皆さん、こんにちは!こんばんは!
いつもこちらのブログを読んで頂き有難うございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
さて、今回は、前回の記事で予告した通り【メジャークラフト 鯵道7G】をピックアップしてみたいと思います。
鯵道シリーズの最高峰のロッドのスペック、気になりますね。
それと、ここ最近、気になってチェックしているアジングロッドについても少し比較対象として取り上げてみたいと思います。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
東レの最新素材をまとった”7G”
まず最初の注目点は、なんと言っても”鯵道7G”に採用されている素材です。
最近では多くのハイエンドロッドに採用されている東レの第3世代カーボン素材が使用されています。
それが”T1100G”と”M40X”
引っ張り強度が大幅にアップしたことで、張り・戻りの速さが得られ、操作性や感度に大きく貢献しています。

これらの最新素材を使用しつつ、メジャークラフトさんの独自ブランクス製法である”R360”でブランクスが作られていて、ブランクスの強度や感度アップを実現しています。

軽くて、張りがある素材は、まさに感度最優先のアジングロッドに最適なブランクスと言えます。
なお、”鯵道5G”には、”T1100G”は採用されていますが”M40X”は採用されていません。
その他、ブランクス以外の”鯵道 5G”との違いは、ガイド関連で”鯵道 5G”はステンレスフレームにSicリングのセットですが、”鯵道 7G”はチタンフレームにトルザイトリングのセット。
当然ですが、”鯵道 7G”の方が高級素材の組み合わせになっています。
ロッドの軽さの違いは、この辺りの使用パーツの違いからも生まれてきていると思われます。
また、グリップについても最新のグリップである”NVSS”が採用されています。

”NVSS”は外見的にはEVA素材で作られているように見えますが、中身のベースはカーボン素材。
そして、EVAも高強度を使用しており、手元の感度アップの性能を高めています。
フロントグリップが短い設計は鯵道シリーズに共通しており、ロッドを握った時に人差し指でブランクスを触ることができるので、感度面だけでなく操作性の高さもあります。
直近の釣行で”鯵道5G”を使用していますが、まさにブランクスタッチできる設計による操作性の高さを改めて実感しました。
ラインナップも充実
”鯵道7G”の初期ラインナップは4機種が準備されています。
港湾部の常夜灯・明暗ポイントなどでの近距離戦で威力を発揮する”AD7-592L/S”
1G~5Gの最ショートモデルは5.8フィートでしたが、素材が軽くなった効果も踏まえたのか?5.9フィートが最ショートモデルです。
こちらのモデルは、ティップ部のソリッドカーボンもショートソリッドを採用しており、よりテクニカルな操作に対応するロッドになっています。
そして、一番のスタンダード&オールマイティモデルが”AD7-612L/S”
6フィート前半の長さなので、操作性も十分高く、且つ、少し重めのジグヘッドでリグの飛距離を稼ぐこともできるモデル。
湾奥明暗ポイントなどの小場所でも使える上に、沖堤防などのポイントでも使い勝手が良いロッドになっているようです。
個人的には、買うならこのモデル!
そして、少し重めのリグまでカバーしつつ、ボトムなどでのリアクション狙いの釣りにも対応するのが”AD7-652L+/S”
MLパワーほど強くせず、”L+”というアジングをメインとするシリーズならではパワー設定のロッドになっています。
このモデルなら、メバリングや、軽めのリグを使いつつのボトムロック狙いにも十分使えるロッドではないかと思います。
そして、最後の1モデルは唯一のチューブラーティップモデルの”AD7-652L/T”になります。
適合ルアーウェイトが0.8g~7gなので、アジングというよりはボトムロック用かな?という感じはします。
ただ、堤防等からフロートで遠投してアジが狙えるようなポイントで釣りができる方はこのモデルもアジング用としてありかも?
最後に、価格帯ですが、48,000円~50,000円と”鯵道”としてはなかなかの設定です。
”鯵道 7G”は11月発売となっており、既に購入可能な状態なはずですが、まだ店頭などでは見ないですね。
実物触って悩みたいと思います。
天龍 ルナキア
一番最初に対抗馬として挙げたいのが【天龍 ルナキア】になります。
天龍さんは国内でブランクスを製造されている数少ないメーカーさんで、シーバスロッドを始め様々な有名ロッドを展開されています。
その中でアジング専用モデルが”ルナキア”になります。

ソリッドティップモデルが3機種で、5.3フィート、5.8フィート、6.3フィートになっています。
個人的には、最ショートモデルの5.3フィートがULパワーであり一番面白しろそうなロッドです。
また、このロッドの特長はグリップのデザイン。
フォアグリップとリールシート部には西陣織仕様のカーボンパイプが利用されています。

性能に大きく影響する部分ではありませんが、拘りと愛着を持って使うタックルという観点では大きな魅力ですね。
ブランクスも”Made in Japan”ということで、日本らしさをデザインに取り込んでいるのがオリジナリティになっていますね。
基本アクションはEXファーストアクションですが、魚が掛かって負荷がかかると曲がり込む可変アクションも特徴。
価格帯はソリッドモデルで37,500円~39,000円とエントリーモデルとは言えない価格帯ですが、アジングに慣れてきたアジンガーの方には是非チェックしてもらいたいロッドになります。
テイルウォーク アジストSD
続いては、チニング用に愛用している”B-BREAMER”のメーカーでもあるテイルウォークのアジングロッド。
テイルウォークのアジングロッドは何種類かあるのですが”アジストSD”は比較的安価で入手できるレギュラーモデルとなります。

ガイドはしっかりSicを使用していたりしますが、ブランクスの素材には最新の第3世代カーボンは利用されていません。
ブランクスとしてはある意味標準的ですが、グリップについては少し特長があり、このロッドのポイントと言えます。

”Advanced Grip Design”と言うことで、テイルウォークさんのオリジナルグリップになりますが、手のひらの中にスッポリと納まりそうなコンパクトデザインです。
フロントグリップも短いのでブランクスタッチも可能。
ロッド全体を見ても、派手な装飾などはなく、スパルタンな筋肉質な印象。
価格帯は、一番短い5.5フィートのロッドで27,000円。
昨今の近距離戦用アジングロッドのスタンダードレングスとなる5.10フィート(ゴーテン)で28,000円。
標準的なアジング用であれば3万円でお釣りが来ますし、Amazonなどで調べると実売価格は22,000円くらいです。
メーカーとして実績がありますし、見た目・デザイン的に好みが合うなら選択肢に入るロッドかと思います。
ゼニス AIM アジング
最後にピックアップするは、ちょっと入手難易度が高いロッドになります。
と言うのも、1万円台で購入できる割に高性能という評判で人気が高く、売り切れ状態が多いのです。
それが【ゼニス ZENITH AIMA(アジング専用)】になります。

ラインナップは2本のみ。
1本は5.5フィートのショートレングスモデルで、ロッドの重量は脅威の44g。
ちなみに、”天龍 ルナキア”の5.8フィートで52g。
8g差ですが、元が軽いだけに結構大きな違いになると思われます。
そして、もう1本の6.3フィートのモデルでも48gとなっています。
ブランクス素材には東レのカーボンが採用されていることが製品紹介に記載されていますが、第3世代カーボンとは記載が無いので、最新素材では無さそう。
まぁ、それも当然で、このロッドの販売価格は定価ベースで2万円を大きく切っており、5.5フィートモデルで15,000円(税込 16,940円)、6.3フィートモデルで16,300円(税込 17,930円)となっています。
また、このロッドの特長は軽さだけでなく、グリップ部にも!
それが、ソルト用ロッドでは珍しいコルクグリップを採用している点です。

グリップエンド部はEVAですが、手で握る部分はコルクが使われています。
価格が安いロッドでコルクがグリップ材に使われているケースは非常に珍しくなっているので、コルクグリップが好きな方にはひとつの魅力になるかと思います。
また、ガイドリングにはアルコナイトが使用されています。
ガイド自身の価格差がどのくらいあるのか?気になったので調べてみたのですが、ガイド単品で比較するとSicリングのガイドはアルコナイトリングのガイドの倍しますね。
想像していた以上に価格差があり、ちょっと驚きました。
なお、こちらの商品はメーカー側で準備されるロット数が少ないようで、オクマ/ゼニスの公式サイトで販売しているものの、ほぼsold out状態です。
定期的に入荷されるようなので、気になる方は時々チェックされることをオススメします。
”鯵道 7G”中心にアジングロッド調査 まとめ
と言うことで、新しく登場する【メジャークラフト 鯵道 7G】を中心にしつつ、他の気になるアジングロッドをピックアップしてご紹介してみました。
アジングロッドだと、他にもメジャーなところで【がまかつ 宵姫シリーズ】や【ダイワ 月下美人シリーズ】などがありますね。
どこのショップでも置いてありますし入手し易いという点では良いかと思いますが、『ちょっと人とは違うロッドを使いたい』とか、『オリジナルの拘りを持ったアジング専用ロッドを使ってみたい』という方は、今回ご紹介したロッドもチェックしてもらえるとありがたいです。
アジングは専用ロッドでなくても十分に楽しめますが、専用ロッドを使うとバイト感度や操作性の面でよりアジングを楽しめるかと思います。
高い製品が無条件に良い訳ではなく、安くても良い製品は沢山ありますので、自分の好みも含めてより良い製品に出会えると嬉しいですね。