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【ベイトフィネス】ABU Revo ALC-BF7 + KTFフィネススプール“KAHEN”

こんにちは!

NABRA Chase Fishing GONTA です。

ここ最近はベイトフィネスに邁進の日々ですが、そんな中で今回は新たなベイトフィネスタックル追加導入の話しです。

ベイトフィネスリールについては【シマノ 16アルデバランBFS】と【シマノ 17カルカッタコンクエストBFS】を使い分けてみて、ロープロファイルリールの良い点も悪い点も何となくわかったところで、もういっちょ、ロープロファイル機種の導入に踏み切りました。

ベイトフィネスリールについては、これまでシマノ系でまとめてきましたが、どうしても気になるベイトフィネスリールがあり、使ってみることに。

ただし、自分に合わなかった時のことを考えて、ベースのリール本体はオークションで安く手に入れました。

で、導入したのは【ABU Revo ALC-BF7】です。

Revoシリーズの中では、ソルト使用OKの【ABU Revo LT】をさらにコンパクトにしたモデルで、重量は140g。

ボディ素材はアルミボディです。

因みに、同じサイズで淡水専用機の【ABU Revo LTX BF8】は129gですが、そこまで軽さは求めていないので、ちょうど良いウェイトです。

今回、このリール入手に踏み切った理由はスプール径にあります。

ベイトフィネスリールでは、その性能を大きく左右する要因としてスプールがポイントになることは、ここ最近のブログでも書いてきたところで、スプールそのものの重量が性能を決めるのではなく、如何に慣性力が小さくなるように設計されているか?が扱い易さの性能を決めることになります。

慣性力を小さくするには、スプールの回転軸に少しでも近いところに重量物があることが大事ですが、あまりにスプールの軸に糸巻き面を近づけてしまうと、糸巻き面が細くなってしまいラインの巻きクセがキャストの邪魔をするので、このバランスが重要なポイントになります。

と言うことで、スプール径に着目して見てみると、1世代前のLTXやLTが33mm径なのに対して、LTX-BF8やALC-BF7は32mm径。

これは、シマノの16アルデバランBFSや17カルカッタコンクエストBFSなど、国産メーカーのベイトフィネス機のスプール径と同じになります。

ある意味、バランスを総合的に勘案した場合、現状での黄金律的なスプール径ということでしょうか。




次にブレーキシステムを見てみます。

【ABU Revo LTX-BF8/ALC-BF7】はノーマルでの性能も十分素晴らしいのですが、ABU Revoシリーズのブレーキシステムは固定マグネット式であるところが対抗機種と比べて弱い点かと思われます。

サイドのパーミングプカップにある、外部ダイヤルによりブレーキ力の調整はできますが、シマノのFTBやダイワのマグフォースのようにスプールの回転に伴ってブレーキ力が変わるような仕組みはありません

そこで、今回はバスタックルのベイトフィネスチューニングパーツのパイオニアである河口湖・キャリルさんの【KTFフィネススプール “KAHEN”】を組み込む事にしました。

この“KAHEN”スプールは、その名の通り可変ブレーキ仕様になっています。

Revoのブレーキシステムは、パーミングカップ側に装着されているネオジムの磁力を、スプール側の金属プレートが受けてブレーキが掛かる仕組みになっているのですが、このスプール側のプレートがスプールの回転数に応じて外側にせり出すシステムになっています。

<出展:キャリル>

よって、ピッチングなどのキャストでスプール回転数が低い時にはプレートとネオジムの距離が離れているので弱ブレーキを、フルキャスト時などスプール回転数が高い時にはプレートがせり出してネオジムに近づくので、強いブレーキが掛かるようになっています。

当然、フルキャスト時でもルアーの着水前にはルアーは失速しているのでスプール回転は落ちていることから、プレートは引っ込んでいく(戻っていく)ため、キャストの後半では過度なブレーキがかからずにキャストが伸びるというシステムです。

従来のRevoのブレーキシステムであれば、ピッチングをする時にはダイヤルを回してブレーキ力を落とし、フルキャストをする時には、キャスト直後の高回転時にしっかりブレーキを掛ける為にダイヤルを回してブレーキ力を強くしておく必要がありました。

開発者の沢村プロは、外部ダイヤルのブレーキでキャストの都度調整することなく、ピッチング~フルキャストをストレス無く投げ分ける為に、この“KAHEN”スプールを考案したようです。

因みに、この仕組みは、ダイワの“マグフォース-V or 3D”と似ています。
スプール回転数に応じてインダクトローターがスライドする仕組みです。

KTFのスプールはダイワの開発した独自軽量素材であるG1ジュラルミンを利用していることもあり、沢村プロがダイワとコラボしているが故に実現した技術交流の結果なのでは?という感じです。

この“KAHENスプール”は既に沢村プロがJBのTOP50の試合にて実践投入されており、その性能についてはABUユーザには高い評価も得ているとのこと。

因みに、イメージ的には丸型リールよりもロープロファイルリールの方が軽量リグのキャストに向いているイメージがありますが、キャスト性能的には両者で違いは無いと感じています。

両社の使い分けは、ロッドとのバランスで考えるのが良いと思います。

なので、今のところの使い道としては、アジング用の【ヤマガブランクス ブルーカレント63 ベイトモデル】用に軽量のロープロファイルを組み合わせようと思っています。

私も早く【ABU Revo ALC-BF7+KTFフィネススプール“KAHEN”】を実釣に使い、その性能を試してみたいと思います。

【追記】その後、KAHENを組んだABU Revo ALC-BF7を使い込んでいます。

PEライン(0.3号)を巻いた状態でのキャスティングでは、2g台以上なら十分投げることができます。

KAHENのブレーキ力のバランス力もさることながら、スプールそのものの自重が軽いのでスプールがオーバーランしにくいことが明らかに実感できます。

バス用の5g以上のルアーになれば、少しブレーキ力が足りないかな?と感じるほどですが、兎に角、3g前後若しくはそれ以下のウェイトのリグが快適に扱えるのは間違いない事実であることを報告しておきます。

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