こんにちは!
今回の記事は、今週末に開催する【SAFCライトゲーム技術交流会 ハゼング大会】の準備について書いてみたいと思います。
SAFCのライトゲーム技術交流会は、1年を通して季節毎の旬の釣り物を釣って楽しもうという主旨の企画なので、毎月ターゲット魚種が変わります。
前回の8月の大会は豆アジング大会でしたが、第9回目の大会となる今回はハゼング大会です。
ここ最近、ハゼングもルアーで狙うターゲットとしての認識が定着してきている感じを受けます。
ルアー釣り初心者でも簡単に釣れるとあって、人気に火がついているようですね。
しかし、関東の旧江戸川や関西では淀川など、やる人はかなり前からやっていた釣りになります。
釣り方としては、ジグヘッドなどのズル引きでも釣れるかとは思いますが、流行っているのはミニクランクで狙う方法です。
“ハゼクランク”という名称はダイワさんが商標を取られているようですが、実質ハゼクランクとしていくつかのメーカーさんから商品がリリースされていますが、トラウト用クランクのチューニング版だったり、チニング用クランクのチューニング版だったりするものが多い感じです。
タケ師匠は何年も前からハゼングをマザーリバーである大阪市内某大河川で楽しんでおられるのですが、私自身はまだやったことがありません。
実際には、少し前にナイトゲームでハゼングを試しているのですが、この時は要領もコツもわからずで撃沈でした。
ハゼはナイトゲームでも釣れないことはないようですが、基本は昼行性なので夜は寝ている個体が多いようですね。
と言うことで、SAFCの大会としては初のデイゲーム開催となります。
いろいろ調べたり、経験者に聞いてハゼングのイメージはできてきたので、ちょっとハゼクランク用のフックを自作してみることにしました。
見よう見まねで自作にチャレンジ
大きなハゼになれば、それなりに大きなフックでも釣れるようですが、小さいハゼとなると、それなりに小さいフックの方がフッキング率は良いようです。
そこで、キス用の赤鉤を使って自作フックを作ることに。
お手本と言うか、イメージはジャストエースさんから出されているハゼクランく用のフックがあるので、ちょっと参考にさせてもらいつつ、見よう見まねで作成です。
作成には、バス釣りメインの時に、自作のスモラバを作成する時に使っていたバイスを使いました。
スレッドは、イメージ的に赤が良さそうなので、赤いラインを買ってきました。
フックは先にも書きましたが、キス釣り用の細軸でロングシャンクのフックを選択。
善し悪しや相性は使ったことがないのでわかりませんが、イメージのみでの選択です。
まずはフックをバイスに挟んで固定します。
写真はドアップにしているので大きく見えますが、実際にはめっちゃ小さいフックなので、しっかり腰を据えてやらないと上手くタイイングできません。
老眼が入っておられる方にはちょっと厳しい作業かも (^^;;
ここに、ボビンホルダーを利用して赤のスレッドを巻いていきます。
いったん、チモト部分でスレッドを何度か重ね巻きして固定ができたら、軸に沿ってゲイブの方へ巻いていきます。
しっかり巻き終えたら、ここで軽く瞬間接着剤で固定。
瞬間接着剤を使う時は、自然乾燥だと時間がかかるので、硬化促進剤のスプレーを使うと効率が上がりますし、手にペタペタくっついたりしないので作業が行い易いのでオススメです。
瞬間接着剤を塗布した部分にスプレーをシュっとひと吹きするだけで、一瞬で固まってくれます。
次に、プラグ側のスプリットリングに通す為のフック側のアイを作成します。
市販品をみると、ここに編み糸的なモノを使っているのですが、手元に類似品が無いことと、強度面で気を付けないといけないほどのターゲットではないので、私は手持ちの余っているフロロカーボンラインを使いました。
因みに、太さや扱い易さを考慮して、10lbのラインを使いました。
あまり細いとスプリットリングに通す際に作業しにくいし、あまり太いとタイイング作業がしにくそうなので、10lbの太さに落ち着きました。
このラインを、先ほど固定した糸巻き部の上に重ねておいて、スレッドで巻いて固定し、チモト側に飛び出た先端を折り返して輪っか状態にしつつ、折り返し部分もスレッドで巻いて固定します。
この作業ですが、最初に折り返して作成する輪っかは、少し大きめで作る方が良いです。
折り返したフロロカーボンラインをスレッドで数回巻いて固定できたタイミングで、糸をゆっくり引っ張って、最終的に輪っかとしてチモトの先に残る部分のサイズを調整できるからです。
逆の作業もできないことはないかと思いますが、小さな輪っか部分に何かを差し込んで引っ張り出すよりは、飛び出た方のラインの先端を引いてサイズ調整する方が楽に作業ができますので、私はこ
ちらがオススメです。
まぁ、初めて巻いたので偉そうなことは言えないのですが、数個巻いてみて感じたことです。
上の写真の状態で、再度瞬間接着剤を塗布して(硬化促進剤も吹いて)固定したら、スレッドをフックの際でカットします。
バイスから外した状態が下の写真の状態です。
後は、フックのゲイブ側に飛び出たフロロを赤のスレッドのギリギリのところでカットすれは作業完了。
出来上がりはこんな感じです。
最初の1本は、ちょっと手間取りもあったので、フックをバイスに挟んだ状態でコネコネしてしまい、せっかくの赤鉤の塗装が一部はげ落ちてしまっていますが、出来栄え的にはイメージ通りにできました。
ひとつ作るとコツがわかったので、後は深夜に釣りビジョンを見ながら片手間でどんどん作成していきます。
全般的に難しい工程はありませんが、唯一注意する点としては、フロロカーボンラインで作る輪っか部分が、できるだけフックの向きと同じになるように意識してタイイングするというところでしょうか?
理由は簡単で、プラグ側のスプリットリングに装着した祭に、できるだけフックポイントが上を向くようにする為です。
実際には、かなり自由度が高い状態なので、プラグを巻いている状態で綺麗に上を向いてくれているかはわかりませんが、気持ちの問題ですね (^^;;
とりあえず、10個ほど作成しましたが、作成時間は約30分。
中には輪っかが横向きや斜めに向いてしまっている不良品?もありますが、まぁ、それがどこまで釣果に影響するかは、使ってみないとわかりません。
最後はプラグに装着して作業完了
作成したフックは、手持ちのハゼング用のクランクに装着して完了です。
市販のハゼクランクに装着されているシングルフックはかなり大きいので、装着した時の違和感はありますが、ハゼの追従バイトを絡め取るには、このくらいの鬼爪フックでちょうどいいのではないかと思っています。
因みに、とりあえずメインのリア側のフックだけを交換しましたが、フロント側も交換するかどうかはこれから再検討します。
あまり全部のフックを小さくすると、クランクの動きが大きくなり過ぎて暴れ過ぎにならないか?と言う懸念があってフロントだけは残しています。
とにかく、使ってみないとわかりません~~
なお、ベースのハゼクランクは全てファイブコアさんの【ファイブコア ジャストエース ハゼクラ・ピー】です。
マイクロクラ・ピーも同様に良さそうですし、他社さんのハゼクランクも良さそうなものがいくつかあるので、おいおいレパートリーを広げていきたいと思います。
さて、この見よう見まねの自作フックでハゼは釣れるのか??
乞うご期待です (^^
■ラバージグ タイイグ バイス
タイイングに使うバイスは、写真のように机に固定するタイプが力も掛けやすくて使いやすいです。
また、フライフィッシング用の本格的なバイスは高い商品が多いのですが、ラバージグ用で売られているものは安価なものが多いので、今回のような内容であればオススメです。