チニング

【リグ検証】フリーリグとMKリグ・直リグの根掛かり回避性能比較

こんにちは!

いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。

さて、今回は、今シーズンのチニング釣行を通して感じた『フリーリグとMKリグ・直リグの根掛かり回避性能の違い』について書いてみたいと思います。

まだチニングシーズンは終わっていませんが、40回を超える釣行をチニングに充てたところで感じたリグの性能検証結果になります。

内容はあくまでも個人的な経験と感覚によるものであり、残念ながら裏付けとなる根拠が明確に無いのですが、あくまでも経験が正しいという視点に立って書いてみたいと思います。

チニングにおいては誰もが気にする”根掛かり問題”になりますので、興味のある方はお時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。

フリーリグはやはり根掛かりが少ない結果に

まず、今回比較するのは最近のチニングにおいてはメインリグと言っても過言ではない”フリーリグ”と、シンカーとフックが固定関係にある”MKリグ&直リグ”についてになります。

フリーリグが流行る前から、直リグでのチニングは行われていたので、先行しているリグは”直リグ”になるかと思います。

多くの方が”直リグ”はご存じかと思いますので、リグの構成について細かくは書きませんが、簡単に言うと『スプリットリングにシンカーもフックもセットしているリグ』ということになります。

バス釣りなどでは、繁茂したウィードの中にリグを入れていく為に、シンカー先行で鎮めることができるメリットと、シンカーとフック&ワームが固定されているのでウィード等の中までしっかりリグが入るというメリットから”直リグ”が流行ったという認識です。

チニングにおいてはシンカーの形状は、根掛かりのしにくさから、スティックタイプのものが以前から使われていたのと、同じく根掛かり回避の観点でオフセットフックを使われる方が多いと思いますが、ラインアイの向き次第ではストレートフックもセットが可能で、適用範囲の広さが魅力のリグになります。

”MKリグ”は限りなく直リグに近い構成ですが、スプリットリングの代わりにスナップを使うリグになり、直リグより優れている点としては、スナップを使っているのでシンカーウェイトの交換やフック交換が簡単にできるという強みがあるリグになります。

どちらも、ジグヘッドのようにシンカーとフックが固定されている訳ではないのですが、シンカーが根掛かっても、フックが根掛かっても、ラインはスプリットリングかスナップにつながれているので、根掛かった時にラインを煽っても負荷をかけることができるポイントは1か所に集中します。

※つたないイメージ図で済みません

これに対して”フリーリグ”はラインがつながっているのはフックであり、シンカーはフリー。

チニングの場合、シンカーストッパーを付けて誘導範囲は狭くして使うのですが、そうであてもシンカーが固定されている訳ではありません。

根掛かりした時にラインを引っ張れば、その力はあくまでもフックに掛かっており、シンカーが根掛かりしていた場合には、シンカーはフック&ワームに押し上げられるような負荷を受ける形になります。

また、ライン自身も上方向に引っ張るので、ラインから受ける力も上方向に働くことになると思います。
※実際にはフックの際までシンカーが移動しているので、この力の働く程度感は大きくはないかとは思いますが・・・

この”力点の違い”と”力の掛かる方向の違い”が、根掛かり回避性能に差を生んでいるのでは?というのが私の考えになります。

正直、少し前までは『フリーリグだってシンカーストッパーで可動域を無くしているんだから、同じじゃね?』と思っていました。

しかし、実釣の中で実感したのは”フリーリグは根掛かりが外れ易いけど、MKリグは外れてくれないケースが多い”という現実でした。

ボトムが砂地や泥底がメインのフィールドではあまり違いが感じられないかもしれませんが、岩や牡蠣瀬がボトムのメインになるフィールドでは、ボトムチニングはほんとうに根掛かりますので、ちょっとした違いでも結果に大きな差が出てきます。

一日に根掛かりでロストするリグを減らしたい場合は”フリーリグ”での釣りをおススメします。

ストレートフックだとフリーリグは不利

とは言え、MKリグや直リグの方が優れている点があるのも事実です。

それは使用するフックの違いによるものです。

フリーリグだと、リトリーブ中にフックがどの方向を向いているのかがわからない(固定できない)ので、フリーリグでストレートフックを使用すると針先がボトムなどに引っ掛かってしまう可能性が大きくなります。

砂底・泥底なら引っ掛かることも無いかと思いますが、私がメインで釣りをしているフィールドでは厳しいのが現状で、実際、何度か試したのですがひどい場合は1投目で根掛かりしてしまいました。

この点については、MKリグや直リだとほぼフックポイントが上に向いた状態を維持できるので、根掛かりにくい状態を維持できます。

なんだかんだでオフセットフックの方がスナッグレス性が高いので、必要性が無ければストレートフックを使わなくてもいいのですが、ストレートフックには掛かりの良さというメリットもあるので、バイトが浅い時やターゲットが小さい時などはストレートフックを使いたいところ。

なので、利用する状況次第ということになりますが、根掛かりの多いところでストレートフックを使いたい時にはMKリグや直リグが向いているけど、MKリグや直リグ自身は根掛かりに少し弱いので、どのように使い分けるかどうかは経験を積むしかないと思っています。

MKリグと直リグは、ほぼ同じ性能

最後に、”MKリグ”と”直リグ”の違いについて少し確認しておきたいと思います。

すでにサブタイトルに記載している通り、大きな違いは無いと思います。

ただし、スナップはワイヤーが1本なのに対して、スプリットリングは二重になっているところは結構大きな違いになります。

フックのラインアイの大きさですが、本来はラインを通すためだけのラインアイなので小さいものがほとんど。

スプリットリングを通すとなると厳しい製品(フック)が多い印象です。

ストレートフックは【ダイワ シルバーウルフ SS ストレート】などはかなり大きなラインアイになっていますし、スピナーベイトのトレーラーフックなどを使う場合もアイは大きいので使えるフックが多いのが現状。

一方、オフセットフックは総じてラインアイが小さいので、”直リグ”の場合は製品としてOリングが付いているような製品を選ぶなどしないといけません。

”MKリグ”で使う場合は、ワイヤーがよほど太い製品を選ばなければ、だいたいオフセットフックのラインアイを通すことができるので、”MKリグ”の方が適用範囲が広いですね。

もっと言うと、”直リグ”はプライヤーなどが無いとシンカーやフックの交換ができませんが、”MKリグ”は手で開閉できるので、交換利便性も”MKリグ”の方が優れています。

なので、私は実釣ではほぼ”MKリグ”しか使わないのが実情です。

”フリーリグ”と”MKリグ&直リグ” 根掛かり回避性能検証 まとめ

と言うことで、チニングで広く使われている”フリーリグ”と、固定式の”MKリグ”や”直リグ”について比較検証してみました。

根掛かり回避性能については、実際に釣りをしてみないとわからない部分ですが、忖度無く、嘘偽り無く、何のしがらみもなく、フリーリグの方が性能は高いと認識しています

根掛かりが発生すると、シンカーやフックをロストするだけでなく、リーダーから切れてしまう場合もあるので、釣りのテンポも悪くなりますし、環境にも優しくないことになってしまいます。

なので、釣りをするにあたり一番優先すべきは、その釣り場で根掛かりしにくいリグを選択することかと思います。

その他は、それぞれのリグでの長所・短所も記載してみましたので、広い観点で違いを認識してもらえればとの思いです。

今回の記事で記載したことを少しでも参考にして頂き、チニンガーの皆さんが少しでも快適なチニングが展開できるようになれば嬉しいと思っています。

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