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【NEWフック】チニングで使えそうな新しいフックをチェック

皆さん、こんにちは!こんばんわ!

いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。

今回は少し地味なネタになりますが、チニングで使えそうなフックについて、新しいフックをピックアップしてみたいと思います。

チニングによく使用するワームとフックの相性については、少し前に記事にしてみたのですが、ワームの種類が増えてくると、相性の良いフック探しにも関心が出てきます。

特に、チニングについてはバス釣りより小型のワームを使うことが多いので、バス釣り用で売られているフックよりも小型で且つワイヤーのしっかりしたフックが必要になります。

2インチクラスから1.5インチくらいのワームを使う場合、ボトムの障害物が少ないポイントであればストレートフックを使用すれば問題無いのですが、根掛かりが激しいポイントだとほぼ使用不可能。

となると、小型でしっかりしたオフセットフックも欲しいところですが、これがなかなか無いんですよね。

小型のオフセットフックはスピニングタックルで使用することが多いので、細軸ワイヤーのフックが多いのです。

と言うことで、今回はチニングで使えそうなフックについて新しく登場してきているフックを中心に書いてみたいと思います。

では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。

HAYABUSA “LIGHTNING STRIKE” #6

では、具体的に注目の製品を紹介します。

【HAYABUSA LIGHTNING STRIKE】というオフセットフックで、既存の製品ですが、今年の4月でパッケージが変更になっています。

既存製品としての”LIGHTNING STRIKE”は2021年4月に発売されています。

旧パッケージはこちらの通りで、釣具屋で見たことある方が多いかと思います。

フックデザインの特長としては、ワイドゲイブとナローゲイブの中間のデザインになっているので、ファットなワームもスリムなワームにも適合するオールマイティなフック。

また、フックポイントの延長戦のラインとラインアイとのギャップが大きく設計されているので、魚の口の中に深く掛けることができる設計になっています。

そして、ワームがズレにくいようにクランク部も鋭角に設計されています。

普通はフックポイントの延長とラインアイのギャップが大きなフックはフッキングパワーが逃げやすいのですが、”LIGHTNING STRIKE”は少しフックポイントが内側に向いているので、パワーフッキングでもしっかり刺さるように作られています。

”LIGHTNING STRIKE”はこのような特性を持ったフックですが、これまでは最小サイズで#4までのサイズしかなかったのですが、2024年4月に更に小さい#6が追加でリリースされることになりました。

また、パッケージも一新で少し洗練された感じのパッケージになっています。

ちなみに、最小サイズも増えているのですが、最大サイズも増えていて、従来なかった#0/6サイズも追加になっています。

そして【HAYABUSA LIGHTNING STRIKE】で私が一番注目しているポイントは、#6のフックのワイヤーが太軸仕様になっている点です。

小さいサイズのフックは、自然とセットするワームも小型になるので、フックのワイヤーが細くなるのが普通なのですが、【HAYABUSA LIGHTNING STRIKE】の#6はベイトフィネスなどでパワーファイトをすることも想定した陸っぱりシーン向けのフックなので太軸仕様になっているのです。

これはチニングでは非常に重要。

細軸のヤワなフックでは曲げられてしまうし、硬い口になかなか掛けられないのですが、この【HAYABUSA LIGHTNING STRIKE】の#6は安心してパワーフッキングができます。

チニングで1.5インチクラスのワームとなると【ジャッカル ちびチヌムシ 1.5in】や【エコギア チヌ職人 ミニタンク 1-1/2in】などがありますが、これらのワームは#4のフックでは対応できません。

ここに太軸のオフセットフックが登場してくれれば、1.5インチクラスのワームでもオフセットフックをセットして根掛かりの厳しいポイントを攻めることが可能になります。

発売されたところなので、釣具屋さんの店頭にすぐに並ぶかどうかが微妙ですが、店舗で見つけたら即購入のマストバイアイテムです。

Amazonでは既に販売されています。

新登場 ジャッカル サイス SCYTHE

続いては、完全に新しく登場するフックになります。

それが【ジャッカル サイス SCYTHE】になります。

ジャッカルさんは、ワーム&ハードプラグからスタートされていますが、今となってはロッドやラインに至るまで、リール以外のルアー用品はほぼ何でも扱っておられるメーカーさんになります。

フック類についても、ソルトのライトゲームを取り扱われているので、ジグヘッドなどはかなり前から揃えておられましたが、とうとうフックメーカーの牙城であったフックそのものについても扱い始めています。

そんな展開の中で新しくリリースされるのが今回紹介するフックになります。

このフックは、見ただけで気付かれると思いますが、フックの形状(デザイン)に大きな特徴を持っています。

ちなみに、”ジャッカル サイス”については、オーソドックスなオフセットフックに加えて、ナローゲイブデザインの2種類が発売されています。

前述した形状の特長はオーソドックスなデザインの方を見ればより顕著にわかるのですが、フトコロの部分が直線的になっています。

従来のフックは、ほとんどの製品はアーチのついた丸みがかった形をしているものですが、”ジャッカル サイス”については丸みが排除されています。

狙いとしては、ワームのセットをし易くすることと、ズレを防止することにあるようです。

フックをセットする際にワームに刺さっている部分がワームと垂直になるので、ワームのホールド力が良くなりワームがズレにくくなるような仕様。

引用:ジャッカル

通常のフトコロ部分がアーチ状に曲がっているフックはワームのテール側に力が分散するのでワームに負担もかかるしワームもズレやすくなるのですが、その悪影響を排除できるつくりになっています。

ジャッカルさんでは、ソルトライトゲーム用のジグヘッドでも、ワームがズレにくいデザインの製品がありますが、ワームがズレにくいと言うのはセカンドバイトのチャンスを活かすことができるので、大いなる強みになると思います。

また、フックのワイヤーは強度に優れた”PSM(プロスペックメタル)”という強くて折れや歪みに強い釣り専用素材が使われているので、強度が必要なチニングでも安心して使えそうです。

ワイヤーの線径の設定についても特徴があり、同じ番手のフックの場合、通常のゲイブ幅のフックとナローゲイブのフックの線径は同じにしてあるようです。

フックの形状を変えたいだけなのに、フックの強度が変わってしまうとタックルそのものを変えたり見直したりしないといけなくなるので、同じタックルでフックデザインだけを変更できることに配慮されています。

更なる製品の特徴として、フックの表面処理にもオリジナルの工夫が施されています。

”PTFE”という低摩擦性の樹脂をフックの表面に処理していることで、フックの刺さりを良くする効果が期待できるようです。

ダイワではフッ素メッキ加工を施した”SaqSas”が従来製品に無いフックの表面処理技術として挙げられますが、フッ素とはまた違う素材を使った刺さりの改善処理が”PTFE”になります。

どちらがいいのか?は使ってみないと何ともですが、ここ最近の釣行では”SaqSas”は間違いなく結果を残しているように感じます。

最後に、番手展開についてですが【ジャッカル SCYTHE】については、#2~#7/0までとかなり大きなサイズのフックまで揃っていますが、小さい方は#2までなので、2インチ未満の小型のチニングワームには使え無さそうです。

同じく【ジャッカル SCYTHE Type Narrow】については#2~#6/0までとなっています。

”Type Narrow”については、合わせるワームのことを考えると#7/0までは必要性が無いという感じかもしれませんね。

チニングで使えそうなNEWフック まとめ

と言うことで、【ハヤブサ ライトニングストライク #6】と、【ジャッカル サイス SCYTHE】についてピックアップしてみました。

バス釣りをしていた頃は、そもそもオフセットフックの使用頻度がそれほど高くなく、ワームゲームについてはマス針に偏っていたので、ここまでオフセットフックについて拘って使い分けなどをしたことがありませんでした。

ライトゲームでも、ロックフィッシュゲームはほとんどジグヘッドでやりますし、アジングやメバリングでオフセットフックを使うシーンは皆無だったので、チニングを本格的にやり始めてからオフセットフックについてかなり勉強した気がします。

そもそも、オフセットフックについては『根掛かりしそうな場所を攻める時に使うフック』くらいの認識・知識しか無かった(永年バス釣りをしていて恥ずかしい・・・)のですが、ラインアイとフックポイントのオフセット具合やフックポイントの向きの違いでフッキング性能が大きく変わってくるということを、実釣を通して学びました。

近距離で瞬間的にフッキングパワーを伝える釣りと、遠投して遠距離で魚を掛ける釣りとではフックに求められる性能もかなり違ってきます。

今のスタイルのオフセットフックは、ゲーリージャパン発という記事を少し前に見ましたが、ワームのホールド力、スナッグレス性能、そしてフッキング性能をバランス良く保有する珍しいフックだと思います。

しかも、エサ釣りで使われることは考えにくいので、ワームゲーム専用と言っても過言ではないでしょう。

ここ1年間くらいで
・デコイ キロフック
・カルティバ マルチオフセット
・デコイ ハイパーミニ
・RYUGI リューギ LT CALO OFFSET
・JIJIJIJIJI ブリームオフセット
・ダイワ シルバーウルフ SS スクリューキーパー

などを使ってきており、キロフック以外は今でも持ち歩きボックスに収納されています。

【カルティバ マルチオフセット】は何度か補充するくらい使い、フックの掛かりは抜群にいいと思いましたが、針先がダメになるのが速いので、消耗が早い印象があります。

【デコイ ハイパーミニ】はそもそもバス釣りのベイトフィネス用に入手したのが最初の出会いでしたが、このサイズのオフセットフックでワイヤーの太いタイプは他にあまり無かったので、小型のワーム用には重宝しました。

ただし、ここ1年くらいで#3~#4サイズのフックは増えてきており、少し存在意義が薄れつつある感じです。

【RYUGI リューギ LT CARO OFFSET】は利用回数で見ると一番多いフックになり、既にかなりの本数消耗しており、買い置きのストックが一番多いフックです。

特徴は既にこちらのブログでも紹介済ですが、ラインアイ近くのスロート部が長い上にマイクロバーブが付いているのでワームがズレにくさについてはNo.1のフックになりますし、ワイヤーがとにかく太くてしっかりしているので、フッキング時の安心感もNo.1であるのは間違いありません。

唯一の難点(弱点?)は、どこの釣具屋でも置いているわけではないので、入手が少々しにくいというところですが、それとてネット通販で簡単に探せるご時世なので、難点にもならないかもですね。

【JIJIJIJIJI ブリームオフセット】は、ある意味”LT CARO OFFSET”の対局を行くような究極のナローゲイブフックであり、存在は1年前から知りつつも数ヵ月前までは購入するに至っていませんでした。


しかし、プロデュースされた黒田さんのコメントを見て使ってみたところ、確かに、イメージを大きく覆すくらいのフッキングの良さがあることがわかりました。

こちらのフックもどこでも売っている訳ではないので、入手が困難なのですが、置いてるショップには常にあるという感じす。

黒田さんのコメントでは、追加生産はしないようなことが書かれていた気がするのですが、増産されているのかな?

そして、最後に【ダイワ シルバーウルフ SS スクリューキーパー】ですが、正直、デコイさんの”巻刺フック”の#3が店頭に並んでいたら、そちらを買っていたと思います。


たまたま釣具屋に寄った際に、”シルバーウルフ SS スクリューキーパー”が既に販売開始されていたので、話しのネタにと思って買ったのですが、あくまでもお試しだったので最初は#3を1パックだけ購入しました。

しかし、実際に使ってみるとワームはセットし易いし、魚のフッキングもいいので、慌てて2パックを買い足しました

フックの形状の効果なのか?今のところは”シルバーウルフ SS スクリューキーパー”を使ってのバラしはゼロです。

と、最後のまとめがめちゃくちゃ長くなってしまいましたが、いろんなフックを使うとそれぞれのメリット/デメリットが見えてきて面白いですね。

リールやロッドほど高い買い物でもないので、これからも新製品はどんどん積極的に使っていきたいと思います。

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