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【新製品】シマノ 24ヴァンフォード リリース

皆さん、こんにちは!こんばんわ!

いつもこちらのブログを読んで頂き有難うございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。

今回は新製品リールの紹介記事になるのですが、先般、こちらのブログにて”24ルビアス”を紹介しました。

ダイワのルビアスに対抗するシマノのリールと言えば、旧モデルと言うと”ストラディックCI4+”、現在で言うと”ヴァンフォード”になるかと思いますが、その”ヴァンフォード”が今年リニューアルしてリリースされます。

しかも、発売日が今年の8月とのことで、まさに”24ルビアス”に当ててきてますね~

ダイワさんとシマノさん、バチバチですね(^^;

アジング用としては”16ストラディックCI4+”を愛用している私ですが、シマノのリールを買うとするなら、ちょっと頑張って”ヴァンキッシュ”か?コスパ重視で”ストラディック”か?という認識でしたが、今回”24ヴァンフォード”の情報を見て心が揺らいでいます。

では、その心を揺さぶる機能について見ていきたいと思いますので『そろそろスピニングリールを買い替えたいな~』と思われている方は是非見てもらいたいと思います!

お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。

見た目・デザインを変えてきた”24ヴァンフォード”

シマノのヴァンフォードは今まで自分のリールとして注目してこなかったと書きましたが、『新しいスピニングリールを買いたいんだけど、何がオススメ?』と聞かれれば、実は『シマノのヴァンフォードがいいんじゃない?』と答えてきていました。

自分は買わないのに、なんでやねん!と思われるかもしれませんが、リールの基本性能と価格のバランスを考えると非常にオススメなリールだと思って見ていました。

では、なぜ自分では買う気になれなかったか?という点については、一重に”見た目がしっくりこない”という点に尽きるところでした。

現行版のヴァンフォードも決してかっこ悪い訳ではないのですが、ブラックを基調としつつレッドの挿し色が入っている見た目が、中途半端に”16ストラディックCI4+”を引きずっているようで、購買意欲に訴えてこない感じでした。

※現行版ヴァンフォード

しかし、今回、こんな私の印象を他の方も持たれていたのか?シマノさんはかなりイメージチェンジして”24ヴァンフォード”を投入してきた感じがします。

ぱっと見た目には、レッドの挿し色はほとんど目につかないくらい”赤色イメージ”を抑えたカラーデザインにチェンジされました。

出典:シマノ

これは本リールの紹介をされている黒田健史さんもコメントされていますが、そのくらい”ヴァンフォード”のイメージを変えてきた感じです。

一番大きな変更点は、スプールエッジのレッドを止めたところかと思います。

また、ローター部を見ると現行ヴァンフォードはシルバーパーツが目立ちますが、ここもブラック基調に変えてきたことで、全体として統一感が強まった感じがします。

この見た目の変更点は個人的には非常にウェルカムなところで、購買意欲をくすぐられるポイントになりました。

機能面では大幅にアップグレード

では、中身・機能面について見ていきたいと思います。

上位機種に搭載されている様々な機能がてんこ盛りなのですが、特に注目すべき機能について順番に紹介していきたいと思います。

・マグナムライトローター

まず一番の注目ポイントはローター部になります。

シマノでは”マグナムライトシリーズ”と”コアソリッドシリーズ”の大きな2つのスピニングリールのカテゴリーがあり、”マグナムライトシリーズ”のフラッグシップは”ヴァンキッシュ”であり、”コアソリッドシリーズ”のフラッグシップは”ステラ”になります。

”ヴァンフォード”はもちろん”マグナムライトシリーズ”の機種になり、ローターは軽量&高強度のCI4+で作られています。

バスフィッシングを筆頭に、”止める/巻く”の動作を細かく繰り返すようなテクニカルな操作を必要とする釣りにはローターの軽さが操作性向上に大きく貢献してくれます。

ちなみに”コアソリッドシリーズ”の汎用機である”23ストラディック”とのローター部の重量差は34%減にもなるほどの大きな差があります。

出典:シマノ

また、軽さ面だけでなく、ローター部のつくりについても、スプールからの糸落ち時にラインを巻き込んでメインシャフトに絡んでしまわないよう、ローター部のデザインにも工夫がされている点も注目に値します。

・アンチツイストフィン

更に、ローター周りの注目点としてはシマノの最新機種に次々と採用されている”アンチツイストフィン”が採用されているところです。

出典:シマノ

ラインローラーを通るラインをラインローラー部にホールドするような機能になっており、これによりスプールからの糸落ちも減りますし、ラインのヨレの発生レベルを大幅に減少させてくれる機能が実現されます。

非常に小さくて目立たないパーツですが、この”アンチツイストフィン”の性能は多くのアングラーに高く評価されている機能になります。

ラインのヨレを減少させるには、少しの力でも簡単に回転するラインローラーに交換する方法が有名ですが、ラインがラインローラーに当たるようになっていなければ回転性能の高いラインローラーを搭載したところで性能を発揮することはできません。

なので、この”アンチツイストフィン”の搭載は非常に大きな操作性アップの要素になります。

・インフィニティクロス

次に、リールの心臓部に当たるギアですが、ギアの歯の設計・製造技術の高度化を進めることにより、ギアの歯が当たる部分の接地面積の精度が上がり、ギア同士の接触負荷が低減されてギアの耐久性が大きく改善しています。

まさに外部からは見えない部分ですが、耐久性の向上だけでなく、巻き心地・巻き感度の向上にも大きく効果が発揮される部分になります。

”ギアのシマノ”というイメージが強くあるかと思いますが、まさに自社の得意技をもれなくつぎ込んだ機能が”インフィニティクロス”になります。

前回の記事でリールのメンテナンスの記事を書きましたが、やはり基本性能が高ければより長くリールを安定した性能で使うことができるので、非常に重要な機能面でのポイントになると思います。

・インフィニティドライブ

”24ルビアス”でも”AIRDRIVE SHAFT”と言う機能でメインシャフトとピニオンギアの接触領域での改善が図られていましたが、シマノでは”インフィニティドライブ”という機能で改善が図られています。

出典:シマノ

スピニングリールでは、ベイトリールと違いハンドルの回転で発生させる縦の回転をスプール回転という横方向の回転につなげないといけませんが、この部分には当然大きな負荷がかかります。

従来はピニオンギアで支持していたメインシャフトを特殊なブッシュで支持することで躍動抵抗を低減して巻き上げの力強さを実現しています。

また、ダイワさんの”AIRDRIVE SHAFT”では、ボールベアリングを利用してメインシャフトとピニオンギアの接触を回避する仕組みが取られていましたが、”インフィニティドライブ”ではメインシャフトに特殊表面加工をすることで摩擦抵抗を軽減しています。

これらの改善で、大物がヒットした時にも巻き上げの抵抗感を低減することが実現されています。

・デュラクロス

次に、ドラグ部分の機能改善ですが、ダイワの場合は”ATD-L”の実装で実現していますが、シマノの場合はドラグワッシャーのフェルト素材の改善を導入してきています。

出典:シマノ

ドラグワッシャーはスプール本体とドラグノブに挟まれていて、ラインに負荷がかかった際にスプールが適度に逆転する為の抵抗調整パーツになっています。

なので、スプールが逆転してドラグが滑ればドラグワッシャーは強い力でプレスされた力を受けた状態でこすられ、使用を繰り返すことで摩耗しドラグ性能の低下を招きます。

シマノ社製品の比較で10倍の耐摩耗性を実現しているということで、より長くドラグ性能を維持できるようになっています。

・その他搭載機能一覧

以上が主な注目機能でしたが、これら以外にも非常に多くの機能を搭載してきているのが今回の”24ヴァンフォード”になります。

”マイクロモジュールギアⅡ”や”HAGANE BODY”、”G-FREE BODY”などを筆頭に最新のシマノ社オリジナル機能が17機能も搭載されています。

製品ラインナップも充実している

”24ヴァンフォード”は”マグナムライトシリーズ”としてテクニカルな釣りに向いているリールですが、”23ストラディック”と並んで幅広い釣りジャンルをカバーする機種になるので製品番手のラインナップも充実しています。

出典:シマノ

1000番サイズのボディを持ちアジングなどのライトゲームやエリアトラウトゲームなどで使える”C2000S”&”C2000SHG”から、ショアジギングなどでも使える”C5000XG”まで揃っており、ほとんどの釣りがカバーされています。

先の機能面の紹介では触れていませんでしたが、CI4+をボディ素材にも採用していることから超軽量リールとして仕上がっており、C2000番クラスで155g!

シーバスやチニングなどでメインとなる2500番~C3000番クラスで175g~180gと200gアンダーを実現。

最大サイズのC5000番で225gとなっています。

リール本体の軽さはリトリーブ時の巻き感度にも効果が出るので、まさにアジングなどの感度重視の釣りにも効果的ですし、シーバスやチニングなど巻きのスタイルがメインとなる釣りにも活躍してくれるかと思います。

まさに、シマノの汎用スピニングリールにおいて、中堅機種の主人公となるのが”24ヴァンフォード”という感じですね。

シマノ”24ヴァンフォード” まとめ

と言うことで、シマノのNEWリール”24ヴァンフォード”について機能面を中心に細かくチェックしてみました。

最後にこのリールの注目点として追加したいのが価格になります。

”24ルビアス”は一昔前のステラと変わらない価格となっていましたが、”24ヴァンフォード”については34,200円~37,400円と言うことで、かなり高コスパとなっています。

実売価格で10%~15%程度値引きがあるとすれば3万円前後で入手可能ではないでしょうか?

細かい点ではステラやヴァンキッシュと同じにはならないかと思いますが、基本性能の高さは間違いないと思いますので、価格と性能のバランスからするとシマノ汎用スピニングリールの中で一番コスパの高いリールになるかもしれません。

”23ストラディック”がバーサタイルモデルとされていますが、高性能バーサタイルとしては”24ヴァンフォード”の方が魅力的?

”ヴァンキッシュ”と”ストラディック”の間に挟まれて少し影が薄い存在になっていた”ヴァンフォード”ですが2024年モデルのリリースにより、その構図が大きく変わるかもしれないと感じているのは私だけでしょうか?

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