こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
今回は少しマニアックな製品の情報になります。
別件でダイワのSLPWORKSのメンテナンスパックの情報を見て、久々にSLPWORKSのホームページをチェックしにいったのですが、そこで思わぬ情報を見つけてしまいました。
少々マニアックな製品にはなりますが、お好きな方はかなり気になるのではないか?と思える製品になります。
その製品とは何か?
気になる方はお時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
MILLIONAIRE(ミリオネア)の渓流カスタム AIRモデル
では、さっそく気になる製品を見ていきたいと思います。
その製品とは、ダイワの往年の丸形ベイトリールである”MILLIONAIRE(ミリオネア)”を利用したSLPWORKSのカスタムモデル【ダイワ MILLIONAIRE AIR STREAM CUSTOM】になります。
SLPWOKSでは、ダイワのベイトリールをベースにしてカスタム前提の”セミオーダーシステム”がありますが、今回紹介するミリオネアはSLPWORKSの職人さんが組み上げた販売期間限定のリールになります。
”STREAM CUSTOM”と言えば、渓流でのトラウトゲーム用にカスタマイズされたリールとしてアルファスで製品化されているものがありますが、今回は【ダイワ ミリオネア CT SV 70SH/70SHL】がベースとなったリールになります。
上で挙げた写真の通り、ハンドル側及びパーミングカップ側のサイド面がシックなグリーンになっており、まさに森をイメージさせる渋い見た目となっています。
ブレーキは固定インダクトローターで28mm径スプール
では、詳細な仕様について見ておきたいと思います。
まず、ブレーキシステムですが、製品名に”AIR”が入っていますが、AIRブレーキシステムではありません。
”STREAM CUSTOM”は軽量リグの中距離~近距離キャストを想定したブレーキ設定であり、常に一定のブレーキ力がスプールにかかる”固定インダクトローター”となっています。
マグフォースやSVスプールのようにスプールの回転数に応じてブレーキ力が変わるブレーキシステムではありません。
これは近距離戦をベースとするアジングなどでは仕様のメリットを享受できるかと思います。
が、チニングやロックフィッシュ狙いなどで、最低でも5g以上のリグを使用する場合においては特筆するようなメリットは出せないかと思います。
また、渓流などの淡水シーン専用機となっていますので、ソルトでの使用を考える場合はあまりハードな使い方はおススメできない機種となります。
とは言いつつ、淡水仕様のスティーズをチニングなどで使って問題無い例を多く見ていますので、釣行毎に真水で流し洗いをすれば問題はほぼ出ないかとは思います。
そして、スプールですが、ダイワのお家芸であるフィネス向けの28mm径スプールが装着されています。
現時点で市販機としては最小サイズの28mm径を装備していることを踏まえると、ひとつはメバリングにおけるプラグゲームで使ってみたいですし、更に言うとアジングのジグ単の釣りでも使ってみたいですね。
ロープロファイルリールではないので、グリップ感などは最新&小型のロープロベイトフィネス機には握り易さでは及ばないところかと思いますが、冒頭から書いている通り”マニアックなリール”であることを十分理解し、見た目やスタイルで選ぶことは全く問題無いことかと思います。
あくまでも趣味の道具になりますので!
その他の諸仕様について
スプールやブレーキ以外でもなかなか所有欲がくすぐられる仕様を搭載しています。
まず、ハンドルをロックするハンドルロックスクリューですが、他の製品で見たことが無いパーツが取り付けられています。
見た目だけでなく、素材もチタン製ということで、リールの軽量化に貢献できるほどではないかもしれませんが、マシンカット仕様でかなりかっこいいパーツです。
ハンドルノブも、コルクグリップが標準装備。
この辺りは、バス釣りや渓流の釣りをされる方が特に好まれる部分かとは思いますが、自然のコルクのタッチ感が好きな方にはちょうどいいカスタム部かと思います。
そして、ボディは高剛性を確保できるオールマシンカットフレームとなっており、ラインガイドもミリオネアらしいクラシックなイメージのラインガイドが使用されています。
ギアについてはスプールなどにも利用されている高剛性が売りの”G1ジュラルミン”を利用したドライブギアが搭載されています。
ギア比については『7.2:1』ということで、昨今の状況で言うところのハイスピードギアになっており、ハンドル1回転の巻き取り量は63cm。
バスフィッシングのベイトフィネス機として考えると少し巻き取り量が少ない感じになってしまいますが、メバリングにおける巻きの釣りにはジャストフィットするギア比かと思います。
ライトゲームではあまりハイギア過ぎると、リグを動かし過ぎてしまうデメリットがありますので、このくらいの巻き取り量がちょうど使い易いかと思います。
販売はSLPWORKSオンラインショップ会員限定
最後に、こちらの製品の入手方法になりますが、SLPWORKSのオンラインショッピングサイトでの会員限定販売となっています。
2023年12月13日が発売開始なので、既に1週間は経過してしまっています。
どのくらいの受注キャパシティで発売されているのかわかりませんので、欲しい方はできるだけ早く注文すべしかと思います。
因みに、価格については72,000円と、なかなかの高価格設定となっています。
そして、注文できるのは一人1台のみ。
同一住所からの別名注文はNGなので、ご家族の名前と借りての複数注文もダメのようです。
SLPWORKS MILLIONAIRE AIR STREAM CUSTOM まとめ
と言うことで、かなりマニアックなリールを紹介してしまいましたが、元来が”モノフェチ”な私としては、手が出ないのですがめっちゃ欲しいリールになります。
やはり、何と言っても他に類を見ないカラーデザインが素敵ですし、見た目だけでなく中身についてもガチの高機能が濃縮されています。
SLPの技術スタッフの方が1台1台組み立てていると言うことで、当然ですが”MADE in JAPAN”になります。
いろいろな目線で見ても自然に溶け込むカラーとデザイン。
販売台数が明記されていないので、本当にどくらいレアなリールになるのかも不明ですが、渓流釣りをされる方はもちろん、推奨ではないと言いつつソルトのライトゲーム愛好家の方にとっても魅力的なリールになっているのではないでしょうか。