こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
さて、突然ですが、皆さんはクランクベイトというルアーを使われたことありますでしょうか?
バス釣りをされる方は、ほぼ100%使ったことがあるかと思います。
バイブレーション(アメリカではリップレスクランク)、ミノーなどと並んでルアーフィッシングにおいては基本中の基本となるハードルアーになります。
シーバスゲームではあまり登場シーンの無いプラグですが、最近ではソルトシーンをメインにいろんなターゲットが狙えるルアーとして幅広く活用されています。
私としては、ソルトで一番クランクベイトを使うのは”ハゼクランク”になりますが、チニングでもよく使われますし、最近ではサーフのフラットフィッシュ狙いに使われる方もあるようです。
そんなクランクベイトですが、最大の魅力は障害物回避性能だと思います。
バイブレーションだと根掛かりが怖いボトムが複雑な地形でも、クランクベイトであれば根掛かりを恐れずに積極的に攻めることができます。
そこで、今回、クランクベイトを使ってボトムロック狙いを試してみることにしました。
あくまでもお試し釣行になりますが、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
フリーリグでも根掛かる石積み護岸を難なく攻略
では、今回の釣行で利用したタックルについて、まずご紹介しておきます。
ロッドとリールはベイトアジングで利用している【Fishman Beams inte 64UL】+【TSURINOYA ダークウルフ Ultra KF-50SL】をそのまま利用。
ルアーについては、インフルで寝込んでいる間にYouTubeで見つけたロックフィッシュ狙いの仕様になっているルアー【アクアウェーブ ミヤビス 45DR】を用意しました。
メインは45DRを考えていたのですが、4mオーバーダイブの45XRも売っていたので、水深に応じて使い分けることができるように45XRも合わせて調達してみました。
こちらを使って地元の石積み護岸ポイントでタケノコメバル、ガシラを狙ってみることにしました。
ちなみに、このエリアはとにかく根掛かりが酷いポイントで、アジングなどでもうっかりボトムにリグを置いてしまうと一撃で根掛かってしまうような場所で、フリーリグでさえも怖くて投入する気にならないくらいです。
そんなボトムが複雑な地形になっているポイントでクランクベイトがどのくらい通用するのか?について確認する釣行となりました。
【アクアウェーブ ミヤビス 45DR】ですが、ボディサイズが45mmということで、バス用のクランクベイトと比べるとかなり小型の部類になります。
ちなみにですが、ノリーズのクランクベイトと比べてみると、一番小さな【ノリーズ ワーミングクランクショット】が43mm、【ノリーズ ワーミングクランク ショット ディープ】が44mmということで、サイズ的にはバス用で言うスモールクランクになる感じです。
ただ、【アクアウェーブ ミヤビス 45DR】は7.4gあるのに対し、【ノリーズ ワーミングクランク ショット ディープ】は5.7gしかありませんので、飛距離の面では【アクアウェーブ ミヤビス 45DR】の方が有利かと思います。
実釣では、石積み護岸の斜面を斜め撃ちでひたすら移動しながら釣ってみました。
この日は45DRしか使わなかったのですが、フルキャストしてロッドティップを下げてルアーを潜行させ、リップラップにコンタクトしたところからスローリトリーブで斜面をなめるように引いてみましたが、スタックによるロストはゼロでした。
スローに引いてもほぼボトムからルアーが離れることはなく、リーリングせずロッドワークでさびくように引いてもボトムにルアーが張り付くような感じでした。
ルアーサイズに対してウェイトが重いので、浮力がかなり押さえられているのではないか?と感じました。
また、こちらのルアーの特長として、リップの根元部分にウェイトが仕込まれていて、頭が下がるバランスになっているので、潜行角度はかなり急速潜行してくれるようです。
ボトムトレーサーとしての性能はかなり高いと思われますので、ボトムロック用だけでなく、バス釣りでも十分使えるのではないか?とも思います。
バス用のクランクとロックフィッシュ向けのクランクではカラーが番うので、一概に流用できるかと言うと難しい部分もあるかと思いますが、逆にバス用のクランクがロックフィッシュに使えるかとも思うので、これは別途試してみたいと思います。
ということで【アクアウェーブ ミヤビス 45DR】の性能は十分確認できましたが、釣果としては今回は出せませんでした。
次回はナイトゲームでも試してみたいと思います。
45DRと45XRの違いチェック
今回は潜行深度違いの2モデルを調達してみたので、実物を見ながら比較をしてみました。
ボディサイズは当たり前ですが45mmで同じですが、リップは結構違いが出ています。
上から見たところの画像ですが、リップの長さだけでなく幅も45XRの方が広く作られています。
リップの先端部は、45DRの方がフラットになっている部分の幅が広いように見えます。
リップの長さ自身は45XRの方が2mmくらい長い感じ。
どちらもルアーウェイトは7.4gなので同じ感覚で潜行深度の違いだけで使い分けることができるのもシステムクランクとしていい点かと思います。
クランクでロックフィッシュ まとめ
と言うことで、釣行では結果が出ませんでしたが、調達した【アクアウェーブ ミヤビス 45DR】の性能は十分確認できました。
釣行時、一度だけ取れない根掛かり?のようになった時があったのですが、それは根掛かりしてロストしたサビキの天秤仕掛けが絡んだという事象でした。
石積みの岩の間にハマった仕掛けを拾うくらい、岩の隙間までトレースできていることが確認できました。
ボトムへのコンタクトを感じながらスローに引くことができますし、少し強い抵抗感を感じた時はリーリングを止めて待てばルアーが浮いてくれます。
まさに障害物が多いポイントを狙うには最適なルアーがクランクベイトだと思います。
とは言いつつ、水草などの障害物だと突っ込んでしまって釣りにならないのがクランクベイト。
海でもホンダワラなどの階層が生繁っているような場所では不向きかと思います。
適材適所ではありますが、クランクベイトは巻いていて楽しいのも特徴。
常に水中の情報を釣り人に伝えてくれますし、バイブレーションのようにひたすら巻くだけでなく、時々障害物に当たった時に止めて浮かせるなどの工夫もできるので、使っていてマニュアル感が強いのがクランクベイトの面白さ。
また、先に書いた通り、いろんなメーカーからクランクベイトはリリースされているので、自分の釣り場の状況に合ったクランクを探し出すのも一つの楽しみかと思います。
今年のウィンターシーズンは、クランクで巻いて何が釣れるか?いろいろと試してみたいと思います。