こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
今日は雨に加えて風がスゴイですね。
街のあちらこちらに壊れたビニール傘が散乱している中、出勤しました。
雨は夕方には止む予報ですが、この風はライトゲーマー泣かせな風ですね(^_^;)
さて、今回はまたまたタックルインプレです。
(karil ホームページより画像転載)
自分で使った訳ではない商品の話なので、正確にはインプレにならないのですが、ベイトフィネスタックルにおける最近の状況について、自身の驚きも含めてカタログベースのインプレを書いてみたいと思います。
驚愕の進化、ベイトフィネスリールのスプール
今回注目するのは、国内の総合釣り具メーカーがリリースしているリールに対応するように開発された、サードパーティーのスプールについてです。
まず最初は、JB TOP50のメンバーである沢村プロが経営するキャリル()店舗は河口湖で販売されている、KTF のスプールです
沢村プロはベイトフィネスの浸透を、実践を通して展開されていますが、その知識とノウハウに着目したダイワさんと技術提携?をされている、という話は数年前の釣りビジョンの番組で見た記憶があります。
キャリルさんのKTF ベイトフィネスリールは、ABUのREVOエリートシリーズが最初だったと記憶しています。
かく言う私も、当時飛びついて買った1人です。
そこからダイワのアルファスに展開し、シマノからアルデバランがリリースされると、それまでのマグブレーキリールに留まらず、遠心力ブレーキにもそのバリエーションを広げられました。
その後、私自身がバス釣りから離れた事もあり、何年かKTF の製品を見る事も無かったのですが、ここ最近ソルトでベイトフィネスを始めた事もあり、世に出回っているサードパーティーのベイトフィネスリールのアイテムを見ている中で、久々にKTF の製品に辿り着きました。
ここで目にしたのは、ダイワの技術であるG1ジュラルミンを利用したスプールでした。
アルミ素材の中でも強度の高いジュラルミンですが、主にリールのギア素材として出回っている超超ジュラルミンよりも更に強度のあるG1ジュラルミンをスプール素材として製品化されています。
今、私が注目しているシマノの16アルデバランBFS用のスプールについては、5.7g!!。
ノーマルのシマノの純正FTBスプールはボールベアリングを除いて7.2g
驚愕の軽さです。
(Karilホームページのオンラインショップページより画像転載)
少し前の記事にも、スプール慣性力は、スプール自身の重量だけで決まるものではないと言う話を書かせてもらっていますが、元々が低慣性力のバランスを保持しているBFSスプールの改良版としてリリースされているので、純正スプールよりも高性能になっているのは間違いありません。
ただ、残念なことに、製品の提供量には限界があり、販売タイミングに運良く当たらないと入手できない状況です。
KTFの製品は昔から人気が衰えないところも驚きですが、これも製品の信頼度の高さの証ではないかと思います。
サードパーティのもうひとつの優、Avail
次に、Availの製品についてです。
こちらについても、スプールの軽さを限りなく追求した製品がリリースされています。
また、こちらの特徴としては、シマノのリールのように遠心力ブレーキが標準の機種についても、独自のマグネットブレーキユニットを組み込むことで、マグブレーキ仕様に変更することができるようになっている点かと思います。
(Avail ホームページより画像転載)
基本的な構造が同じなので、01カルカッタコンクエストなどの昔の機種から、15アルデバランや各世代のメタニウム、アンタレスなど対応機種が多いのも魅力です。
Availの製品については、製品のネーミングからして、バスフィッシングのフィネスフィッシングだけというトーンではなく、渓流などのトラウトも意識した製品作りがされている感じです。
しかし、この肉抜き具合は、かなりキテる感が伝わってきますね。
スプールの素材は何なのか?記載が見つけられませんでしたが、シャフトの素材はステンレスを使用しているという情報を見たことがありますので、実釣強度は意識されているかと思われます。
(Avail ホームページより画像転載)
KTF製品との性能差は、使い分けて比べたことが無いので何とも言えませんが、こちらについては周囲で使っている人も多く、その高性能を評価する声が多く聞かれるのが現実です。
更には、Avail製のパーツを組み合わせて、遠心とマグのツインブレーキ仕様にしているツワモノも身近に居ます。
KTF は沢村プロと言う絶対的な有ノウハウ者がプロデュースするファクトリーチューニングですが、Availはユーザー側が好みでチューニングして行く感じなので、その違いも面白いところだと思います。
まとめ
元々国産のリールやABUのリールにおけるここ数年の高性能化は眼を見張るものがあるのですが、これらのサードパーティーの製品により更に高性能なリールを釣りに使えると言うのは、使い手たるアングラーにとっては嬉しい限りですね。
どこまでチューニングにコストを注ぎ込むか?は人それぞれですが、自分の技量に合わせて使い易くできる余地があると言うのは素晴らしい事だと思います。
そして、その余地(カスタマイズできる範囲や種類)が大きいのがベイトリールというのも、ベイトリールという道具そのものの、1つの魅力ではないかと思います。