こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
今回はベイトリールのスプールについてのお話しになります。
現在、チニングに愛用している【ダイワ 21シルバーウルフ SV TW PE-Special】ですが、非常に使い易く気に入っています。
しかし、常々思っていたのが、スペアスプールとして替えスプールを購入すると非常に高いと言うこと。
ちなみに、13,000円くらいするので、安いリールが1台買えてしまうくらいです。
ベイトリールの宿命はバックラッシュ。
何かの拍子でミスキャストをしてしまい、修復不能なバックラッシュを発生させてしまった場合、スペアスプールがなければその日の釣りは強制終了となってしまいます。
なので、スペアスプールは持っておきたいと思いつつ準備できていませんでした。
そんな時、YouTubeにてダイワのリールに適合するサードパーティスプールの紹介動画を見つけました。
驚きなのは、ただのインダクトローター付きのダイワ互換スプールではなく、ブースト機能を持っていると言うところ。
しかも、価格が驚きの破格!
非常に気になっており購入しようか迷っていましたのですが、Amazonで購入できると言うことで調達してみました。
詳細は本編にて記載しますので、ダイワの34mm径のリール(スティーズやジリオンなど)を使っていて、気になる方、関心のある方はお時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
HEIGHTENブランドのスプール詳細
まず、最初に紹介するスプールですが、中国企業が製造している製品になります。
日本以外にも、アメリカやヨーロッパ、韓国、などにも進出しているようです。
基本的には釣り具のカスタムパーツを製造・販売する会社になっており、日本のダイワの製品に互換性を持つパーツを作っています。
そして、今回私が調達したのは、ダイワの34mm径のリールに適合するスプールになります。
本当かどうか疑いたくなりますが、ダイワのベイトリールの最新のテクノロジーである”BOOST”機能を持っているというもの。
また、適合するリールもきちんと紹介されている、ヘッジホッグスタジオなどでも明記されていないことが多い【ダイワ 21シルバーウルフ SV TW PE-Special】が適合リールとして明記されています。
製品名には”G1”と書かれているので、G1ジュラルミンが使われているのか?と思いたくなりますが、材質欄に書かれているのは”70航空アルミ”
ちなみに、調べてみたのですが、そもそも”ジュラルミン”は航空機の軽量化の為に開発された素材で、アルミニウムを主体とした合金になります。
『超ジュラルミン』はアルミニウムと銅の合金、そして7000番台と言われる『超々ジュラルミンン』はアルミニウムを主体としつつ、亜鉛、マグネシウム、銅を混ぜた合金になります。
素材の細かい組成分の話しはこのくらいしか書けない(わからない)のですが、素材の特性としてわかりやすいところを書くと、アルミニウムが65HB(HB:ブリネル、硬さの尺度)なのに対して、超々ジュラルミンは160HBということで、倍以上の硬度を誇ります。
硬度の面で優れていることで認知されているステンレスが187HBであることと比べてもらえると、どのくらい硬度の面で優れているか感覚的にわかってもらえると思います。
と言うことで、話しが長くなりましたが、”70航空アルミ”という素材は素材名としてG1ジュラルミンとは書かれていませんが、限りなくG1ジュラルミンに近い高硬度&軽量の素材が使われているということがわかるかと思います。
また、パーミングカップ側のスプール軸受け部に付けるセラミック製のベアリングまで付属しているという気の利きよう。
これで価格は税込で5,000円に届かない、4,990円になります。
最後に、カラーについても選択肢があり、全体的に赤色単色のカラーとブラック&ゴールド、そしてブラック単色の3色のバリエーション。
HEIGHTEN BOOST 1000S G1 をリールに装着
では、実際に調達してみたのでリールに装着した情報を書いてみます。
スプールはちゃんとスプールケースに入って送られてきました。
この辺りはダイワの替えスプールなどと同じ梱包形式を採用されています。
ディスる訳ではありませんが、KTFのスプールはたまごケースに使われてような薄いプラスチックの容器?に入って送られているので、エライ違いです。
お値段、3倍くらいするのに、こういうところは改めて考えて欲しい・・・
さて、では実際にリールに装着してみることに。
これまたブリ返す訳ではありませんが、KAHENスプールが装着できないという惨事を経験しているだけに緊張の一瞬。
しかし、ばっちりスプールシャフトはノーマルのボールベアリングの穴に収まってくれました。
そして、クラッチを切ってスプール回転を確認しましたが、全く問題無くスムースな回転を実現しています。
当たり前の話しで、驚くことは何もないですが、このことが担保されていないキャリルさんの製品管理には改めて驚きを隠せません。
問題なくセットすることができることが確認できたので、改めてスプールの機構をチェックしてみることに。
一番の問題というか注目点はBOOST機能を搭載しているはずのインダクトローター部。
弱いバネにより軽い回転負荷で飛び出る部分と、強いバネで高回転時に飛び出る2段階のアクションをするところですが、指でインダクトローターを引っ張ってみると、軽い力で引き出せる段階の後で、強く引っ張るとせり出てくる2段階の動きが実現されています。
YouTuberさんは実際にラインを巻いてフィールドで使用感のチェックをしていましたが(YouTuberさんは21ジリオン SV TWを使用)、純正スプールと遜色ない飛距離を叩き出していました。
ちなみに、こちらの製品に付属してくるセラミックベアリングを使うとキャスト時のノイズが結構大きい感じだったので、私は一旦純正ベアリングのままで使ってみたいと思います。
糸巻き量については、モノフィラの場合、12lbで35mm~70mと書かれているので、一般的なベイトフィネス機などと同じくらいのラインキャパというところでしょうか。
PEラインの場合は0.6号で260m、0.8号で220mとなっているので【ダイワ 21シルバーウルフ SV TW PE-Special】のノーマルスプールよりはラインキャパが大きいようです。
以上が【HEIGHTEN BOOST 1000S G1】の製品チェックでした。
HEIGHTEN ダイワ用 SV-BOOSTスプール まとめ
と言うことで、Amazonで調達してみたダイワ用のSV-BOOSTスプールのお話しでした。
ちなみに、HEIGHTENの公式HPもあるのですが、まだまだ取り扱い製品が少ない感じ。
しかし、シマノの夢屋互換のスピニングリールのスプールなど精密金属加工製品に強みがあるような感じなので、今後の製品拡充に少し期待しています。
私も愛用しているTSURINOYAのベイトフィネスリールも中華製リールですが、こちらも非常に高性能で驚きました。
今回ピックアップした製品も実釣に耐えうる十分な性能があることが期待できるだけに、早くフィールドにて使用感の確認をしてみたいところです。
シルバーウルフのリールについても、これまで使ってきたベイトリールの中でも一番使ってるんじゃないかな?と言うくらい使い込んできているので、スプールの違いは結構明確に実感できるのではないかと思っています。
また、使ってみたら使用感のインプレを書いてみたいと思います。
全く問題無い使用感の場合、ダイワの34mm径のSVスプールユーザにはかなりの朗報になるのではないでしょうか?