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【NEWタックル検証】アルファスAir TWとスティーズAir TWの違いとは?

こんにちは!

いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。

NABRA Chase Fishing GONAT です。

今回の記事は、今年注目のダイワのベイトフィネス専用リールについてのピックアップになります。

フィッシングショーなどで注目を集めた【ダイワ 20スティーズAir TW】ですが、その裏で、往年のベイトフィネス機種であるアルファスから新たにAirがリニューアルリリースされました。

アルファスAirは過去にも出ていましたが、ラインのレベルワインドがTWSではありませんでした。

しかし、今回リリースされたアルファスは満を持してのTWSを搭載しています。

ライン放出効率が高いことで認知されているTWSですので、アルファスに搭載されたのもようやく感がありますが、いずれにしても結果的にTWSが搭載されたことは評価に値すると思います。

フラッグシップ(最上位機種)のスティーズに対して、ミッドシップ(中堅機種)のアルファスというイメージがありますが、実はその内容や使い勝手には単純な価格差があるだけではないことを知りました。

では、その違いについて見てみたいと思います。

お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。

使用パーツの違いによるブレーキ特性の違い

『スティーズAir TW』は定価68,000円。『アルファスAir TW』は42,800円。


それなりに価格差であり、当然ですが価格差を生み出すパーツの違いもあります。

そもそも、リール自重がスティーズAirは135g!

アルファスAirは160gなので、スティーズAirの方がより軽量化の為に高い素材の部品を多く使っていることがわかります。

どちらもスプール径は、現時点で最小の28mm径のエアスプール搭載なので、スプール自身でのウェイトの違いは出ないので、スプール以外のいろいろなパーツやボディの素材などで違いが出ているかと思います。


因みに、ボディについては、スティーズAirはスティーズCTSVと同じボディ設計が利用されているようです。

このパーツの違いの中で、ブレーキ性能に影響するブレーキユニットの違いが注目に値します。

同じ28mm径のAirスプールですが、インダクトローター部において『アルファスAir TW』の方が0.5mm分ほど外に飛び出すようです。


インダクトローターはスプール側に付いているカップ状のパーツで、これがリールのサイドプレート側にある円形のマグネットパーツに入り込むことで磁力によるブレーキがかかる訳ですから、インダクトローターがより大きく飛び出すということは、ブレーキの掛かりが強くなるということです。

しかし、これは、サイドプレート側のマグネットパーツが同じものであれば、の話しであり、実際には『スティーズAir TW』と『アルファスAir TW』は明らかに違うパーツが取り付けられています。

もう少し具体的に突っ込むと、『アルファスAir TW』のマグネットパーツの方が見た目大きなものが付いていますが(勿論、スプールは28mm径なので新設計かとは思いますが)、『スティーズAir TW』のマグネットパーツよりも磁力は少しマイルドなものが使われているようです

磁力が少し弱い分を補う為に、飛び出る幅を少し大きくして補っているという理屈になります。

この違いが、実釣における使い勝手の違いに出ているようです。

非常にザクっとした表現になりますが、アルファスAirの方がブレーキの効き方がマイルドなようで、よりいろんなスキルの人にとって使い易い設定。

スティーズAirは設定がビシっと決まった場合、超軽量リグがよりストレス無く遠くまで飛ばせることができる代わりに、設定の受け幅が狭くて少しピーキーさがあるとのことです。

ボート釣りなどで複数のタックルがあり、極限の軽量リグを太いラインで扱いたい時などはスティーズAirがいきてくるかと思いますが、陸っぱりなどで少ないタックルである程度幅の広いリグをカバーしたい時などは、アルファスAirの方が使い易さを実感できる、という違いがあるような感じです。

これは、どちらかのリールが無条件に優位と言う話しではなく、それぞれの特性を知って使い分けたり選んだりすることが重要という話しだとご理解頂ければと思います。

ソルトベイトフィネスは『アルファスAir TW』で決まり

最初にブレーキ特性の違いについて触れましたが、それ以外にも大きな違いがあります。

それが、ソルト対応かどうか?というところです。

スティーズシリーズは、オリジナルのSVから、A、としてCT-SVまで全てソルト対応ですが、Air-TWは淡水専用機になります。

これに対して、『アルファスAir TW』はソルト対応なので、極軽量リグをメバリングやアジングで使いたい場合は『アルファスAir TW』一択になる感じです。

ライトソルト界のカリスマであるレオン氏も、少し前までは渓流などをターゲットにした淡水専用機のアルファスAir ストリームカスタムを使われていましたが、『アルファスAir TW』の登場を非常に強く注目しているようです。

少し前に書いた【Fishman Beams inte 6.4UL】の記事にコメントを頂いた方は、既にinte64とスティーズAirの組み合わせを使われているとのことでしたが、超軽量リグがぶっ飛んでくれると言われていました。



ソルトシーンでのベイトフィネスを更に進化させる立役者としては『アルファスAir TW』が中心になるのではないかと思います。

アルファスAir TW 検証 まとめ

と言うことで、今年の新機種である2機種を比較しつつ『アルファスAir TW』を突っ込んで検証してみました。

ダイワのリールでは『ベイトフィネスと言えばアルファス』という感じですし、村上さんのYouTube動画の『村上的』で紹介されていましたが、初代のリベルトピクシーでもスプール重量は非常に軽く、今でも現役で十分活躍してもらえるリールなので、基本性能が高いということですね。

先にも書きましたが、スティーズAirよりは汎用性の高いアルファスAirなので、陸っぱりアングラーを代表により多くのアングラー向けなのはこちら、という感じですね。

気になる『脅威の28mm径スプール』のデビューにもハードル感が少し下がっていいですね。

また、今回の機種からTWSがアルファスに導入されたというのも大きなニュースですね。

ここまでスプールの慣性を小さくしてくれば、やはりラインの放出効率を高めたいというのは普通の流れかと思います。

PEラインはスプール内でバタつくとバックラッシュの原因になるので、PEラインを多く使う方にはTWSは強い味方になるかと思います。

バス釣りにも使うけど、ライトソルトゲームも並行してやる!という方も、是非NEWアルファスAir TW ご検討されてみてはいかがでしょうか?

発売はもう目の前の2020年5月のようです。

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