こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing (N.C.F.) GONTAです。
釣りに行かない夜はタックルの整理やメンテナンスに時間を割いたりします。
ジグヘッドボックスなども、使ったものをワームも付けたままぐちゃぐちゃに入れているので、精密ハカリでウェイトを確認して、ウェイト順に並べなおしたり。
また、リールも普段はほぼメンテナンスはしないので、必要な部分に注油したりします。
ここで、一番使用頻度の高い【ダイワ 15ルビアス 1003】の整備をしていて改めて感じたことがあるので記事にしてみたいと思います。
改めて考えるマグシールドの効果と必要性。
お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
個人セルフメンテナンスのできない不便さ
改めてこの記事を書こうと思ったのは【ダイワ 15ルビアス 1003】のハンドルを回していて違和感を感じたところから始まります。
ここ最近、釣りをしながらも少し感じていたのですが、巻きの重さとゴロツキ感が?
ゴロツキ感はギアの関係もあるのかもしれませんが、一昔前のシマノのリールのように本体内部に注油などができませんので、分解整備が自分で出来ない私にとっては手の打ちようがありません。
また、巻きの重さはマグシールドの問題では?と思っているのですが、当然こちらも自分でメンテナンスできる領域ではありませんし、個人メンテナンスサービスにお願いしてもマグシールドは何かと制約が多くてややこしい。
マグシールドも出始めは上位機種にしか入っていませんでしたが、最近では廉価版にも導入されており、ある意味それがセールスポイントになっている感じがします。
メンテナンスフリーを売り物にしているマグシールド。
<出展:グローブライト ダイワ HP>
しかし、メーカーとしては1年に1度のメーカーメンテナンスを推奨しています。
それって『メンテナンスフリー』と言えるのか?と疑問を持つこともありますし、年に1度のメーカーメンテナンスというのは結構ハードルが高いのではないかと思ったりします。
実際、これまで使ってきたリールで毎年メーカーメンテナンスに出したことはありませんし、ラインローラーくらいなら自分で定期的に分解して洗浄・オイル注油などを行ったりしてきているので、ボディ駆動部に問題が出ない限りはメーカーメンテナンスの必要性を感じたことはほぼありません。
しかし、これとてラインローラーにマグシールドBBが使われてしまうとお手上げです。
このセルフメンテナンス性の悪さは、シマノのコアプロテクトも同じで、ラインローラー部にコアプロテクトが適用されている機種については、コアプロテクトBBのセット状態の商品を買って交換しなければならず、BBの洗浄を自分で行うことはできません。
アングラーにとって、リールは釣りを構成する要素の中で非常に重要なアイテムであり、可能な範囲で自分で面倒を見てみたいところですが、その余地が狭まるというのは釣り人目線でみると残念な話しではないかと思います。
メンテナンスに出すことのメリット・デメリット
では、外部にメンテナンスを依頼することのメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。
メリットについては、もちろん使い心地が改善・回復すること以外に無いと思います。
現状よりも良くする為に行うのがメンテナンスなので、メリットはこれに尽きると思います。
一方で、デメリットについてはコストと時間です。
メーカーなり、個別にメンテナンスを請け負っておられるショップさんなどにメンテナンスに出すには時間的にも金銭的にもアングラーにそれなりの負担がかかります。
ショップメンテナンスなどでは、ある程度の返却期間の相談・調整が可能なので、私はもっぱらこちら派です。
メーカーメンテナンスになると返却までの期間はベストエフォートでメーカー任せになり、釣りに行きたいタイミングに合わなくなる可能性を考え出すとなかなか気軽にメンテナンスに出せないのが実情です。
シマノさんなどでは定期的にメンテナンス料金を安くするキャンペーンなどを行っておられますが、こういう時は多くの人がメンテナンスを依頼するので戻ってくるまでに通常以上の時間を要するのが現状です。
しかも、メンテナンスはどんなに安くても3000円くらいの基本工賃をベースとしたメンテナンス費用が発生します。
そして、何らかのパーツ(ギアやボールベアリング)に不具合があった場合は、パーツ交換の実費を伴うので、場合によっては1万円近い費用がかかったりします。
1万円~2万円くらいのリールで、毎年メンテナンスに出していると、新たなリールを買った方がいいんじゃないか?と思えるほどですね。
しかも、メーカーメンテナンスでさえも、期待した通りの状態で戻ってこない話しを良く聞きます。
悪いところを事前に伝え
ていても、そこに対して配慮されたメンテナンスがなされずに戻ってきてクレーム対応でやっと改善された、なんて話しはあちこぢで聞きます。
こんなことを考えると、マグシールドなどの可用性を高めるはずの機能の真の必要性について疑問を持ちます。
個人的に分解して戻せるスキルがあるアングラーさんには、メーカーさんもパーツ提供くらいはしても良いのではないでしょうか?
シマノさんは基本は全てのパーツを取り寄せ購入可能かと思いますが、ここでもマグシールドは個人販売はしてもらえませんので、個人ではどうすることもできません。
全て専門家にお願いしたい、と言う方は外部メンテナンスで良いと思いますが、自分で使っている道具については自分でできるとこまでメンテナンスしたい、という人も多いと思うので、そういうところにもう少しメーカーさんも目を向けてもらえないものか?と思います。
これって決して悪いことではないと思うのは、私だけではないんじゃないかと思いますがいかがでしょうか?
可用性を高める機能は選択制にできないのか?
と言うことで、少し話しがそれると言うか、飛躍するのですが、個人的に思うのは、マグシールドなどは購入時にオプション機能にしておいて、入れて欲しい人だけに提供すれば良いのではないか?と。
実際、各小売にて、それぞれのバージョンの在庫を持つことは難しいでしょうし、高級車じゃないので事前オーダー前提では流通が成り立たないのはわかりますが、必要性を感じていない人に高いパーツをセットにして売る必要性がどこまであるのか?とユーザー目線で感じてしまいます。
これも、こちらのブログで過去にも書いていますが、巻きの軽さについてはマグシールドレスの方が圧倒的に軽いです。
今年のフィッシングショーでNEWイグジストを触ってみて、巻き心地の滑らかさには驚かされましたが、それはギアの精度が上がっている効果であって、マグシールドの有無とは関係ありませんし、『巻きの軽さ』については、マグシールドは無い方が良いので、管理釣り場やアジング・メバリング用の小型機種においてはデフォルトでマグシールドレスにしてくれたら良いのに、と思ってしまいました。
ライトゲームでリール本体に海水が入るほどハード・ヘビーな使い方はほぼ無いので、それこそ数年使ってみて不具合が出てくれば、そこはメンテナンスに出すと言う対応で十分なのではないでしょうか?
単なる思いつきですが、必要と感じていないパーツが付いていて値段が高いのであれば、その高機能と言われているパーツを外してもらって少しでも安く買いたいという思いは、釣具以外では当たり前の話しなのに、と思う今日この頃です。
マグシールドの効果と必要性 まとめ
という事で、自分のリールを触りつつ、改めてマグシールドの要否について考えさせられたので記事にしてみました。
マグシールドと言うキーワードでは、いろんなところでいろんな記事が見つかりますが、こちらのブログのオススメLINKにも掲載している某プロさんのブログでは、ブログ読者にマグシールドに関するアンケートを取ってまとめた記事があります。
悪い評価や不要説だけではなく、賛成派の意見も掲載されていますし、メンテナンスについても一般アングラーの方の意見などが掲載されています。
ダイワさんは自社工場を持っていないので、修理・メンテナンスについてはアウトソースなのですが、その対応についての意見などが書かれています。
この記事をここまで読んで頂けた方であれば、ついでに見ていただく価値はあるかと思います。
最後に、個人的にはダイワさんやシマノさんなど、国産メーカーのレベルが非常に高いので、日本人アングラーとしては非常に恵まれた環境に居ると思っています。
しかし、釣り人口の減少などが囁かれている昨今の現状を鑑みると、少なくなった釣り人の販売単価を上げる作戦ではなく、安くて楽しめるレジャーにすることも大事なのではないかと思います。
ここ10年くらいで、一般社会人の年収は大幅に減少しています。
そんな懐が厳しいアングラーのことをメーカーサイドでも考えて頂ければ、もっと釣りの人気は上がるのではないかと思います。
釣りくらい奥が深くて誰でも楽しめるレジャーはなかなか無いと思います。
お金をかけて楽しむこともできるし、手軽に楽しむことができるレジャーとしての釣り、もっと活性化して欲しいところです。