皆さん、こんにちは!こんばんわ!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
さて、先週に久々にアップしたアメリカのBASSMASTERのプロトーナメントの情報ですが、記事をアップした時に開催中であったEliteシリーズの第5戦が終了しました。
第4戦までの結果は記事に書いた通りで、日本勢はなかなか厳しい状況に立たされており、第5戦はリカバリに期待が集まるところです。
では、第5戦の情報について私の調べられる範囲での情報にはなりますが、まとめて記事にしたいと思いますので、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
第5戦の舞台はサウスカロライナ州のレイク・マーレイ
さて、第5戦が開催されたのはサウスカロライナ州のレイク・マーレイ。
アメリカの中部~南部に位置する湖になります。
そして、湖そのものの形としては、非常に複雑な沿岸線を持つ、超巨大なダム湖になります。
この沿岸線を見ただけで、気が遠くなる感じですね。
ダムサイドから画像左のバックウォーターまでは、どれだけガソリン使えば辿り着けるのか想像もつかない感じです。
ダムの大きさについては、このダムサイドの規模を見れば明らかです。
どんだけデカいダム湖やねん!
と、こんなフィールドが試合の舞台になる訳ですが、今回は初日が荒天となり試合の開催が1日延期となりました。
しかし、4日間という大会日程は変更されずで、通常の大会通り最初の2日間が予選となり、そこで上位50名が準決勝に進出、そして更に上位10名で最終日決勝を戦うということになりました。
よって、決勝の日が一日後ろに倒れることになっています。
Day-1 キムケンさんが健闘
大会初日については、ベテラントップアングラーのパトリック・ウォルターズが25lb8ozというハイウェイトでTOPをとりました。
日本勢については、前回の記事で少し触れた通り、キムケンさんが日本勢ではTOPの29位。
18lb7ozと、TOPとはかなりの差がついているのは仕方ないところかと。
続くのは伊藤巧さんで、16lb11ozで49位と予選通過ギリギリのライン。
”京弥神”こと藤田京弥さんは勢いが付かなかったのか?12lb1ozで93位と、予選突破が厳しいポジションとなっています。
上位層以外は結構団子状態のウェイトとなっていて、日本勢各選手とも2日目が非常に重要な状態となりました。
Day-2 伊藤巧さんが躍進
大会2日目は、初日TOPのパトリック・ウォルターズが少しウェイトは落としつつも初日の貯金を活かしてTOPをキープしたまま予選を通過しています。
しかし、2位から5位の選手はゴロっと入れ替わりが発生しており、パトリック・ウォルターズ以外は混戦模様の様子となっています。
気になる日本勢ですが、2日目に躍進したのは伊藤巧さんで、ウェイト的には初日とほぼ変わらない16lbを釣りつつ、トータルの順位は少し上げることに成功して36位で見事に準決勝ラウンドに進出しました。
一方で、初日に好調だったキムケンさんが2日目に失速。
10lb10ozとスコアを落としてしまい、一気に57位と予選通過圏外まで落ちてしまってのフィニッシュとなっています。
初日がいい感じだっただけに、実に惜しい予選落ちです。
そして、初日から厳しいスタートだった藤田京弥さんですが、2日目は14lb1ozと初日よりはスコアを伸ばしたものの、ジャンプアップにはかなりウェイトが足りず、83位までの上昇止まりでフィニッシュとなっています。
3名しかいない日本勢なので、毎回全員が好調を維持できるわけがないのは承知はしているものの、準決勝の期待は伊藤巧さん1人に絞られる結果となりました。
Day-3 伊藤巧さん 勢い持続できず
迎えた準決勝・セミファイナルですが、この日も驚くことに初日からTOPを走るパトリック・ウォルターズが、また20lbオーバーに復帰してTOPをキープ。
これはこれで、”ポール・トゥ・ウィン”に期待がかかる状況となっています。
そして、決勝進出がかかる伊藤巧さんですが、17lb4ozと今大会としては伊藤選手のベストスコアをゲットしていますが、大きく順位を上げるスコアにはならず、少し順位を上げて29位でフィニッシュ。
これで日本勢の決勝ラウンド進出者はゼロとなりました。
ちなみに、TOPのパトリック・ウォルターズはトータルウェイトが67lb3ozとなり、4日間で100lbオーバーは厳しくなったものの、2位のJTトンプキンスとは8oz4ozというかなり大きな差をつけており、”ポール・トゥ・ウィン”がリアルに見えている状況となりました。
Day-4 パトリックが大差で優勝
大会4日目となる決勝ラウンドは上位10名で競います。
この日もパトリック・ウォルターズの勢いは止まらずで、大会全体を通してTOPウェイトとなる26lb12ozというビッグウェイトを確保して、優勝をかっさらっています。
2位以下については、予選を7位で追加したコディ・ハフ選手が大躍進。
5人ごぼう抜きとなる最終日2番目のウェイト、25lb3ozを釣り上げ一気に2位までジャンプアップしてフィニッシュとなっています。
なお、ぶっちぎりの優勝をしたパトリック・ウォルターズのウィニングルアーですが、ラパラのトップウォータープラグを中心に、S字系?のスイムベイト、そしてフォローでZoomのスーパーフルークを使用していたようです。
Zoomのスーパーフルークは昔からあるワームですが、アメリカのトーナメントでの使用率は非常に高いように思います。
これぞ”釣れるルアー”の証なんでしょうね。
日本だとDEPSさんのサマカタシャッドですね。
BASSMASTER Eliteシリーズ 第5戦 まとめ
と言うことで、パトリック・ウォルターズの独り舞台となった第5戦でした。
4日間の大会で、最初から最後まで首位を独走すると言うのも珍しいことかと思いますが、最終日に最大ウェイトを出すなど、パトリック・ウォルターズの勢いは本物だった感じがしますね。
百戦錬磨のEliteアングラーを相手に4日間首位を死守するのは本当に凄いことだと思います。
日本勢では、キムケンさんが初日にいいポジションにつけておられたので、2日目以降にジャンプアップしてくれることを期待していたのですが、こちらは逆に波に乗り切れずスコアダウンしてしまったのは残念でした。
伊藤巧さんも予選クリアまでは素晴らしかったのですが、さすがにファイナル進出までもハードルは高かったようですね。
藤田京弥さんも第2戦以降スコアが残せていないので、年間順位も厳しくなってきています。
現時点で、日本勢は全員来年のクラシック出場圏外ですので、第6戦以降の後半戦に期待したいと思います。
後半戦は伊藤さんも藤田さんも得意とするスモールマウス戦が増えてきますので、リカバリしてくれることを信じて応援したいと思います。
今年も”スモールマウス・ディズニーランド”があることを期待して!