バスフィッシング

【チューニングタックル】ホバスト用フック 自作の巻き

こんにちは!

いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。

NABRA Chase Fishing GONAT です。

国内の新型コロナ感染の勢いはなかなか収束の目途が見えてこないですね。

街中でも、駅などは明らかに人が少なく、かなり皆さんの行動自粛はなされていることを感じますが、それでも十分ではないのかもしれません。

目に見えないウィルスという敵との闘いはなかなか厳しいものがありますね。

私も極力テレワークということで、自宅でできることをしている日々ですが、いろいろな取引先とのやり取りも制約が多いですし、通常時のようなパフォーマンスでは仕事ができません。

今はウィルスの収束が最優先ですが、半年先移行が結構心配な今日この頃です。

ということで、家で隙間時間を利用してちょっと内職をしてみました。

内職のターゲットは『ホバスト用フック』の自作です。

巷で噂の『ホバスト』ですが、専用のフックがなかなか売っていないということで、材料を少し調達して自作してみました。

市販品に無い自分なりの拘りも加えて作成してみましたので、紹介させて頂きます。

では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。

ベースのフックの準備から

まずは、ベースとなるフックの準備からです。

一見、ストレートフックで良いように思いますが、フックの軸(シャンク部)とラインを結束するラインアイとの距離があった方がよりワームをロールさせることができるので、ジグヘッド用のフック(以下、ジグフック)が一番良いようです。

ソルトのライトゲーム用だと、自分の好きなウェイトのガン玉を噛ませてジグヘッドを作れるように、フック部だけが販売されているのですが、バスフィッシング用のジグヘッドのフック部だけというのは店舗ではなかなか販売されていません。

なので、家にバラで転がっている樹脂タングステンヘッドのジグヘッドを利用してみることにしました。

このジグヘッドのウェイト部をニッパーにて除去して使うことに。

新品でジグヘッドを買ってもいいのですが、せっかく高価な樹脂タングステンヘッドが付いているのに、カットしてしまうのは貧乏性的には抵抗感が大きいので、まずは使われずに余っているものを使うことにしました。

この、たまたま見つけたジグヘッドは確かZAPPUさんの古いフックで、FECO認定のジグヘッドが発売された当初に買ったフックのような記憶があります。

因みに、鉛などを使ったジグヘッドでも利用できるかと思いますが、ニッパーで簡単には除去できないので要注意です。

樹脂タングステンであれば、ニッパーで強く挟むとポロっと割れて外れてくれるので楽チンです。

実際に除去した状態がこちら。

まずは、これをベースのフックの一つにして作成してみることにしました。

しかし、ふと思い当たることがあり、某国内フックメーカーさんのサイトを覗いてみると、ジグヘッド用のジグフックがいろいろと販売されているのを発見。

今後、ホバストフックを続けるのであればもっとベースのフックが必要になるので、こちらを調達してみることにしました。


こちらのフックは、フッ素コートされている上に平打ち加工されている少し太い軸のフックになるので、ベイトフィネスで使う時にはこちらをメインにしてみようかと思っています。 では、次の章では、ワームストッパー部を付ける作業について書いてみたいと思います。

制作はハゼクラアシストフック作成とほぼ同じ

さて、まずはホバストフック作成の為の道具の準備から。

使うのは、ラバージグやフライなどを作成するのに使うバイスです。

これにフックを挟んで固定し、スレッダーをフックに巻き付けて固定します。

ワームストッパーに使うのは、フロロカーボンラインが中途半端に余ったものを利活用。

私は30lbのフロロカーボンラインの余りを使いました。

フロロカーボンラインを一度スレッダーで固定し、折り返してもう一度スレッダーで固定。

ここで、瞬間接着剤をスレッドに塗布し、プライマー(瞬間接着剤硬化促進剤)を吹き付ければ、巻き付けたスレッドの固定は完了です。


後は、余ったラインの端を綺麗にカットして終了です。

因みに、プライマーを吹き付けると瞬間接着剤が白くなってしまうので、乾燥後にマジック等で白浮きを画す必要があります。


瞬間接着剤の代わりにエポキシ樹脂などを使って固定すれば白浮きもなく綺麗な仕上がりになりますが、エポキシ樹脂は2液を混合して硬化させる必要があるので、ある程度まとめて作成する必要があるだけに、個人で作成するレベルでは少しハードルが高い感じがします。

こうやって出来たフックがこちら。


まさにハゼクラ用のアシストフックの作成手順とほぼ同じです。

このフックを4インチのO.S.P.のドライブスティックに装着してみました。

なかなかいい感じではないでしょうか?ちゃんとボディの可動部も確保できているので、個人的には理想のバランスです。


スレッドを巻いた部分がスリムで綺麗に出来ているものもあれば、スレッドを巻きすぎてズングリムックリになってしまっているものもあり、精度にバラつきが大きいのが現状ですが、10個ほど作ったところでどうすればスマートに作成できるのか?がわかりました。

そして、樹脂タングステンシンカー部をカットして準備したジグフックを利用して作成したものがこちら。

フックサイズ的には、土肥富のフックの#1/0とほぼ同じくらいのフックサイズです。

フックがシルバーなので、フラッシングが欲しい時などに使ってみるなど、使い分けもいろいろと試してみたいと思います。


今後、もう少し作成して、よりスマートに、より効率的なストッパーができるように研究を進めたいと思います。

ホバスト用フック 自作チャレンジ まとめ

と言うことで、噂のNEWリグ用のフックを自作してみた話しでした。

こうやって考えると、いろいろなフックで作成できるので、スピニング用とベイトタックル用など、いろいろな使いどころ別に作ってみることができるのが面白いですね。

もっと言うと、アフター時期の食いの渋いメバル狙いに、表層で漂わせながら狙うために使うノーシンカーリグ用のフックなども、フック選びから考えてやってみると面白そうです。

市販品はほとんどが手間賃とアイデア代なので、自分で作ればコストは大きく節約することができます。

今回のような状況で、少し時間が確保できるタイミングをちょっと違う観点で有効に使ってみるのも面白いかも?と言うお話しでした。

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