こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂き有難うございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
さて、今回はこれからのメバリングシーズンに活躍してくれそうなアイテムを見つけたのでご紹介してみたいと思います。
メバリングと言えば、ジグ単やプラグなど、アジングに比べると攻め方のバリエーションが広いのが特徴かと思います。
アジングでもプラグゲームなどが成り立つのですが、私自身は湾奥で釣りをするシーンが多いので、どうしてもジグ単のイメージが強くなってしまいます。
いろいろな攻め方ができるメバリングの楽しみ方の中でも、私が特に好きなのがフロートリグになります。
ジグ単などはキャストする距離が短いので、魚がヒットした時にもファイトは短時間で終わることがほとんど(取り込みに時間がかかるようだと逆にピンチ)なのですが、フロートリグやライトキャロなどの釣りは遠投して遠くで魚を掛けるので、やり取りが長く楽しめるのが魅力です。
そんなフロートリグの釣りに使える新しいアイテムが今回紹介する商品になります。
『フロート』というリグを水面から吊るす&遠く機能にPLUSされた機能がなかなか素敵な製品になります。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
2色で切り替え ルミカ エックスフロート
では、ピックアップした商品について見ていきましょう。
電池式で発光するのがこちらの製品になります。
【ルミカ エックスフロート】
また、ひとつで2色に切り替えができるようになっています。
1種類はグリーンとオレンジの切り替え。もう1種類はピンクとホワイトの切り替えになります。
この色の使い分けはいろいろあるかと思いますが、オレンジ・赤系統のカラーは水の中に透過しにくい波長の色なので、魚に警戒心を与えないようにしたい時に使うのが良いかと思います。
また、グリーンは集魚効果があると言われているので、ターゲットの魚に気付かせて寄せたい時や、小魚やプランクトンなどのベイトを寄せる効果を期待した時などに使ってみるのが良いかと思います。
ただし、シーバスなども寄せられるので、シーバスが多いポイントなどでは要注意ですね。
リグのセットの仕方としてはルミカのホームページでもにリグの例が記載されています。
アルカジックのシャローフリークなどをセットする際に使われるリギングパターン(リーダーのヒゲ利用方式)ですが、個人的にはエックスフロートのリングをそのまま利用して通常のフロートリグにするのもアリだと思います。
実際にフロートリグを投げてみればわかりますが、波にもまれたりして結構絡むのがフロートリグの弱点かと思います。
下の図のリグは、実際にやってみると本線とフロートにつないでいるラインが絡むことが多く、リグの回収の度に状態チェックをしないといけません。
なので、チューブなどを活用しつつ、本線自身にフロートを通すリグの方が絡みにくいので、絡みでお困りの方はリギング方式の変更を試してみてはいかがでしょうか?
また、オプションとしてケミホタルをセットにすることもできます。
本来のライトが明る過ぎると感じる時には、こちらの製品のトップ部分にケミホタルをセットすることで、視認性の調整をすることもできます。
細かい部分ですが、このような調整機能があるところも面白い特徴かと思います。
サスペンド&シンキングならハピソン かっ飛びボール
先に紹介したルミカのフロート以外でも発光式のフロートはいくつか販売されています。
その中でもハピソン社のフロートは注目に値すると思います。
ヘッドライトなど電気関連釣具で有名な、パナソニックから独立したハピソン社ですが、電気ウキなどを多数リリースしており、フロートについてもラインナップしています。
ルミカのエックスフロートはフローティングのみですが、ハピソンの発光フロートはサスペンド~シンキングのタイプが揃っています。
【ハピソン かっ飛びボール】
個人的にはフローティングタイプが一番好きなので、シンキングタイプはあまり使わないのですが、水深や潮流の強さ次第では使い分けが有効なシーンも多いかと思います。
この使い分けについての持論は次の章で書いてみたいと思いますが、ここではハピソンさんのフロートのラインナップについて簡単に紹介しておきます。
先にも書いた通り、モデルとして『サスペンド』『スローシンキング』『ファストシンキング』『エクストラファストシンキング』の4モデルがあるのが特徴になります。
それぞれ重さが違っていて、本体の浮力は同じなので、重くなれば早く沈むタイプになります。
一番重いエクストラファストシンキングで7gなので、遠投されたい場合はルミカの製品の方が有利かも知れません。
私の場合は遠浅のポイントでフロートを使うことが多いので、飛距離を稼ぐ為にフロートの重量は欲しいのですが、沈むのが速いとこれはこれで困ります。
【アルカジック ぶっ飛びロッカーⅡ】の10gを愛用していますが、10gあればかなり広い範囲をサーチ可能なので、遠投したい方はルミカの方が使いやすいかもしれませんね。
なお、ハピソンの【かっ飛びボール】は3色のラインナップです。
カラーの種類はエックスフロートと似ていて、ブルー系、グリーン系、レッド系の3色ですが、かっ飛びボールは色の切り替え機能はありません。
水深による使い分けとして準備しておくのがいいかもしれません。
フローティング/サスペンド/シンキングの使い分け
さて、最後にフロートのタイプによる使い分けについて簡単ですが持論を書いてみたいと思います。
浮くのがいいのか?沈むのがいいのか?フロートリグを始めた頃は結構悩むかと思います。
水になじんだ方が良いイメージがあり、サスペンドなどが無難に感じるかもしれませんが、サスペンドには結構落とし穴があるのです。
と言うのは、どのような状態でサスペンドになるのか?を把握しておかないといけないということです。
上で紹介したかっ飛びボールのサスペンドモデルの部分の説明書きを見て頂ければと思いますが、『0.5gのジグヘッドと組み合わせた時』にサスペンドになる、と記載されています。
0.5gより軽いジグヘッドを組み合わせた場合はフローティング状態になるし、0.5gより重いジグヘッドと組み合わせた場合はシンキングになる訳です。
また、実釣ではジグヘッドだけをセットすることはなく当然ワームをセットすることになりますが、このワームも塩が多めに含まれている高比重のワームなどをセットしてしまうと、0.5gのジグヘッドを使っていてもスローシンキングになります。
なので、本当にサスペンド状態にするのは結構難しいということは意識しておいた方がいいかと思います。
また、ラインスラッグを取る以上に巻いて使う場合は、フロートが受ける水の抵抗でリグ全体が浮き上がり易くなりますので、ある程度巻きで使うのか?完全にフリーで潮流に乗せて流すのか?など使い方でも変わってきますので、ここも意識しておくべきポイントです。
後は、釣り場の環境ですが、釣り場の水深によってもフロートのモデルは使い分けるべきかと思います。
メバルは遠浅のゴロタ浜や砂浜でも潮位によっては入ってきますので、水深の浅いポイントでファストシンキング系のフロートを使ってしまうと、ポイントのボトム付近を狙うことになるのと、地形によっては根掛かりのリスクも意識しないといけません。
逆に、ある程度水深のある堤防や磯場などで釣りをする場合で、ボトムの沈み根付近を狙いたい場合はシンキングモデルでないと攻められませんし、潮流の速い場所だったりすると、ある程度リグが速く沈んでくれないと狙いたいストラクチャーを攻めることができません。
なので、いろんなフィールドの環境や条件に対応するには、いくつかのタイプのフロートを準備しておく必要があるということになります。
メーカーの回し者ではないので、いろんなタイプのフロートを無意味に買いそろえることをお勧めしている訳ではありませんが、それぞれのタイプの適用シーンは知っておいて損はないかと思いご紹介してみました。
因みに、私は水深のある場所でメバリングをすることが少ないのと、メバルは基本は水面方向を向いて餌を待っていること、そしてナイトゲームがメインなのでメバルが浮いていることが多いなどの理由で、フロートはほぼフローティングモデルしか持ち合わせていません。
また、フローティングモデルを持っていれば、ガン玉などのシンカーを追加することでサスペンドやシンキングにして使うこともできるので、フローティングモデルが一番オールマイティだと思っています。
なお、この発想が製品化されているものもあります。
オーシャンルーラーから販売されている【オーシャンルーラー アクティブフロート】のシリーズは本体内にシンカーなどを入れることができるようになっているので、ひとつでフローティングからシンキングまでの役割をこなしてくれる優れものです。
また、発光機能は持っていませんが、ケミホタルをセットすることができる構造にしてくれていますので、視認性を上げたい場合はケミホタルと組み合わせることで実現できるので、持っているとかなり汎用性の高い製品だと思います。
ライトゲーム 発光フロート まとめ
と言うことで、発光タイプのフロートを中心にご紹介してみました。
フロートリグはそもそも釣りの射程圏を広げることができる強みがあることに加えて、フローティングモデルやシンキングモデルを適材適所で使い分けることで、更に攻略のバリエーションを増やすことができます。
また、実際にナイトゲームでフロートリグを使ってみるとわかるのですが、明かりが無いところで使うとリグの位置はなかなか確認できないものです。
潮の動きなどを知る為にフロートの位置は確認したいものですが、従来のフロートリグの場合は時々ラインを張ってラインの向きでフロートの位置を確認するしかありませんでした。
ちなみに、アルカジックのアクティブフロートなどはケミホタルミニなどがセットできるようになっているのですが、ある程度近くにリグが来た時には目視できますが、遠投した時などはほぼ位置を認識することはできません。
そういう観点では、今回ご紹介した光るフロートは画期的なアイテムかと思います。
これも技術が進んで、小さくても明るく光るものが出来たので実用化されたのかと思います。技術革新はありがたいですね。
そろそろ、タイミングを見つけてサーフメバリングをやりに行こうかと思っていますので、それまでに是非【ルミカ エックスフロート】を入手したいと思います。
なお、釣具屋で発見できない方はルミカのホームページでも販売されていますので、一度チェックしてみてもらえればと思います。