バストーナメント

【バストーナメント】トーナメントプロのプロ根性に感動!

こんにちは!

釣りにおけるプロとは何か?このお題については、いろんなところで、いろんな記事を拝見します。
今日は、先日、テレビで見たアメリカのバストーナメト、そしてそこで頑張っている日本人のプロアングラーの姿を見て、自分なりに思ったことを書いてみたいと思います。

前置きしますが、アメリカでのバストーナメント以外の大会・トーナメントを否定・非難するものではありませんのでご了承ください (^^;

さて、プロアングラーと言えば、釣りに関わって生業を立てている人達の総称かと思いますが、一番わかりやすいプロアングラーは、賞金の出る釣りの大会に出て賞金を稼ぐトーナメントプロ(ツアープロ)かと思います。

日本でもいろんな釣りジャンルにおいて、トーナメントは開催されており、私が一番良く知っているものとしては、JBで開催されているバスプロトーナメントもその一つです。
鮎やヘラブナ、磯や投げ釣りなど、多岐に亘る釣りでトーナメントは展開されていますが、ここでは、ひとつ、ルアー釣りのトーナメント
中でもアメリカにおけるバス釣りのトーナメント
について書いてみます。
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日本では、釣りはまだまだ「食べる為の釣り」が主流であり、スポーツとしての釣りは市民権を得たと言うにはほど遠い世界かと思っています
「釣った魚を逃がすの?」「食べれない魚を釣って何が面白いの?」
などと良く言われた記憶があります。
ルアー釣りがメインの方は、多かれ少なかれ経験があるのではないでしょうか?


一方、アメリカでは、ブラックバスのルアー釣りの発祥の地でもあり、本場でもあり、ルアーによる釣りは、スポーツの一つとして成立しています。
トーナメントの団体も、B.A.S.SFLWなど、歴史も規模もある団体が存在していて、そこでは、様々なレベルでのトーナメントが展開されています。
そもそも、B.A.S.Sの名称も、「Bass Angler Sportsman Society」ですから明確にスポーツとして認知されています。

また、それらのカテゴリーの頂点と言われるシリーズの大会で年間優勝をすると、そのアングラーはANGER or The Year (A.O.Y.)と言われ、一般の大手企業のコマーシャルなどに起用されたりします。

フカシンこと、深江真一さんが、FLWでA.O.Y.を取った時はケロッグのパッケージになりました。
bass_fukashin完全に市民権を得ています。

また、年間の成績が優秀だった一部の選手のみがエントリー(参加)できるクラシックと言われる大会もあります。この大会は参加できるだけでも栄誉となる格付けがされた大会で、その見返りとして賞金もまた高レベルな設定がされています。
やはり、一番有名なのは、BASSMASTER Classic かと思います。
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大会のフォーマットはどんどん見直しされていくので、レギュレーションの変更に付いていくだけでも大変そうです。

各大会の賞金も、日本のバスプロトーナメントと比べると破格の賞金が用意されており、安定して大会で成績が残せる選手は、賞金だけで生活していける環境が維持できるようです。
日本では、なかなか難しい話しかと思います。
ケビン・ヴァン・ダムなどは、勝ち続けている天才トーナメンターの代表例ですかね。諸説いろいろありますが (^^;
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当然、これだけトーナメントは市民権を得ており、大会賞金も高くなってくると、それらの獲得を目指して多くの選手が参加します。
その競争は、単なる釣りのイメージの枠を超えて、過酷と言っても過言ではない状況ですが、その頂点に立て時には最大の称賛と栄誉を手にすることができるのです。
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そのアメリカの大会に、日本でのバストーナメントやその他の釣りのシーンから飛び立って参加している選手が数名居ます。
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アメリカで頑張っておられるのは、決してこの4名だけではありませんが、私が過去から含めて知っている代表的なプロの面々です。

既に、アメリカのトーナメントから離れて、帰国して日本で活躍されているプロアングラーの方も沢山います。
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それらの選手の皆さんは、アメリカ人のアングラーが大会に参加する以上に高いハードルを乗り越え、高い壁にぶち当たりながら試合に出ておられます。
アメリカまで行くからには、本気度は120%だと思ってはいましたが、先に言ったTV番組を見て、改めてその気合と根性に少し感動を覚えました。

釣りをしない、もっと
言うと、大会を経験しない方からすると、「たかが釣り」「たかが釣り大会」されど、そこに全てを掛け、全てを注いでいる選手にとっては、アメリカでの大会そのものが生活であり人生。
最大の壁でありハードルは言葉の問題かと思いますが、それ以外にも風習や気候の違い、国土の広さ故の移動の苦労なども、選手にとっては大きなストレスになると思います。

それをわかった上で、敢えて挑む。
「釣りが好きだからできる」というコメントも番組では聞きましたが、いろんな形で釣りに関わっている人は、程度の問題はあれど、皆さん「釣りは好き」だからやっているんだと思います。
「好き」だけでは続けることができない過酷な状況であっても、挑み続けていく。そこには、やはり、「根性」が隠されていると感じます。

「釣りが上手い人がプロアングラーという訳ではない」と言う話しは、日本では確かにそうかな?と思いますが、アメリカのバスプロ、ツアープロにおいては、「バスを見つけて釣ることが上手い」ことが全てです。
アメリカのバスプロトーナメントにおいては、魚を釣ることが上手くなくては食べていけないのです。

この釣りの範囲には、広大なエリアから、魚が居る場所を、もっと言うとクオリティの高い大きい魚がより濃いエリアを探し、そして、そこで何をすればそれらの魚がルアーに反応し易いのかをプラクティス(事前練習)で調べ尽くし、そして実際に大会中にその魚を掛けて、バラすことなくランディングし、死なさずにウェイイン(検量)まで持ち込む。
これらバス釣りの大会を成立させる、全ての要素において、自分で経験を積んでスキルを磨き、それを実際の大会で発揮して結果を残す。

まさに「根性」で喰らいつき、日本人だからというエクスキューズに隠れることなく挑んでいく姿は、同じ釣りをする人間としても、その覚悟の深さの違いをまざまざと感じさせられました。

関心の無い人にとってみれば、「どうでもいい」話しかとは思いますが、久々にアメリカの大会の模様を見て、そこで実際に苦労しながら頑張っている日本人プロアングラーを見ていると
やはり、感動の二文字
が頭にこびり付いて離れないのでした。
そこまで自分に高い課題を課して、挑んで行ける姿勢に感動です。
自分にも、まだまだ出来ることは沢山あるな~っと感じました。

以上、まさにどうでもいいけど、つい書いてみたくなって書いてしまいました。もし、最後までお付き合いいただけた方には感謝します (^^

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