ラインは痛んでいませんか?
PEラインは、数あるラインの種類の中でも、ダントツで高いですよね?
ラパラさんのラピノバなどは比較的安いのですが、大体が数千円します。なので、「できればあまり切りたく無い」、「切って減らしたくない」、と思うのが、お小遣いアングラーで無くても共通の想いかと (^^;
ですが、先ほども書いたように、PEラインはモノフィラメントラインを編んで作られているので、痛んで、編まれているラインの数本が切れている状態になると、残ったラインに大きな負荷がかかり、急激に引っ張り強度が下がってしまいます。
根ズレに極端に弱いのも、根に擦れることで、編んでいるラインの数本が切れると、一気に強度が落ち、一撃でプツンと切れてしまいます。
と言うことで、高切れ防止には、ラインの痛みのチェックは欠かせない作業なのです。
では、どうなったらラインを切ったり巻き替えたりしたらいいのか?
まずは、見た目でササクレている箇所が確認できるようになったら、痛んでいる部分をカットします。
キャスト時の高切れ防止の意味では、キャスト時に指を掛けている部分よりも先端側の痛みをチェックしていればOKかと思います。
が、キャスト直後のラインストレスを考えると、先端から10m分くらいの痛みはチェックしておくのが一番安心かと思います。
しかし、フルキャストしてルアーが着水した時の手元部分でササクレが確認できるようなら、そろそろ巻き替えた方が無難です。
ラインは基本的には先端部分の方が痛みが早いです。キャストによる放出時の摩擦、キャスト時に指を掛けている部分の摩擦、ルアーをリトリーブしてくる時に何らかの障害物に擦れた時、などに痛んでいきます。
なので、先端部分が痛むのは、釣りをしている以上は避けられないことですが、手元の方が痛んでいるとなると、ライン全体が劣化している可能性があります。
ラインの使用状況により、ラインの劣化の状況は変わりますので、一概にどれくらいの期間使ったら巻き替えか?というのは難しいのですが、PEラインなら、長い人は1年くらいは使うようです。
私の場合は、釣行回数が多いので、メインで使っているリールについては、3ヵ月ほどで巻き替えている感じです。
因みに、長く使っていると、ノットの結び替え等々で、ラインの量が減ってきます。そうすると、スプールエッジにラインが当たる角度がキツくなってくるので、飛距離にも影響してきます。そういう意味でも、適当な時期に巻き替えることは、快適に釣りをする為に必要な作業かと思います。
ラインの痛み防止という話しで少し脱線しますが、フッ素などのラインコート剤は、PEラインには非常に高い保護効果を発揮してくれると感じています。ラインがフッ素コーティングされることで、海水などがラインに染み込んで塩噛みすることも軽減できますし、ライン表面の潤滑効果が高まるので、ガイドを抜けて行く時の摩擦もかなり回避できます。結果として、ラインを傷から守ってくれる効果を発揮してくれます。
私は、バリバスさんから出ている【PEにシュッ!】を愛用しています。釣具屋さんの安売り時や、ポイントアップ時に買うようにしています。
バス釣りをメインでやっていた時から愛用しており、フロロカーボンラインに使用すると、ラインのヨレ軽減効果がありました。
なお、PEにシュッ!は、エアゾールタイプと、ノンガスタイプがあります。ノンガスタイプの方が無駄なく使えて良さそう、と買ったことがあるのですが、ノンガスタイプは乾くまでベタベタして、釣り直前にササッとスプレーして出撃するスタイルの私には合いませんでした (^^;;