こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
今週は、週明けからいきなり気温が下がってくれています。
やはり、雨というのは偉大ですね。
雨が降らなければ、地上は焼けたまま。
それが日に日に重なって、夜になっても一向に気温が下がらない有様です。
そこに一雨。夕立であっても、一気に雨が降ることで、地上や建物が冷やされて、夜の気温低下に大きく貢献してくれるのです。
短期的にはこんな感じですが、初夏〜晩夏と言う、少し長いサイクルで見てみると、釣り場の環境変化についても少しは釣りにフィードバックできるのではないかと考えての、今回の記事になります。
海洋情報についてはどこに聞けばいい?
釣り場の環境と言っても、一番ポイントになるのは海水温かと思います。
では、海水温の状況はどこを見ればいいのか?
普通に考えると、気象庁のホームページかと思いますが、気象庁のホームページでは、日本規模の海水温情報が掲載されており、黒潮がどうこう、というレベルはわかりますが、自分のメインフィールドとなる湾奥の海水温情報までは載っていませんでした。
そこで、もう少し粘って探してみると、海上保安庁の海洋情報部というところが湾奥の海水温の記録をホームページに掲載しているのを発見しました。大阪湾なので五管区になります。
今年だけではなく、過去何年ものデータが掲載されていて、興味深くて見入ってしまいました (^^
では、3年ほど前から順に、初夏~晩夏の海水温の状況を見てみたいと思います。
平成25年度の状況
この年の夏に、何があったか、あまり記憶がありません。
少なくとも、デイゲーム以外はあまりシーバスは釣れていません。
■7月の下旬
■8月の上旬~中旬
大阪湾の南港~堺辺りは真っ赤です (^^;
■8月の中旬~下旬
少し赤みは取れてきていますが、まだまだ水温は30度前後です。
平成25年度の夏は、かなり暑かったんだな~というのがわかります。
平成26年度
去年も、釣行記録を見ると、あまりシーバスは釣れていませんが、この年は秋のサヨリが爆発的に良かった年です。
なので、10月頃の状況も合わせて見てみたいと思います。
■6月下旬
まだまだ湾奥は25度前後の状況でした。
■7月下旬
明らかに平成25年よりは赤いエリアが多くなっています。
■8月上旬~中旬
この年は台風でも来ているのか?一気に海水温が下がっています。
■8月中旬~下旬
少し海水温は上がっていますが、赤いエリアはほぼ無し。
やはり、一度温度が下がってしまうと、そう簡単には海水温は上がらないということなんでしょう。
そろそろサヨリパターンが始まっている時期ですが、やはり水温は25度前後に落ち着いているので、ベイトフィッシュが湾奥シャローにさしてくる時期だったのでしょう。
平成26年度は、7月にかなり海水温が上がっていますが、8月には下がって落ち着いていた、と言うのがわかります。
8月はそんなに暑くなかったのかな?
平成27年度
そして、今年の状況です。まだ、8月上旬~中旬までのデータしか掲載されていませんが、去年と比べてみましょう。
■6月下旬
平成25年度と、それほど大きな変化は見てとれません。
少し、明石海峡の水温が低いかな?
■7月下旬
明らかに平成26年度よりは海水温は低いですね。
しかし、平成25年度と比べると、あまり差がない感じです。
■7月末~8月上旬
一気に湾奥の水温が上がっていることがわかります。
しかし、神戸~尼崎くらいまでは真っ赤ですが、淀川より南側はオレンジ~黄色なので、水温がまだ低いことを表しています。
また、泉南エリアも赤いですね。
大規模な流入河川が無いエリアの水温は高い、ということでしょうか?
■8月上旬~中旬
最新のデータです。
一気に赤いエリアが無くなっていますが、それでも、平成26年に比べるとやや水温は高い感じです。
今年は、7月に強烈に暑くて、一気に水温が上がっていますが、複数の台風の影響か?河川が絡むエリアでは、比較的水温が低めで推移している感じです。
検証のまとめ
こうやって見ると、短い期間の比較でも、年によってかなりの違いがあるのがわかりますね。
海水温が上がり過ぎると、水中の溶存酸素量も減りますし、プランクトンなどの微生物の活動が活発になり過ぎて湾奥は酸欠状態に陥ります。
今年の海水温の水位が良いのか、悪いのか?これだけは魚さんに聞いてみないとわかりませんが、8月中旬に入り、気温も安定して下がってきていることを合わせて考えると、今年の海の秋は、去年よりは早いかも知れませんね。