こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
最近は仕事とプライベートのタイミングが合わず、実釣に出撃したい思いに反してなかなかフィールド調査ができない状況です。
なので、時間がある時にネットで釣りの情報をつまみ食いしている訳ですが、この時期に珍しい新製品情報を見つけてしまい、気になったのでピックアップ記事にしてみることにしました。
ターゲットはシマノのリール。
因みに、春先から注目していた【シマノ 22 SLX DC XT】は発売開始時期が10月までズレ込んでしまうそうです。
リリース時期を大幅に変えてまでこの時期に投入してきた新機種とは?
では、詳しくは本文にて。
お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
5年ぶりのリニューアル EXSENCE DC
さて、今回ピックアップするのは【シマノ 22 EXSENCE DC】になります。
エクスセンス DCについては、こちらのブログでも何度も書いてはいるのですが、初代を購入して使ったもののフィーリングや距離感が合わないということで手放して依頼使っていません。
初代のエクスセンス DCについては、ナイトモードのようなノーサミングで使えるトラブルレスモードがあるということで話題を呼んだのですが、実際に使ってみた感想としては飛距離が出なさ過ぎて個人的には厳しい・・・という感じでした。
その後、2017年にモデルチェンジがあり、そこから廉価版のエクスセンスBBのリリースを挟みつつ、5年ぶりに本家のモデルチェンジとなっています。
モデルチェンジを経る毎に、シーバスゲームでメインとなるPEラインへの適合性が改善されてきているエクスセンスですが、2022年モデルがどうなっているのか?具体的にチェックしてみたいと思います。
見た目はアンタレスDC 中身は?
まずは見た目・外観ですが、こちらはシマノファンなら一目瞭然ですが、完全にアンタレスDCそのものになります。
左右非対称のアシンメトリーデザインで、個人的には嫌いではありません。
カラーについては、つや消しブラックのEXSENCEの特徴的なカラーを踏襲しています。
ただ、アンタレスDCの流れとなると、気になるのはラインキャパシティ。
こちらは、17エクスセンスよりも50m以上のキャパアップが図られており、ソルトでも人気が高い【16 アンタレス DC MD】を少し意識して仕様を変えてきたことが伺えます。
重量は5gアップとなっていますが、これはそれほど気になる変更では無く、最大ドラグ力のアップやベアリング数の増加など、ソルトジャンルでのフラッグシップモデルとしては期待を裏切らない正常進化を遂げていると言っても過言ではないかと思います。
そして、DCリールとしては一番気になるのがデジタルブレーキの変更内容。
22エクスセンスDCは、最新のアンタレスDC搭載の『4×8』をベースにPEラインの使用を前提としたエクスセンスチューンが行われているようです。
電子的にブレーキをかけるDCブレーキですが、従来のDCブレーキと比べてブレーキポイントが飛躍的・圧倒的に増えており、ルアーの飛行状態に対してより細やかなブレーキ制御ができるように改善されている点が最大の変更点かと思います。
ただ、17エクスセンスも『4×8 EXSENCE TUNE』ブレーキだったので、22エクスセンスが前作からどの程度機能アップしているのか?まで記載されていないのが少し残念に感じました。
どうせなら、前作からどのくらい良くなったのか?を明確にPRして欲しかったところです。
シーバスゲームで使われる領域のルアーに対しては、昨今人気のビッグベイトへの対応も含めて、プラグからメタルジグまで全領域をカバー。
追い風などの条件が良い場合には、更に飛距離が稼げる『Xモード』も搭載されており、飛距離が必要なソルトルアーのキャスティングゲームにおける対応力がアップしています。
因みに、メカニカルブレーキをサイドカバー中に隠したデザインの13アンタレス~アンタレスDCMDを踏襲した17エクスセンスDCと違い、21アンタレスDCで復活したメカニカルブレーキが復活しているのも、個人的にはウェルカムな仕様変更点になります。
では、その他の仕様面についても見ていきたいと思います。
最新のシマノリールのトレンドは全部乗せ
続いてはスプール周りをチェックしてみたいと思います。
スプールについては、21アンタレスDCにて採用されている『マグナムライトスプールⅢ』を搭載しているので、ナロー&ディープ型のスプールになっています。
また、当然のように『S3Dスプール』なので、精度面でも高い信頼性。
且つ、バネの力を利用してベアリングをサポートする『サイレントチューン』も採用されているので、フルスイングでの遠投時にもスプールのブレは最小限に抑えられています。
その他、当然のように搭載されている『マイクロモジュールギア』や、ピニオンギアをボールベアリングで支持する『X-SHIP』として『HAGANE BODY』『エキサイティングドラグシステム』など、シマノのリールとして売りとなっている機能は全て搭載。
しかし、これって、17エクスセンスDCも同じなんですよね。。。
なので、仕様面で大きな違いとしては、『マグナムライトスプールⅢ』が使われている点くらいになります。
この『マグナムライトスプールⅢ』と、新『4×8 EXSENCE TUNE』のブレーキとの相性などは実際に使ってみないとわからない、というところかと思います。
シマノ 22’EXSENCE DC まとめ
と言うことで、急遽?リリースが発表された【シマノ 22 EXSENCE DC】ですが、過去モデルの評価が正直あまり高くない(私の個人的な評価も含みます)ところでもあるので、逆にリニューアルした2022年モデルには少し期待してしまいます。
DCブレーキのリールは、メーカー側がどれだけ気合を入れて試験&チューニングをしてきたかによりますので、使い手側のスキルよりも圧倒的にリールそのもののポテンシャルが問題になってくるかと思います。
村田さん的には酷評なマットブラックのビジュアルも、個人的にはそんなに嫌いではありません。
まぁ、アンタレスではないので、これはこれでEXSENCEのオリジナリティになっているのではないかと思います。
性能がアップしてくれていれば、シーバスゲーム以外でもソルトシーンでPEラインをメインに使うショアジグなどでも活躍してくれる期待感はあります。
しかし、それにしても、定価ベースの8万円台はサラリーマンアングラ-にはハードルが高いですね。
アンタレスの4×8ブレーキシステムとは違うのはわかっているのですが、かなりガチでソルトベイトに傾倒していないと、なかなか手が出ない価格設定です。
でも、めちゃくちゃ使ってみたい。
この辺りの使用感に関する購入前の確認ですが、ショップさんに依存するのではなく、メーカーさんとしても試投会を設けるor増やすなどの努力・工夫があればいいのに、と思ってしまいます。
ダイワさんはこの辺りが上手なのですが、シマノさんももう少し使い手目線に立って頑張ってもらえると非常に有難いですね。
8万円もするリールを、買ってみないと自分に合うかわからない、というのはとても辛いし、購入動機を鼓舞する努力をメーカーさんにもお願いしたいと切に願いつつ、今回の記事は終了とさせて頂きます。