こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
さて、今回は今シーズンを通して注目してきた【Bass Pro Shops Central Open 第4戦】についてピックアップしてみたいと思います。
伊豫部選手の2位入賞からスタートした本シリーズも、今回で最終戦です。
伊豫部選手の2019年のElliteシリーズ昇格がかかった重要な試合でもあります。
先週末は期待と緊張感を持って結果を見守っていましたが、日本人選手にとっては厳しい最終戦になったと言わざるを得ないところです。
ほとんど結果を先に言ってしまっていますが・・・
しかし、これですべてが終わった訳ではありません。
また、来年があります!
ということで、Central Openの最終戦の結果を見てみたいと思います。
お時間のある時にお付き合いいただければ幸いです。
さて、今回のフィールドはアラバマ州のローガン・マーチン・レイクです。
Central Open 最終戦を見据えて書いた記事でも触れましたが、当フィールドは過去にバスマスタークラシックも開催されたことのあるメジャーレイクです。
当然、出場する選手も経験値をそれなりに持っている選手も多いということで、日本人選手にとっては上位進出において厳しい条件のフィールドと言えるかもしれません。
そんな第4戦ですが、暗い時間帯からのスタート。
<出展:bassmaster.com>
今大会で順位を上げてEllteシリーズ昇格権を獲得したい伊豫部選手。
いろいろと思うところあるスタート待ちの時間だったのではないでしょうか?
<出展:bassmaster.com>
肝心の試合の方ですが、初日のTOPウェイトを持ち帰ったのは『ダスティン・コーネル』選手で15ポンド3オンス。
グラム表示に換算すると、6,800gほどなので日本のフィールドで見るとハイウェイトですが、アメリカの大会として見るならそれほどのハイウェイト戦という感じではありません。
TOP5は20ポンドラインというのも珍しくありませんので。
そして、上位5名に中に日本人選手の名前は無し。
キムケンさんが9ポンド15オンスで43位。
ジャッカルの加藤誠司選手が9ポンド4オンスで54位。
約280gの差で11人のひらき。
宮崎友輔選手が8ポンド13オンスで65位タイ。
そして、期待の伊豫部健選手は~~~~
8ポンド10オンスで68位タイ!!
出遅れた~~~
何なら、初日は10位以内に入って欲しかったくらいなのですが、波に乗り切れなかったようで非常に厳しいスタートを切ることになってしまったようです。
残念ながら、初日のウェイイン写真の中に、日本人選手の姿は見つけられませんでした。
迎えた、大会2日目。
予選の上位12名が最終日の決勝に進出することができます。
日本人選手には爆発的なウェイトで一気に順位を上げてもらいたいところだったのですが~?
2日目で首位に立ったのは『マーク・ローズ』選手。
2日目は13ポンド12オンスをウェイインしてTOPに踊り出ました。
『マーク・ローズ』選手は2018年のFLWツアーにおいてA.O.Y.を獲得しています。
今年は非常に強い選手ということです。
キムケンさんが、この日13ポンドオーバーを持ち帰ってトータルウェイトを22ポンド2オンスまで伸ばしたのですが、最終順位は20位。
決勝進出ならず~~
宮崎選手も初日を超えるウェイトを持ち込み、トータルで21ポンドまで伸ばしましたが21位でフィニッシュ。
加藤選手は46位でフィニッシュ。
伊豫部選手は、トータルウェイト9ポンド8オンスと、2日目はほぼ釣れておらず最終順位を119位まで下げてしまいました。
これにて日本選手は万事休す。
伊豫部選手も第3戦時点で8位でしたので、これで来期Ellteシリーズへの昇格は無くなったということになります。
日本人選手の居なくなった最終日の決勝。
この日もまた首位が入れ替わりました。
2日目の時点での暫定TOP『マーク・ローズ』選手は9ポンドしか持ち帰ることができずに2位に後退。
ここで躍進してきたのが、予選7位通過の『ジャスティン・アトキンス』選手でした。
やはりキーとなる13ポンドオーバーを持ち帰り、一気に優勝をもぎ取りました。
<出展:bassmaster.com>
いろんな試合を見てみると面白いのが、どんな大会でも単日レベルでのTOPウェイトはほぼ同じということです。
爆発的なウェイトが持ち帰られるケースも少ないですが、逆に、著しく軽いウェイトで勝てている例もほぼありません。
大会が開催される各フィールドでのMAXポテンシャルというのは概ね決まっているという感じです。
これでCentral Open の全日程が決まり年間順位も確定しました。
<出展:bassmaster.com>
伊豫部選手ばかりに注目していたので見落としていたのですが、最終戦で21位となった宮崎選手が年間順位で10位に入り、オープンチャンピオンシップへの出場権を獲得されました。
一方、伊豫部選手は一気に準備を落として26位で終了。
大きく明暗を分けた最終戦となりました。
と言うことで、なんだかんだであっと言う間に1シーズンが終わってしまいました。
結果的には宮崎選手がオープンチャンピオンシップに進出できたので、日本人としては嬉しい限りですが、第2戦の時点でTOPに立っていた伊豫部選手の失速については残念な限りです。
とは言え、TVなどの映像からも明るいキャラクターが魅力の伊豫部選手なので、いつものガハハ節で次のシーズンに向けて向かっていってくれることと信じています。
大阪・淀川の城北ワンドにて陸っぱりにてビッグバスを引きずりだされていた映像などはインパクト大ですが、キャスト精度も含めて釣りのレベルの高さをメディアでも見せてくれている伊豫部選手。
きっと来期はやってくれると思います!!
また、伊豫部選手だけでなく、来期は何人の日本人選手がOpenシリーズからElliteシリーズを目指すことになるのか??
これはこれで楽しみです。
しかも、今週末には【Bass Pro Shops Eastern Opens】の最終戦が開催されます。
こちらにも伊豫部選手を始め日本人選手が参加していますので、最後のひと暴れに期待したいところです。
一方で、頂点に君臨するElliteシリーズでは9月20日~23日にかけて、【TOYOTA Bassmaster Angler of The Year】が開催されます。
第8戦までの成績の上位50名に出場権がありますが、大森選手は44位でこの権利を獲得しています。
大森プロには最終戦で暴れて欲しいですし、この試合のポイントも踏まえた最終ポイントにて来年開催のクラシックの出場権が決まります。
Ellteシリーズからは上位30名です。
今月下旬は、いま一度、盛りあがりたいと思います!!