皆さん、こんにちは!こんばんわ!
いつもこちらのブログを読んで頂き有難うございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
一般的な報道では九州地方は梅雨明けしたけど、近畿地方はまだ梅雨明けしていないとのことですが、天気を見ていると完全に梅雨は明けている感じですね。
今週の頭くらいからセミが鳴き始めましたが、自然の生き物が一番季節の変遷をよく知っている気がしますね。
急激に気温・海水温が上昇している感じですが、海の水は思いのほか水質がクリアになっており、ここ数回の釣行は不振続きで悩まされています。
ネットで見た情報では、海水温が上がりクロダイの活性が上がる時期ではありつつ、急激な水温上昇は逆効果のようで、食い渋ることもあるようです。
デイゲームでは灼熱の日差しの中、釣り人側の体力も厳しいところであり、さすがにナイトゲーム交えてやっていかないとしんどいかな?と感じている今日この頃です。
さて、世間話はこのくらいにして、今回は気になるロッドを見つけたのでピックアップしてみたいと思います。
それが”パックロッド”
パックロッドについては、これまでもこちらのブログにて特集的に製品紹介の記事を書いたこともありますが、今回はこれまで紹介してきていない”がまかつ”さんのロッドになります。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
振り出しではなく”並継”のがまかつパックロッド
まず、パックロッドですが、2ピースロッドなどと比べるとコンパクトに収納できてモバイル性が売りとなります。
ロッドをマルチピースにする方法としては、振り出し式(テレスコピック)と、短くカットしたブランクスを継いでいく”並継式”の2種類があります。
テイルウォークのチニングロッドの追加モデルのマルチピースロッドはテレスコピックになりますが、今回紹介する製品は”並継式”になります。
製品名は【がまかつ ラグゼ パックスタイル A4】そして【がまかつ ラグゼ パックスタイル B4】という2種類のロッドになります。
それぞれの仕様は後程詳しく案内したいと思いますが”並継式”についてはメリットとデメリットがそれぞれあるかと思います。
テレスコピックはロッドのピースがバラバラではないので非常にコンパクトにまとまるというのが最大のメリットになりますが、穂先(ティップ)にかけての何ヵ所かのガイドはどうしてもパイプ固定式になってしまいます。
なので、ガイドがズレる可能性があるというのが最大のデメリットでもあります。
一方、”並継式”はブランクスにガイドが固定されているので、ガイドがズレるという心配はありません。
しかし、2ピースロッドでも収納時にはガイド同士の接触やガイドとブランクスの接触に気を遣うところ、更に細かい分断版のロッドということになりますので、ブランクスが別々なり収納がそれなりに大変です。
同時に、収納時のかさばり感・ボリューム感もテレスコピックのロッドよりも大きくなってしまいます。
ただ、あくまでも個人的な意見であり、ルアーフィッシング用のテレスコピックロッドを使ったことが無いので実態とアンマッチかもですが、ルアーフィッシングはロッドに負荷をかけつつルアーやリグのキャストを繰り返す釣りなので、テレスコピックのロッドではガイドのズレ・ねじれをゼロにするのは難しいかと思っています。
ジャッカルさんでも今年リリースされようとしているテレスコピックのロッドはガイドにちゃんと工夫が反映されているところが注目点でしたが、ショアジギ用のロッドでした。
しっかりしたブランクスで出来ても、ライトゲーム用の非常に細くて繊細なブランクスで同じことができるかどうか?はそういうルアーロッドが無いので何とも言えません。
”並継式マルチピース”のロッドについては、その接続方式をメリットとして活かすには、分割時の収納性にポイントがあると言えるかと思います。
では、”並継式”のロッドにはこのようなメリット/デメリットがあることを踏まえて、今回紹介するロッドを見ていきたいと思います。
”A4”や”B4”といった身近なサイズとの連動がわかりやすくてGood
今回ピックアップする製品は先ほどもご紹介した通り【がまかつ ラグゼ パックスタイル A4】そして【がまかつ ラグゼ パックスタイル B4】になりますが、製品名に含まれている記号はロッドのモデル名でもなんでもなくて、製品のサイズ感を表す表示になっています。
A4 やB4というのは、コピー用紙やノート、更にはノートPCなどのサイズを表すためによく使われる表記になります。
A4サイズというのは、29.7cm(約30cm)、B4サイズは36.4cmということで、それぞれの製品がこのサイズに収まるように作られています。
・がまかつ ラグゼ パックスタイル A4
【がまかつ ラグゼ パックスタイル A4】については4機種がラインナップ。
”B4”よりもライトゲーム寄りに倒した製品になっており、グリップもリアグリップがかなり短いショートグリップ仕様になっています。
一番短くてライトなモデルは4.9フィートという超ショートレングスで、パーツ数(継数)は6本のソリッドティップモデルとなっています。
5.4フィートモデルもソリッドティップモデルで7本継ぎ。
スピニングは6.6フィートのMLパワーのモデルまでで、6.6フィートのロッドは9本継となっています。
1機種だけ、ベイトロッドがランナップされており、6.0フィートのLパワーモデル。
こちらはグリップ部が少し特長を持っており、トリガーが小さいショートトリガーグリップになっているので、握り方の調整がし易いようになっています。
”A4”モデルについては、すべてグリップ部にブルーの挿し色が配色されており、見た目だけでモデルがわかるようになっています。
・がまかつ ラグゼ パックスタイル B4
続いて【がまかつ ラグゼ パックスタイル B4】になりますが、”A4”よりも仕舞寸法が長くなり仕様もより汎用モデルで構成されています。
準備されているのはベイトロッドとスピニングロッドそれぞれ1本ずつの2機種。
”A4”に比べて圧倒的にリアグリップが長く、グリップジョイントタイプになっています。
レングスについては、スピニングロッドが7.4フィートでMパワーの8本継ぎ。
長さ的にもパワー的にも非常に汎用的なモデルになり、チニングなら迷いなくこのロッドを選びますね。
ベイトロッドはほぼ7フィートに近い、いわゆる”ロクテン”のレングスで、最近のバスフィッシングのベイトロッドの標準と言ってもいい長さかと思います。
スピニングとベイトで長さは違いますが、ロッドのウェイトはどちらも115gと十分軽量なロッドになっています。
こちらの”B4”についてはグリップにオレンジの挿し色が入っています。
リアグリップにもラグゼのロゴを配したデザイン(スピニング、ベイト共に)が施されており、見た目のかっこよさも感じさせてくれるデザインになっています。
・その他共通する特徴
”A4”と”B4”のそれぞれのスペックは以上となりますが、パックロッドとして共通する特徴・拘りが盛り込まれています。
ひとつはガイドの配置について。
分解して束ねた際には、固定ガイドなのでガイド同士が干渉すると収納時に困りますが、ちゃんと収納時にガイドが干渉しないように拘ったガイド配置がされているようです。
また、モバイルロッドと言うことで、いろいろな持ち運び方がされることを想定し、ロッドケースはハードタイプとソフトタイプがセットされています。
車などで移動する際には耐衝撃性よりもコンパクトさを重視してソフトケースを使えばよいですし、自転車やバイク、電車などの移動手段を利用する場合は何かに当たってロッドを破損することが無いようにハードケースを使えばよい、という感じです。
ロッドケースにもブルーとオレンジのタグが付いているので、ケースを見ただけでもどちらのロッドが入っているのか?がわかるようになっている点も利便性の観点で高く評価できるポイントかと思います。
”がまかつ ラグゼ パックスタイル” まとめ
と言うことで、がまかつさんのルアー用パックロッドについてピックアップしてみました。
最近はパックロッドがいろいろなメーカーさんから出てきていますが、”なんちゃって”で使うのではなく、本気で使えるロッドが増えてきているので自分で日常的に使うロッドという観点で選べる製品が多いところが嬉しい限りです。
とりあえずモバイル性を重視してロッドスペックは二の次、という選択にならないので、ガチで釣りたいしたいシーンにも安心して使えるのはありがたいです。
仕事での出張時に、というのは極端な例になりますが、家族で旅行をする時などは車で移動するにしても旅行の荷物がかさばるので、ナガモノの釣り竿などはどうしても邪魔になります。
そんな時に、長めの折り畳み傘くらいの存在感でロッドを積んでおけるのは非常に便利ですね。
私自身、目下真剣にパックロッドを検討中ですが、ロッドの老舗であるがまかつさんがこれだけ拘って作られたロッドとなると、かなり購買意欲的に魅かれます。
アジング目的なら迷わず”A4”ですし、チニング目的なら”B4”で間違い無しですね。
価格的にも、2万円台で入手可能という手ごろ感も素敵ですし、ロッドのデザインもかっこよく、ガイドなども価格と強度のバランスの取れたステンレスガイドなので、日常使い用のパックロッドのはじめの1本として選択肢の第一候補という感じです。