全くロッドに不安は感じません。
壁ドンチニングでは、魚が突っ込んでも、最小限のドラグワークで耐えていると、魚が浮いてきてくれます。
ティップ部~ベリー部はかなり素直に曲がってくれるので、メバルの20cm台ならほぼラインを出さなくても耐えることができますし、更には魚を浮かせることができると感じます。
しかし、使用するラインが細いので無理は禁物です。
大型のキビレやシーバスなどがヒットした際には、魚の引きに追従して一気にバット部まで曲がってしまいますが、バット部のパワーが強いので、バット部まで曲がるような引きにおいてラインを出さずに耐えてしまうと、ラインブレイクに繋がります。
これは、実釣経験に基づく自分の反省事項でもあります。
とにかく、パワーについては”Fishmanのロッドだな!”と感じれる1本だと思います。
相性の良いリールは少し重め?
次に、このロッドに合わせるリールですが、ロッド自重が121gあります。
ヤマガブランクスのブルーカレント・ベイトモデルで見ると、63で76g。
一番長い78NANOで87gですので、inte7.9ULが如何に重めであるかがわかるかと思います。
この重さの裏には、先にも挙げたロッドのパワーなどが重さの原因としてあるのですが、その他にもメーカーのFishmanさんがロッドの軽さにはあまり拘っていないこともあります。
何故なら、ロッドの重さは釣り人がリールをセットして持った時の感覚が重要であり、いわゆる”持ち重り感”が大事だからです。
どんなに軽いロッドでも、重いリールをセットしてしまうと、結果的にロッドの軽さは活かされず、持った感じが重いタックルになってしまいます。
その逆もしかりで、どんなに軽いリールを使っても、ロッドが重ければリールの軽さを活かすことはできません。
と言うことで、このロッドに合うリールは200g前後がベストではないかと思います。
昨今のベイトフィネスリールは軒並みアンダー150gですが、200gカルコンや180gくらいのベイトリールが持った感じは非常に良いバランスです。
因みに、ABU ALC BF7は150g弱なのですが、少し軽過ぎて竿先の持ち重り感を感じてしまいます。
Fishman Beams inte 7.9UL まとめ
という事で、約2ヵ月使用してみたインプレを書いてみました。
グリップ部なども独特なデザインで、見た目の好き嫌いが結構でるような感じがするロッドですし、非常に特殊なロッドのイメージがあるかと思います。
が、純粋に性能だけを考えてみると、非常に汎用性の高いロッドだと思います。
アジングも、さすがに豆アジングに向いているとは言えない感じですが、秋からのレギュラーサイズのアジ(15cm~20cm)を釣るには十分なティップの柔軟性と感度を持っていると思いますし、良型メバルにも真向から挑戦できる強さがあります。
そして、チヌやシーバスと言ったライトゲームの範疇を超えるサイズのターゲットも普通に狙うことができますし、メッキやカマスと言った投げて巻く釣りにも十分に使えます。
ここ最近の高性能ベイトフィネスリールを併用することで、ライトゲームのベイトフィネスの釣りの可能性をグンと広げてくれるロッドではないかと思います。
以上、決してこのロッドの拡販サイトではありませんが、ベイトタックルのゲーム領域を大いに広げてくれて、釣りの楽しみ方のバリエーションを持たせてくれるロッドであると思い、インプレを書かせてもらいました。
他に、このロッドについて気になる点をお持ちの方はお気軽にコメント頂ければと思います。
気付いている点については喜んでお伝えしますし、私の気付いていない点についてのご質問の場合は、是非確認してみたいと思います。