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【新製品情報】ダイワの17月下美人、そして完全新作 17セオリー

こんにちは!

いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。

NABRA Chase Fishing GONTA です。

釣り友さんとのLINEのやり取りの中で、今年リリースされるダイワの新しいリールの情報が目に止まりました。

今年はダイワのメイン機種に大きな動きは見られませんが、ソルトのライトゲーム用リールである月下美人シリーズに2機種の追加ラインナップ。

そして、全く新しい製品として、【17セオリー】なるスピニングリールがリリースされるようです。

ライトゲーマーと化した私としては、月下美人も当然気になるのですが、中堅機種にラインナップされているセオリーも気になる存在です。

では、順に各リールについて見てみたいと思います。

17月下美人 EX

こちらのリールが月下美人シリーズのハイエンドになるようです。

先に価格を出してしまうと、定価ベースで60,000円~61,000円。

過去の月下美人シリーズは高い方で3万円台。

廉価版だと1万円台というラインナップだっただけに、一気にハイエンド機種なみの高額商品で攻めてきた感があります。

ハイエンド機種と言えば、シマノではコアソリッドシリーズのステラ、クイックレスポンスシリーズ(軽量モデル)のヴァンキッシュがあることを考えると、ステラの対抗機種がイグジストなら、ヴァンキッシュの対抗機種イメージで月下美人EXという感じでしょうか?

一昔前は、軽さのダイワ、堅牢さのシマノというイメージでしたが、ここ最近はシマノのリールに軽さで抜かれている感が否めなかったので、月下美人EXに限らず、今回ピックアップする月下美人AIRや17セオリーは軽さを全面に出してPRしており、軽さの面でもダイワの巻き返しの意欲が感じ取れます。

で、釣り人にとって重要な見た目については下の写真の通り。

なんか、エンジ色で地味なのか?シルバー調で派手なのか?よくわからないカラーに感じるのは私だけでしょうか?

スプールも一昔前のダイワのリールを思い出さされるシルバーメッキ調で、シックなデザインに遷移しているイメージのダイワさんとしては逆を行く感じかな?という印象です。

パーツ的には、イグジストをイメージさせるザイオン製と思わしきショートハンドルが装備されています。

ハンドルは交換する派なので、ここに高コスト素材をもってきてもらわなくてもいいという気がしますが、ノーマル状態でアンダー170gを実現し、シマノに肉薄するためには避けられない軽量化部分なのかも知れません。

因みに、全体重量としては、最軽量モデルの1003で165g。

遠投向けのハイギアモデルの1003RHで175gです。

それでも、【シマノ 16ヴァンキッシュ 1000PGS】が155gであるのを見ると、あと一歩頑張って!という感じです。

その他は、マグシールドBBをふんだんに使っている点など、最上位機種としては注ぎ込めるパーツは注ぎ込みきった感じですが、デザイン面で1点面白いところに目が止まりました。

リール本体のエンジンプレートをよ~~く見ると~~

おお、確かに金色の部分が三日月になっているではありませんか!!

ここが凝るポイントなのか?は好みの問題なので是非の話しは避けますが、遊び心があってイイネと言う気はしました。




17月下美人 AIR

次に、同じ月下美人シリーズのもうひとつの追加投入モデル。

【17月下美人 AIR】です。

ダイワさんは軽い機種のイメージを刷り込む為に”AIR”のキーワードを使うのがお好きですね。

私の記憶の中では、ベイトフィネス創世期のフラッグシップリール【T3 AIR】が思い浮かびます。

そして、この”AIR”が商品名に取り込まれている本製品は、175g!

ただし、ラインナップが少々残念で、ハイギアの2002Hと、2003しかありません。

アジンガー的にはエステルラインの使用機会がありますので、エステルラインに相性の良い小口径スプールが無いのは残念なところ。

しかし、スペック表を見ていると、2002Hはラインキャパシティ表示欄にエステルラインの文字が。

糸ヨレ防止機能であるツイスチバスターⅡの中でも、特にフロロカーボンライン等の硬いラインの糸ヨレを軽減させる効果が高いRモデルを搭載しており、エステルライン使用も視野に入れた仕様になっているようです。

また、デザインで目を引くのがスプールデザイン。

昨今のリールでは、どれもスプールのサイド部分に大胆なブランキングや切れ目などを取り入れている製品ばかりなのに、この【17月下美人 AIR】は、スプールへの穴あけ加工が一切ありません。

穴あけせずに軽くする為に、極限までスプールの肉厚を削っているようで、ラインストッパーも付けられないほどに薄く加工しているようです。
※なので、スプールバンドが付属しているようです。

スプールの色やデザイン的には、私はEXよりもAIRが良いな、と感じました。

赤は使っているけれど、全体的にシックに渋くまとまっているのが好印象です。

しかも、やはりエンジンプレートの部分は、赤い三日月になっています。

因みに、この【17月下美人 AIR】は定価ベースで35,000円。

シマノさんのリールで対抗馬を探すとなると、価格だけでなく軽さという点では、やはり【16ストラディック CI4+】ということになるんでしょうね。

ただ、ストラディックCI4+の方が軽い(C2000で160g)上に価格も安い(C2000クラスは定価3万円)という点では、シマノ製のリールに軍配が上がる感じのような気がします。

17セオリー

さて、最後は完全に新規モデルとして投入される【17セオリー】です。

ダイワさんのホームページを見ると、セルテートとルビアスの間に表示されています。

価格は3万円なので、確かにセルテートよりは少し安い設定ですが、値段云々よりもこの製品の売りは軽さと言う感じです。

イグジスの1025で165g。

2003で170g〜180g。

セルテートの1003で205g。

そして、セオリーの2004で175gです。

アジンガーには残念な1000万台の設定がありませんが、メバリングとの兼用も考えて2000万台で良いと言う方にはちょうど良さそうですね。

ボールベアリングは7個で、ラインローラー部に1個装備。

ハンドルはマシンカットハンドルですが、ラインローラー部やハンドルなど、カスタマイズする派の人には、ベース機としてはかなり魅力的な存在ではないでしょうか?

本体の画像があまり出回っていないのでハッキリとはわかりませんが、スプールにはスリットやプランキングは施されていない感じです。

まぁ、これだけ軽いなら軽量化の工夫は凝らさなくても十分だし、メインシャフト部に海水も入り込みにくいので、ソルトシーンでの利用ならこちらの方が良いかも知れません。

月下美人AIRもプランキング加工はありませんしね。

カラーリングも非常に落ち着いた感じで、ハデハデしさやゴチャゴチャ感はないので、個人的には大歓迎な感じのリールです。

2017年NEWリリース ダイワリール まとめ

以上、私の気になったダイワのニューカマーリールをピックアップしてみました。

ダイワのリールはシマノのリールに比べてスプール部などのアタマ部分が大きくてゴツいイメージです。

しかし、これもイメージで、少し調べてみると小型リールでは大きな違いは無さそうです。

シマノ 16ヴァンキッシュ 1000PGS
シマノ 16ストラディックCI4+ C2000S、HGS
ともに、スプール径は42mm(HP等で公開)

ダイワのスプールはABS(アンチバックラッシュシステム)の為にテーパーさせていることからスプール径の公開がされていませんが、42.5m~43mというのが実測値のようです。

意外と差が無いことに驚きました。イメージというのは怖いものです。

大型になればなるほど、見た目からして差がハッキリしていくる両メーカーのリールですが、小型リールにおいてはそれほど大きな差は無いようなので、こういった面でも両社の製品は肉薄しているという感じです。

ただ、ライトゲーム用のリールをこれから購入されようとしている方に、少しだけお伝えしておきたい点があります。

ライトゲームではスプールが小さいリールの方が相性が良いイメージを持っています。

理由は、ライン放出時の問題。

スプール径が大きいと、一見糸クセがつきにくそうでライトラインのライントラブルが回避できそうですが、キャスト時に螺旋状に放出されるラインがガイドに当たって飛距離が落ちると言うデメリットはスプール径が大きいリールの方が影響が大きいと思っています。

この影響は、フロロカーボンラインと極細エステルラインとを使い分けた時に顕著に感じることができます。

フロロラインを使ってライトゲームをすると、エステルライン使用時よりも明らかにラインがガイドに触れている(ガイドを叩いている)感じが伝わってきます。

これは、誰が投げてもすぐにわかるほどの感覚です。

最近のライトゲームロッドでは、先端部分に限らず、結構バット部分まで小口径のガイドがセットされている製品を多く見かけます。

これは、投げた後の状況において感度アップなどの効果があるので、小口径化が進んでいるのかと思いますが、キャスト時にはこの小口径化が結構足を引っ張ることになります。

シーバスゲームなどと比べて明らかに軽いリグをキャストするライトゲームにおいては、このラインとガイドの接触抵抗というのが飛距離ダウンにかなり影響するのです。

これを意識した上でガイド設定をちゃんとされているメーカーさんも多いので、一概に小口径設定のロッドが悪いとは言いませんが(実際、私の愛用するDFR-511も第一ガイドからかなり小口径)、気にしないといけないのは、メーカーさんがどのようなテスト環境でロッドのセッティングをされているか?という点だと思います。

ヤマガブランクスさんなども、ロッドのスペック表示に推奨のリールのサイズを書かれています。

だいたい、シマノのリールよりもダイワのリールの方が適合番手が小さいので、これはリールの重量云々の問題だけでなく、スプールサイズも意識されているのかも知れません。

ロッドだけ、リールだけ、で単体で評価するのではなく、自分が使いたいセットとしてタックルバランスを見ることが結構大事というお話しでした。

以上、最後は蛇足話しも追記しましたが、これらの製品は2月の大阪フィッシングショーにて実機を触ることができるはずなので、是非、実際に触ってみて各製品の善し悪しを見てみたいと思います。

因みに、昨年の2016大阪フィッシングショーで16ヴァンキッシュを触って、購買意欲に火がつきました。

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