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【PEライン考察】最近流行りの沈むPEラインに注目

こんにちは!

いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。

今回はラインについての記事になります。

最近、高比重のPEラインがいくつか出てきているのは皆さんご存じかと思います。

PEラインは同じ太さ(ライン線径)の場合にモノフィラメントラインよりも圧倒的に直線協力が強く、強度を基準にするとかなり細いラインが使えるのがメリットになります。

しかも、編み糸であるが故にモノフィラメントラインと比べて非常にしなやかで柔らかいため、ライン放出時の抵抗も少なく飛距離の確保力が圧倒的に強いというのもメリット。

しかし、メリットばかりでもなく、比重が非常に軽いため、水にも浮きますし、風にも流されやすいというデメリットを持っています。

そんな特性を持つPEラインなので、最近、比重の重いPEラインがいくつかのメーカーからリリースされてきています。

一誠の村上さん曰く『比重が重くなる分、ラインの伸びが増えるなどデメリットもあるはず』ということですが、モノフィラメントライン並みに比重が重いPEラインのメリットは必ずあると思います。

なので、今回は高比重PEラインについてピックアップしてみたいと思います。

では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。

サンライン ”オールマイト”

ひとつ目にピックアップするのが【サンライン オールマイト】になります。

<出展:サンライン公式HP>

こちらのラインは今年リリースされた新製品で、過去にこちらのブログでも取り上げた製品になります。

比重の高いPEライン登場

ラインの詳細仕様は、過去記事にて確認いただければと思いますが、最近店頭に並ぶようになったので手に取ってみてました。
※まぁ、ラインなので使ってみないと何もわかりませんが・・・

価格はPEラインとしては普通~ちょい高いくらいの定価2,800円(税抜

150m巻きなので、今私がチニングで使っている【ダイワ シルバーウルフ SV TW PE-Special】だとちょうど巻ききれる長さになります。

ラインの比重が『1.48』ということで、フロロカーボンよりも少し軽いけどエステルラインよりは重い(ナイロンラインはエステルラインよりも更に比重が軽く1.1~1.2)比重になるのでライトゲームでも十分使えるスペック。

ただし、ライトゲーム用のラインではないので、一番細い製品で0.4号までしかラインナップされていません。

アジングやメバリングなどで、0.2号や0.3号が欲しい!という方にはちょっと残念なラインナップになります。

サンラインではライトゲーム用のPEラインとして【サンライン ソルティメイト スモールゲーム PE-HG】があるので、製品のブランド分離があるのかもしれませんが、高比重のPEラインはライトゲームでもニーズがあることを考えると、ラインの製造上の問題がなければ、更に細い製品がリリースされるかもしれませんね。

ダイワ ”UVF月下美人デュラヘビー×4+1+Si2”

続いては、こちらも今年リリースされたNEWライン【ダイワ UVF月下美人デュラヘビー×4+1+Si2】になります。

<出展:ダイワ公式hp>

ダイワでは8本編みの【ダイワ UVFデュラヘビー ×8+1+Si2】もありますが、ライトゲーム用のラインとしては月下美人ブランドでリリースされています。

【ダイワ UVF月下美人デュラヘビー×4+1+Si2】は複数のダイワ独自の技術が投入されている製品になります。

一番のポイントは高比重化を実現している部分で、4本のPE原糸で1本の高比重素材のFEP芯線を包むように作られており、比重が1.1~1.2を実現しています。

<出展:ダイワ公式HP

【サンライン オールマイト】ほどの高比重ではありませんが、比重は1.0を超えているので水に浸けてしまえばゆっくりと沈むラインなので、ボトムを狙う釣りにも従来のPEラインよりは使いやすいかと思います。

また、他にも”TOUGH PE”という、原糸の1本1本が従来よりも太く真円を維持する素材で作られているので、強度や耐摩耗性がアップしています。

PEラインは原糸が切れると強度が一気に落ちるので、4本編みよりは8本編みの方が擦れには弱いと言われていますので、原糸そのものが太くなって切れにくくなることのメリットはラインの耐久性という面で大きな効果があると思います。

原糸の編み方についても、製品名に出ている通り”UVF”という超高密度繊維加工が使われており、強度面で従来品の+10%を実現しています。

強度が上がれば従来品よりも細い番手を使えるので、飛距離や空気抵抗という面で使い勝手を改善できることが期待できます。

最後に”+Si2”という製品名は、”EvoSilicone2”というダイワ独自の特殊シリコン加工が施されているところから来ており、耐摩耗性、耐久性、滑り性能アップなどに効果を発揮する加工になります。

このように、大企業の製品らしく、多くのメーカー独自技術がつぎ込まれたラインになっているので、使いやすさの面ではかなり期待できるかと思いますが、気になる価格面は200m巻きで3,300円(税抜)というなかなかの価格になっています。

<出展:ダイワ公式HP

ただ、PEラインはモノフィラメント系ラインに比べるとかなり耐久性が高く、長く使えるラインになりますので、製品メリットとお財布のバランスが取れるなら、使う価値はかなり高いラインではないかと思います。

個人的には、ラインのラインナップが0.6号まで広がってくれれば、使いたいなと思います。

【ダイワ UVFデュラヘビー ×8+1+Si2】なら0.6号がある訳ですが、ベイトリールに相性が良いのはやはり4本編みかな?と思っています。

ゴーセン ”ワイルドジャーク EGI”

続いて高比重を標ぼうしている製品として【ゴーセン ワイルドジャーク EGI】をピックアップしてみます。

製品名の通り、エギング用のラインと言うことになり、エギング界のカリスマである重見さんが監修している製品になります。

<出展:ゴーセン公式HP>

エギングでは餌木をしゃくってアクションさせる釣りなので、かなりハードなジャークを繰り返すことが多く、ロッド操作を確実に餌木に伝えるために”超低伸度PE”を使用していて、伸びが少ない特性が強調されています。

比重を高める部分については、ゴーセン独自の製法”W-Core製法”により、高比重繊維芯を加えて編むことで高比重化を実現しています。

ただ、こちらの製品もダイワと同じくらいの比重ですね。

<出展:ゴーセン公式HP>

ラインの太さのラインナップについては、エギング用となっているだけに0.5号~0.8号となっています。

強度面で見ると、0.6号で11lbなので標準的なPEラインより1lb程度強いかな?という感じですね。

製品特性としては、”沈む”という点と”伸びない”、そして”視認性が良い”という3点になりますので、強度面は標準的で仕方ないかと思います。

こうやって見比べてみると、【サンライン オールマイト】が如何に高比重ラインであるかがわかりますね。

なお、こちらの製品の価格ですが、メーカーサイトではオープン価格になっていますが、Amazonで見てみると2,700円~2,800円くらいになっています。

以上が私の方で確認できた高比重PEラインの個別詳細情報でした。

高比重PEライン 複数製品比較 まとめ

と言うことで、3種類の高比重PEラインをピックアップしてみました。

まだまだ種類が少なく選択肢の幅が無いところではありますが、ライン生成技術が進んでいけばもっと多くの製品が出てくるかと思っています。

ちなみに、従来の比重の軽いPEラインは、それはそれでTOPゲームに使い勝手が良い点などメリットはありますので、PEラインの中でも釣りのスタイルに合わせて相性のよいものを選ぶということになってくれれば面白いと感じています。

ここまで見てきたように、現時点で比重の高さでは【サンライン オールマイト】が群を抜いているかと思います。

ラインカラーについても、蛍光系の目立つカラーが多いPEラインにおいて、カモフラージュ系のカラーが含まれているので、いろいろな釣りに適合させやすいのも【サンライン オールマイト】かと。

後は、機会を積極的につくって、各社製品の使い心地の違いなどを見ていければと思います。

実際に使ったら、こちらのブログでも記事にしたいと思います。

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