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【注目アイテム】新発想のバーブレスフック登場

皆さん、こんにちは!こんばんわ!

いつもこちらのブログを読んで頂き有難うございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。

さて、今回はフックの情報なのですが、皆さん、バーブレスフックって使ってますか?

魚へのダメージが少ないので、キャッチ&リリースするならバーブレスが良いという認識は持っています。

エリアトラウトなどでは既に常識化しているところかと思います。

チニングで使うフックにはバーブレスが無いというのは言い訳で、お恥ずかしながらバラシが怖くてバーブレスは使えていません。

しかし、この度、デコイさんからバーブレスに近い状態で使えるフックが登場したと言うことでピックアップしてみることにしました。

なかなか面白く、斬新な仕様になっているので、関心のある方はお時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。

デコイ マジックバーブレス

ピックアップするのは【デコイ キロフック マジックバーブレス MBL】になります。

デコイの”キロフック”と言えば、私の記憶の範囲でも2000年の時点で持っていたので、25年を超える歴史のあるフックになると思います。

浜名湖のチニングで有名な黒田さんも、長く”キロフック”をチニングで使用していたことを書かれていたかと思います。

私もバスフィッシングではキロフックを愛用していました。

そんな”キロフック”に面白い新製品が登場しました。

それが【デコイ キロフック Worm17 マジックバーブレス(MBL)】になります。

出典:DECOY

純粋なバーブレスフックでは無いのですが、特殊なバーブ構造になっています。

明確なバーブ(カエシ)は付いていませんが、通常カエシが付けられている場所に段差が作られていてフックが抜けにくいようになっています。

出典:DECOY

上の写真画像ではちょっとわかりにくいのですが、従来のバーブレスフックに、従来のカエシが付いている場所が少し削られたように段差が設けられています。

出典:DECOY

わずかな段差ですが、これが無いと有るとでは違うようで、この段差が引っ掛かりとなってバレにくさを担保しているようです。

ベースのフックデザインは”キロフック”なので、フックとしてのバランスは実績踏まえて間違いありません。

フックサイズは、リリース当初は#2~#3/0の5サイズからスタートになっています。

チニングだと、#2か#1で間違いない感じですね。

ちなみに既にこちらの製品は販売されています。

バーブレスのメリット/デメリット考察

次に、改めてバーブレスフックの利用に関するメリットとデメリットについて整理をしてみたいと思います。

フックのバーブ(カエシ)は一度刺さったフックが抜けにくくする為の構造であることは皆さんご存じかと思います。

バレにくくなるのであればメリットはあってもデメリットは無いのでは?と思いがちですが、実はそんなに単純な話しでもありません。

特に、ルアーフィッシングのように釣った魚を元気な状態で逃がす(リリース)するスタイルの釣りにおいては、魚にダメージを与えるフックの扱いについては大きな意味があります。

では、具体的にバーブレスフックを使った際のメリットについて列記してみたいと思います。

①バーブが無いことによる刺さり易さの向上
②釣った魚からフックを外す際の魚へのダメージ低減
③自分の体も含め、魚以外にフックが刺さった時の外し易さ
④バーブで鈎が刺さった穴を大きくしないことによるフックの抜けにくさアップ
⑤万が一根掛
かりした際にフックが外れる確率が高くなる

他にもメリットはあるかもしれませんが、概ねこんなところがメリットとして挙げられるところかと思います。

では、反対のデメリットについても考えてみたいと思います。

①バーブが無いことによるフックアウトの確率アップ
②バーブレスフックの少なさによるフック選択肢の低下

改めて考えるとデメリットはそれほど多く無いように思います。

ただ、①のバレやすさアップについては釣り人側が一番避けたいデメリットなだけに、多くのメリットを凌駕して通常のバーブ有のフックをみんなが選んでしまう原因になっていると思います。

また、②の選択肢の少なさについては、①に起因して釣り人があまりバーブレスフックを選ばない(買わない)ので、メーカーも積極的に作らない(売らない)ために発生するデメリットです。

なので、バーブレスフックをみんなが使うようになり、売れるようになれば②のデメリットは解消されると思います。

限られたエリアで、限られた釣り資源(魚)によって成り立っている管理釣り場などでは、釣った魚を元気な状態でリリースすることの重要性が高い為、釣り場運営側もバーブレスフックの使用を義務付けたりしていますし、釣り人側もそのルールの意味を理解してルール順守の対応をして成り立っています。

これがひとたび、一般の釣り場になると、ルールを作ったり管理したりする立場の人(組織)が無い為に、バーブレスフックを使わなくなりますし、広い自然のフィールドでは資源(魚)を守らないと長い目で見ると資源が枯渇するという危機感も生まれません。

ここの意識醸成は現実的には非常に難しいところかと思いますし、特にソルトの場合は”キャッチ&イート”の方もおられるのでバーブレスフックのデメリットを強要することはできないですね。

バーブレスフック以前に、釣り場のゴミ問題や違法駐車問題など、そもそも釣りをする場所を減らすリスクがある問題さえも解消していないレベル感を考えると、バーブレスフックの意義を浸透させて利用率を上げるのはなかなか困難なことかとは思います。

しかし、これは誰かが意識して取り組みを開始しないと変化は起こりませんし、釣り人側だけの意識変革に依存しても変化のスピードは上がらないと思います。

と言うことで、今回、こんな記事を書いている私も改めてバーブレスフックの使用にチャレンジしたいと思いますが、業界側(企業側)として取り組みを始めたデコイ(カツイチ)さんの製品は積極的に使ってみたいと思っています。

今持っているフックでも、バーブをプライヤーでつぶせば即席バーブレスフックにできますし、何はともあれやってみたいと思います。

デコイ Kgフック MBL まとめ

と言うことで、新製品の【デコイ キロフック マジックバーブレス】のピックアップと、バーブレスフックに関する考察の記事でした。

バーブについては既にマイクロバーブのフックも増えてきているなど、バーブのデメリットを低減する取り組みがされていることは感じます。

しかし、あくまでも”デメリットの低減”であって、敢えてマイナス要素を受け入れていこうという機能ではないかな?と思います。

そういう点で考えると、今回の【デコイ Kgフック MBL】は更に一歩踏み込んだ取り組みであるところが大きく評価されるべきではないかと考えます。

釣り針以外でも、慣れて当たり前になるとデメリットを感じなくなる(意識しなくなる)ということも沢山あります。

まずは積極的に自分の釣りに取り込んでいく、というのが大事なのかな?と感じる今日この頃でした。

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