こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
ここ最近、めちゃくちゃ仕事が忙しく、釣りに行けないどころかブログを書く時間も無く、大変ご無沙汰となってしまっています。
改めてチェックしてみると、1ヶ月以上更新していませんでした。
こちらのブログを始めて、こんなことは初めてです。
まぁ、それだけバタバタしていたということでお許しください。
11月にはアジングに行っておきたかったのですが、それも実現できないままに12月に突入してしまいました。
阪神間界隈では、まだアジは釣れているようなので、年内のどこかでアジを狙いにいきたいと思います。
さて、今回はベイトフィネス用リールの記事になります。
何回か前に、オフィスZPIのアルカンセをピックアップしましたが、今回もメジャーメーカー系ではないリールで、面白いリールを見つけたので紹介してみたいと思います。
メジャーメーカー系に対抗する為、とんがった性能が特徴です。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
テイルウォークブランドのFULL RANGE(フルレンジ)
今回ピックアップするのは【テイルウォーク FULL RANGE】のベイトフィネスリールになります。
テイルウォークと言えば、私は過去にチニング用としてエランというリールを使ってみたことがあります。
バス釣りなど他の釣りで使っていないので、キャスト性能は細かく把握できていませんが、軽量ルアーのキャストに対応するとありつつ、メバリングなどの2g~3g台のルアーはさすがに扱い辛い感じでした。
そして、今回ご紹介するのが【フルレンジ FULL RANGE】という新しいブランドになっており、ロッドなどもフルレンジという名に相応しく、ベイトロッドだけでもライトアクションからエクストラヘビーアクションまで30種類ほどのラインナップが出されています。
このフルレンジブランドにて、リールもリリースされており、完全オリジナルの【FULL RANGE REEL】と【FULL RANGE Avail CUSTOM】があります。
今回の記事でメインで取りあげるのはAvail CUSTOMの方ですが、オリジナルの方もローギア~ハイギアまで3種類のギア比が揃えられており、実践機能としてはメジャーメーカー系のリールと比べても遜色無い感じです。
では、メインのAvail CUSTOMについて詳しく見ていきたいと思います。
FULL RANGE Avail CUSTOM
まず、名称の通り、リールパーツのサードパーティメーカーである、Avail社さんのスプールが搭載されているハイブリッドリールになります。
以前に紹介したアルカンテは、OfficeZPIさん自身がオリジナルスプールを作られているのですが、テイルウォークさんはAvailさんとタッグを組まれての製品リリースというところですね。
Availさんのスプールは私も過去にいろいろと購入していますが、かなり古くからシマノやABUのリール用のスプールを販売されています。
また、遠心ブレーキモデルをマグネットブレーキモデルに変更するパーツなども販売されていますね。
FULL RANGEに搭載されているモデルは糸巻き面が穴開け加工(ブランキング)されていない状態となります。
強度面ではこの方が安心できますね。ブランキングだらけのスプールは、軽量化できていて慣性力が低いのはわかるのですが、実釣を考えた時に根掛かりなどでは非常に気を遣いますので。
ベイトフィネス専用ということで、8lbが60m巻けるモデルと、12lbが60m巻けるモデルの2ラインナップ。
本当に繊細なベイトフィネスから、少しハードなシチュエーションをフィネスに攻めるケースにも対応している感じです。
ベイトフィネス機ということで、ギア比は全て8.1:1になっています。
ブレーキシステムですが、オリジナルの【FULL RANGE REEL】が遠心ブレーキモデルなのに対して、Avail CUSTOMはマグネットブレーキモデルになっています。
近距離などで軽いスイングを使うシーンが多いベイトフィネスでは、遠心ブレーキはともするとほぼブレーキがかからない感じになります。
慣れているアングラーさんなら、この方が飛距離も伸ばせるメリットがあるのですが、サミングが上手にできないと毎キャストバックラッシュという事態も招きかねません。
こういう点では、常に一定のブレーキ力が働いてくれるマグネットブレーキはいろんなレベルのアングラーに優しいと言えますね。
因みに、マグネットブレーキも、ダイワお得意の可変ブレーキではなく、固定ブレーキなのですが、今回の製品用にAvailさんが専用設計されたもののようです。
磁石が埋め込まれているブレーキユニットが下の写真のように螺旋状のスロープになっていて、この円周の中で好きな場所にネオジムを配置できるので、好きにブレーキ力を調整できるシステムになっています。
もちろん、スプール側にせり上がっている場所にネオジムを付ければブレーキ力は強くなり、逆に少し下がっている側にネオジムを移動させればブレーキ力は弱くなります。
更には、ネオジムの数を調整する(増やしたり減らしたり)することでブレーキ力は非常に細かいレベルで調整できると言うことになります。
シンプルですが、かなり画期的なブレーキシステムユニットだと言えると思います。
ブレーキ以外にも使い勝手の面で拘りと価格の拘り
一番目を惹く特徴はブレーキ系ですが、それ意外にも拘りが感じられます。
リーリングする時に親指を乗せるサムレスト部ですが、ここは非常にスリムなデザインになっており、洗練されたカッコよさが感じられます。
少し古い世代のダイワのジリオンなど、サムレストがガンダムのようなゴツさが溢れていたリールなどと比べると非常にスタイリッシュ。
また、メカニカルブレーキ(別名キャストコントローラー)もクリック音が出るタイプで意図しないブレーキのズレも回避できます。
メジャーメーカー系のベイトリールは、中級クラス以上でないとこの仕組みは採用されていないので、細かいですが嬉しい拘りの一つだと感じます。
ハンドル周りも、ハンドル自体はカーボンプレート採用のオフセットハンドルで、ノブはEVA。濡れても滑りなどを気にせず使えます。
とここまで細かい部分まで気を遣いつつ、気になるお値段は定価ベースで28,000円(税抜)と3万円を切る価格帯。
少し調べてみましたが、流通量が少ないので中古市場ではほぼ見当たりませんね。
NET SHOPでも探してみましたが、税込&送料込みで26,000円くらいなので、定価の設定が低い分、値引はあまり期待できないかも知れません。
残念!!
とは言え、コスパの面ではメジャーメーカー系に対してかなりアドバンテージがあると言えるのではないでしょうか?
まさに、メジャーメーカー系に対する下克上と言っても大げさではないかと思います。
細部のインプレでは最期になりますが、リールのサイドプレート部にはAvailのロゴが明示されています。
逆にAvail製のスプールにはTailWalkの文字が表示されているので、まさに2つのメーカーの信頼関係の表われではないでしょうか?
FULL RANGE Avail CUSTOM まとめ
と言うことで、何も利害関係も無いのにベタ褒めしてしまいました。
ベースとなるFULL RANGEは、シーバスなどのソルトゲームでも実績があるようなので、バスフィッシングだけでなくまさに【FULL RANGE】ですね。
12lbで60m巻ける方のスプールであれば、1.5号くらいのPEラインであればシーバスゲームでも使えるくらいの糸巻き量は確保できるのではないかと思っています。
遠投中心のシーバスゲームと言えども、100mなんてなかなか飛ばせるものでは無いですからね。
キャストコントロール性能が優れているのであれば、ダイワの【モアザン PE-SV】や、シマノの【エクスセンスDC】などと肩を並べる、いや、それ以上のパフォーマンスを発揮してくれる可能性は大いにあると思っています。
しばらく、お財布と相談しつつ検討したいと思います。