本来の高切れの場合、タックルとルアーのバランスは意識していますか?
実際に、このパターンはあまり無い、と思っていますが、私用するタックルとルアーのバランスが大きくズレていれば、高切れの原因になります。
例えば、0.6号のPEラインに、フロロ12lbのリーダーを組んで、28g~の重めのルアーをフルキャストする。
ロッドが柔らかければ、これでも滅多に切れないと思います。しかし、MHクラスの、しかもファストテーパーのロッドでフルキャストすれば、高切れするリスクは一気に高くなると思います。
ルアーをキャストする際には、ラインには相当のストレスが掛かっています。ラインをじっくり引っ張っても中々切れないけど、瞬間的にパンッ!とテンションを掛けると、あっさり切れることは多くの方がご存知かと思います。
ラインは、ゆっくり引っ張ると、それなりに伸びてストレスを逃がします。が、あまりに瞬間的に負荷をかけられると、伸びてストレスを逃す余地がなくなり、切れてしまうのです。
と言うことで、ラインが本来持っている強度を超えているか、限りなく限界負荷に近い重量のルアーを無理やり投げると、高切れが発生しますので、自分が使用するルアーウェイトと、タックル(ライトとロッド)のバランスはしっかり意識しておくべきかと思います。
因みに、このアンバランスによる高切れを回避したいのであれば、方法は非常に簡単で、太目のラインを選択することで回避できます。
最近のPEラインは、4本撚り(4ブレイデッド)でも、8本撚り(8ブレイデッド)でも、かなり強度が上がってきていますので、1.0号を巻いておけば、通常のシーバスルアーの範囲であれば、ルアーウェイトが原因で高切れすることは、ほぼ無いかと思います。
※あくまで、“ほぼ”であり、完全回避できる訳ではありません。
因みに、私は、東レの【東レ シーバスPE パワーゲーム】を何年も愛用しています。このラインで不満や、困った事が起こったことはありません。 カラーコートしていないのも、変な色落ちが無くて、かえって気持ちいいし気に入っています。