皆さん、こんにちは!こんばんわ!
いつもこちらのブログを読んで頂き有難うございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
今回は今年の夏にリリース予定の新製品についてピックアップしたいと思います。
年始早々に新製品が立て続けにリリースされましたが、ひと息ついてこのタイミングでダイワから往年の人気リールのリニューアル機がリリースとなります。
ダイワと言えば、今年のフィッシングショーでは”24セルテート”に注目が集まっていましたね。
シマノではライバル機種の”24ツインパワー”が投入されたことで、更に注目を集めており、私も大阪のフィッシングショーで実際に触ってみて、シマノのリールの巻き心地と何ら遜色のない”24セルテート”に正直驚きました。
”巻き心地のシマノ、軽さのダイワ”という先入観は既に完全に過去のものとなってしまったことを認識させられました。
そんなダイワから、汎用スピニングリールの基軸と言っても過言ではない”ルビアス”が新らしくなって登場します。
折しも、チニングでスピニングタックルを試そうかと考えていたタイミングでのリリース情報であり、かなり個人的に高い関心を持っています。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
見た目&カラー 一新の”24ルビアス”
では、まず最初に見た目からチェックしてみたいと思います。
”ルビアス”は初代が2004年に登場しており、”24ルビアス”が6代目になります。
改めて見てみると、初代のルビアスは見た目においてこれと言った特徴もなく、のっぺりとした外観で、複数台持ちたいバスのボート釣りにおいてはイグジストは何台も買えないので、コストと性能のバランスを考えるとルビアスかな?という感じでした。
ルビアスと言えば、過去からシルバー基調のカラーリングというイメージでしたが、”24ルビアス”はそこに大きくメスを入れてきています。
一番目立つスプールのスカート部のカラーはガンメタ。
”20ルビアス”ではボディをブラック系のカラーに大きく変更してきましたが、”24ルビアス”にて完全に全体がダーク系カラーにシフトしました。
セルテートに比べるとルビアスが少し安っちく見えていたのは、このシルバー基調のカラーが主な原因だったのではないかと思っています。
セルテートも出始めはシルバー系のカラーでしたが、かなり早いタイミングでダーク系カラーにシフトし、リールの持つ”堅牢”というイメージと見た目がマッチして人気を博しているところもあるかと思います。
と言うことで、ハイエンドでもなく、アッパーミドルでもなく、中堅機種というポジションだったルビアスが、見た目も機能もアッパーミドルの領域に突っ込んできたのが”24ルビアス”ということになるかと思います。
では、次に具体的な戦闘力について見ていきたいと思います。
とにかく軽い”24ルビアス”
まず、機能面で大きく目を惹くのは、間違いなく”軽さ”だと思います。
重量の軽さと言う点では、イグジストやエアリティ(元々はルビアス エアリティだったんですけどね)に差をつけられていたルビアスですが、ここにきて一気に軽さ面の特長を前面に押し出してきた感があります。
番手展開は2000番~5000番なので、ライトゲームからバス釣り、そしてショアジギングくらいまでをカバーする汎用機なのですが、ライトゲーム向けのメインサイズになる1000番が無いな~と思っていました。
しかし、重量を見てビックリ!
2000番で145g!2500番でもシングルハンドルモデルなら150g!
これは少し前のハイエンド機のリール重量ですね。
この軽さは、シマノのヴァンキッシュとの対抗を強く意識しているかと思いますが、とにかくめちゃくちゃ軽いリールになっています。
タックルはバランスなので、ロッドに組み合わせた時のバランスが重要でありリールだけが軽くなっても実釣ベースで軽さを実感できるわけではないのですが、ロッドもどんどん軽量化が進んでいる中においては、バランスも間違いなく良いリールになっています。
なお、”24ルビアス”にはPC(パワーカスタム)という機種が追加されており、通常の番手のリールよりも1サイズ大きなボディになっていることで、よりパワーが発揮できるモデルになっているのですが、2500番のPCでも170gです。
通常(LT)の3000番で175g!
PCの3000番でやっと200gを超えてきて、205gですが、4000番に近いボディサイズを持ちながらこの重量は驚愕の軽さだと思います。
ということで、”24ルビアス”の強みの中でも大きなウェイトを占めるのが軽さだと思います。
堅牢さも備えあわせている”24ルビアス”
こんなに軽くなった”24ルビアス”ですが、強さ・堅牢さについても更に進化しています。
まず、リールを構成する要素は”AIRDRIVE DESIGN”で固められています。
リールの巻きの操作性を大きく左右するローターは、イグジストと同じ球体から削り出されたような形状のローターになっています。
軽いだけでなく、強度面でも前身の”ZAION AIR ROTOR”よりも強いローターに仕上がっています。
ベールアームについても、ダイワのベールアームは従来から太いパイプで作られたベールアームなのですが、”AIRDRIVE BAIL”では、少し細いパイプに変更されており、重量の軽量化の効果が得られている上に、強度も十分確保されています。
スプールについても、当然、軽量化が進められていますが、少しポイントになるのがドラグ発音機構の変更です。
作動抵抗の少ない機構に変更されているのはいいのですが、このドラグの作動音が小さくて軽いのがイマイチ、という評価の方も多いようです。
確かに、ドラグ音は魚とのファイトにおいて釣り人のテンションを上げる役割を果たす機能なので、これがあまりマイルド過ぎるとエキサイティングさに欠けてしまいますね。
ここは、ユーザーの評価により、今後変わってくるところかもしれません。
次に”AIRDRIVE SHAFT”ですが、内部構造物であり外観からは一切見えないので何が素晴らしいのかがわかりにくいところです。
そこで少しだけ詳しく従来の製品との比較でみてみると、従来のスピニングリールは、リールの真ん中を通るメインシャフトと、ハンドルの回転をローター側に伝えるピニオンギアとが接触する構造になっていますが、”AIRDRIVE SHAFT”はメインシャフトの両端がボールベアリングで支持されていてピニオンギアと接触しない構造になっています。
なので、限りなく軽く抵抗感の無い巻き心地が実現されているということです。
最後に、ボディそのものについてですが、ZAIONを素材にしたモノコック構造になっているので、大口径のギアを収納しつつボディサイズをコンパクトに抑えることができています。
ZAIONは金属にも匹敵する硬さを持っているので、負荷がかかることでの歪みなどの不具合も発生しにくいようになっています。
シマノさんは金属の切削・造形技術を前面に押し出されていますが、ダイワさんは樹脂での造形技術を売り物にしているということで、素材的には対象的な2社ですが実現していることは堅牢且つコンパクトなリールの筐体という点は非常に面白いですね。
以上、”24ルビアス”の強さと精工さについての機能の確認でした。
適合するターゲット別の番手も明確化
これは、長く釣りをしている人ならわかっていることではありますが、改めてメーカーさんから参考情報として出してもらえれば、多くの人にわかりやすくて良いと思います。
2000番か2500番がいいか?悩むことは結構あるかと思います。
ターゲットの魚種が決まっている人はあまり悩まないかもしれませんが、一つのリールでいくつかのターゲットに使いたいと思うと、どの番手を買えばいいのか?悩むものです。
そんな時にこのようなサイズ別魚種対応表があれば、より確信をもって番手を決めることができます。
これを見ると、やはり一番幅広く汎用的に使えるのが2500番という感じですね。
私は現在、チニングに2000番を使っていますが、実際にファイトをすると明らかにパワー不足を感じるところです。
チニングだと、今回の番手展開からすると、”PC 2500”がちょうどいい感じですね。
3000番を買わなくても2500番で少しパワーが求められる釣りに対応できるというのは、少し軽いリールで強さの必要な釣りができるということで、なかなか面白い番手設定になっているかと感じました。
ダイワ 24ルビアス まとめ
と言うことで、今年の夏に登場する”24ルビアス”についての記事でした。
軽さや汎用性についてはルビアスだけど、ヘビーデューティについてはセルテートというイメージでしたが、今回の内容を見ると『”24ルビアス”でハードな釣りも問題無いんじゃない?』と思ってしまいますね。
機能面での進化も目を見張るものがありますが、見た目の渋さの変更も非常にポイントの高いところです。
ステラやイグジストはシルバー系に戻ってきている感じがしますが、個人的にはダーク系のボディカラーが好きなので”24ルビアス”はかなり強く惹かれるものがあります。
ヴァンキッシュも樹脂ボディのリールなので、金属ではないが故の渋めのボディカラーが好感度有りなのですが、似たところがある感じがします。
なお、ここまで褒めちぎっておいてではありますが、これだけの機能をひっさげた”24ルビアス”は価格面でもハイレンジに入ってきています。
LT2000番で税抜き46,700円!
税込みなら5万円台ですね。
そして、3000番台だと税抜きで5万円台。
忘れもしないのですが、2000年過ぎにステラを買った時、5万円台で一生もののリールだと思って買ったのですが、今ではハイエンドでなくてもこのお値段!
最近の物価高騰の流れとは違い、数年前から釣り具の高価格化は進んできていると感じますが、高機能にして高価格というのは理屈ではわかりつつ、ユーザーとしては辛いものがありますね。
もう少しでいいから安くして欲しいものです!