こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
最近、すっかりアジングに戻って楽しんでいます。
チニングも面白いし、シーバスゲームやメバリングも面白い。もちろんバス釣りも面白いのですが、アジングには他の釣りに無い不思議な魅力があります。
アジングの魅力はいろいろありますが、その内の大きな要素として身近な場所(アプローチの良い場所)で”近距離戦”で楽しめるというところがあります。
近距離戦の何が面白いかと言うと、繊細なやり取りが楽しめるということです。
港湾部などの明暗部でアミなどを捕食しているアジに対して、軽いリグのアプローチで食わせるゲームは繊細であり、成立させるのはそれなりのテクニカルな要素が含まれているのが魅力です。
と言うことで、今回はアジングの近距離戦に活躍してくれるショートロッドに注目してみたいと思います。
自分が使った経験も含めつつ、気になるロッドもピックアップしてみたいと思います。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
サーティフォー 34 DFR-511 & FER-58
まず、最初に自分が一番多様しているロッドから紹介していきたいと思います。
サーティフォーは今更説明をする必要は無いと言ってしまえる程、アジングを中心としたルアーメーカーさんとして有名で、メーカー立ち上げの頃からロッドを数多くリリースされています。
初期のロッドはどれもパッツン系のカチコチロッドで、私自身も一度購入しましたが、使いこなせずに手放した経緯があります。
しかし、2016年頃に発売された【アドバンスメント DFR-511】はそれまでのロッドと全く違うコンセプトで作られたロッドで、バット部分よりもベリー部の方が太くて軽い負荷でもベリー部までムチのように曲がるロッドです。
このロッドの特徴としては、①軽いリグが快適にキャストできること、②豆アジのような小型の魚がヒットしてもロッド全体が曲がって楽しめる、③回収時のポロリバラシが多くなる豆アジでもバレにくい、などが挙げられます。
このコンセプトに共感して購入して使ってみましたが、確かにアジのサイズを問わずにアジングが楽しめるロッドであり、今でも愛用しています。
ロッドが短いので遠投の釣りには向きませんが、0.8g以下のジグヘッドでも飛距離を損なうことが無いので、湾奥明暗部などではメチャクチャ使い易いロッドになります。
また、このDFR-511のコンセプトを採用しつつ、ショートゲーム用に特化してリリースされたのが【プロヴィデンス FER-58】で、限定販売ロッドになります。
限定ロッドと言うことで装飾などにも凝った作りのロッドであり、DFR-511がどのようにリファインされているのか知りたくて購入しました。
◆サーティフォー 34 プロヴィデンス FER-58のインプレ記事
— GONTA@fisher (@ryotan2357) October 10, 2022
定価が6万円超のロッドで、今となっては新品状態で入手するのは難しいロッドになりますが、軽いリグの操作性も高次元で実現されていましたし、バットはしっかりしているので20cm後半クラスのアジでも何の問題もなく抜き上げられる頼もしいロッドです。
どちらのロッドもちょっと見た目含めてクセのあるロッドであり、好き嫌いも出てしまうロッドかとは思いますが、湾奥アジングでは間違いなく活躍してくれるおススメのロッドになります。
DFR-511は今でも新品も継続販売されているようですし、FER-58も手に入るようですね。
ヤマガブランクス BlueCurrent Ⅲ 53
続いて紹介するのが、これまたライトゲーマーで知らない人は潜りでしょ?と言っても過言では無いロッド【ヤマガブランクス BlueCurrent】通称『ブルカレ』になります。
こちらのロッドも、一時期とあるご縁で使うこととなり、数種類のロッドを購入して使いました。
九州・熊本県に本社のあるヤマガブランクスさんですが、ブランクスについて完全国内自社工場で生産されている、いわゆる『Made in Japan』ロッドとして、品質の高さで定評のあるメーカーさんになります。
ライトゲーム用のロッドで見ると、プラグゲームやフロート遠投ゲーム用にはチューブラートップのロッドが多く、ジグヘッド用にはソリッドティップのロッドが多いのですが、ブルカレについては全てチューブラートップになっており、チューブラーでも軽量リグの操作性が担保されているという特徴があります。
また、歴史が長いことから様々なバージョンのロッドがリリースされており、かなり細分化されたバリエーションを持っているのが特徴ですが、近距離戦用としてはショートロッドの【BlueCurrent Ⅲ 53】がおススメのロッドになります。
5フィート台のショートモデルは、途中からの追加モデルとしてリリースされていますが、最新の世代の【BlueCurrent Ⅲシリーズ】でも受け継がれています。
私が持っているのは初期型になります。
— GONTA@fisher (@ryotan2357) October 10, 2022
ショートロッドでは軽量リグの扱い易さを実現する為に、ベリー部まで素直に曲がり込む設計で作られていますが、私が購入した初代の5.3フィートのロッドでも軽量リグへの対応が十分になされたロッドでした。
かなり極端に短いので、足元に障害物(テトラなど)があるフィールドには不向きですが、垂直護岸の湾奥明暗部での使用では、その取り回しの良さが相性抜群です。
また、違うシリーズで、トルザイトガイドリングとナノアロイが採用されている【BlueCurrent TZ/NANO】という製品があります。
こちらのシリーズには5フィート台の超ショートロッドはありませんが、一番短い【BlueCurrent TZ/NANO 62 ジグヘッドSP】が繊細な釣り用として用意されています。
こちらは、ブランクスにナノアロイが採用されているので、ロッドに負荷が掛かると気持ちよく曲がることに加えて、ナノアロイ採用による曲がってからの戻りの速さを備えており、軽いリグでもしっかり加重をロッドに乗せてキャストができます。
【BlueCurrent Ⅲ 53】よりも汎用性があるので、アジング用のロッドを初めて購入される方であれば、【BlueCurrent TZ/NANO 62 ジグヘッドSP】の方が使い勝手が良いかと思います。
また、ヤマガブランクスさんも良く限定製品を出されるメーカーさんです。
中でも、Professor(プロフェッサー)という釣り人の心をくすぐるネーミングのモデルがあります。
通常製品よりも、より”高感度”、”ハイレスポンス”の仕様になっており、コアなアングラー向けのロッドになります。
この秋に、会員限定で5.7フィートのジグヘッド特化型ロッドがリリースされます。
トルザイトリングのガイドと、ナノアロイを使ったブランクスのモデルになり、少数限定販売品のようですので、気になる方はヤマガブランクスの会員になってから購入してみてください。
古くから販売されている歴史のあるロッドであるが故に、新品に拘らなくても中古でも入手することができ選択肢が広いのも『ブルカレ』の特徴となります。
サーティフォーのような特殊な性能などは無く、誰でも気軽に使いこなせる仕様・設計であることが『ブルカレ』の人気の秘訣だと思いますし、私としてのおススメポイントになります。
オリムピック 20コルト UX
次にピックアップするのは、コスパに優れていることで認知されている【オリムピック 20コルト UX】になります。
こちらの製品に注目したのは、コスト面だけにあらず、そのラインナップの魅力度からになります。
ここまで挙げてきたように、ショートロッドに注目してきていますが、20コルトシリーズでは5フィート以下のロッドが3本もラインナップされています。
一番短いロッドは【21GCORUS-482UL-HS】になります。
ハードソリッドティップのモデルで、近距離戦において感度優先・操作性最優先のロッドになります。
最近、ショートロッドは増えてきていますが、4フィート台はなかなか珍しいかと思います。
シリーズ中もっともショートレングスの接近戦に特化したモデル。漁港内の常夜灯周りを1g未満のジグヘッド単体の使用を目的とした設計で、夏の豆アジシーズンで活躍する1本。超ショートレングス設計により、まるで腕の一部のような操作性を実現。
〈ハードソリッドティップ〉高弾性タイプのソリッドを搭載することにより、超先調子のパリッと感でバイトを拾うセンサーソリッドとも言えるモデルです。
次のロッドは、5フィート台のロッドで【21GCORUS-542UL-S】
こちらもソリッドティップモデルですが、ハードソリッドではないので使い勝手は良さそうです。
アクション面も少しマイルドに味付けされているようですし、ある意味エントリーモデルの中心的な存在かと思います。
ショートレングスの接近戦に特化したモデル。漁港内の常夜灯周りを1g未満のジグヘッド単体の使用を目的とした設計。高い操作性を実現しながらもGCORUS-482UL-HSよりも少しレングスを長く、アクションをマイルドにすることにより汎用性を確保した1本。
そして、3本目の5フィート台のロッド。【20GCORUS-572UL-HS】
製品表示が、こちらのロッドは「20」になっているので、先の2本は2021年に追加発売されたモデルなのではないかと思います。
こちらはハードティップモデルなので、感度重視モデル。
小さいバイトを掛けていくのが楽しい!と言う方は是非使ってみて欲しい感じです。
漁港内、常夜灯周りをより軽量なリグで探るのに適したモデル。先径0.7mmの高弾性ソリッドを搭載し、水中での繊細なリグ操作が可能。1g未満のジグヘッドでしか反応が無いシチュエーションなどに大活躍する一本。
ということで、3本の近距離戦向きのロッドをピックアップしてみました。
セパレートグリップでデザイン性も高いものを感じますし、何よりも価格が魅力。
どのロッドも定価ベースで13,000円台というお手頃プライス。
ある意味、アジングなどのライトゲームにはこのくらいが最適なのかも知れないと思ってしまいます。
【追記】クリアブルー クリスター56ファインダークロステック
ショートロッドの観点で、1件新しいロッドを発見したので追記しておきます。
クリアブルーさんは、サーティフォーさんから分岐した?アジングメインのルアーメーカーさんで、ワームについてはかなりの種類をリリースされています。
また、ジグヘッドでも”サイコロヘッド”などのオリジナル製品も作られています。
そしてロッドですが、”クリスター”というブランド名でオリジナルロッドを出されていますが、そのクリスターシリーズからショートロッドがリリースされます。
名称は【クリアブルー クリスター56ファインダークロステック】
このロッドはショートロッドであり、軽量ジグ単の釣りがターゲットのロッドになります。
オリムピックさんのOEMロッドのようで、ブランクスには東レの「トレカ T-1100G」をベースに使いつつ、ティップ部には40tカーボンの高弾性素材を利用。
「Made in JAPAN」ということで、日本で製品化されているロッドになります。
リールシートはオリジナルで作成されたものを使っているということで、かなりカスタムメイドイメージのロッドになります。
カスタムメイドだけあって、価格が7万円超。
ここは量産しないので仕方ないところかと思いますが、それなりに度胸がいる価格設定になっています。
アジングを研究しつくしたメーカーさんのロッドなので、アジングのショートゲームを突き詰めたい!という方は一考の対象になるかとは思います。
アジング近距離戦用ロッド まとめ
と言うことで、都市部の港湾部で手軽に楽しめる『近距離戦アジング』を、最大限楽しむ為のショートロッドをピックアップしてみました。
九州や四国などでは港湾部からでもギガ/メガアジが狙えるところもあると聞きますが、阪神間の港湾部では20cm未満のアジと遊ぶのがメインになります。
こうなると、楽しみ方としては繊細なリグで釣っていくスタイルになりますので、繊細なリグをできるだけストレスなく扱う為に、ショートグリップは外せないアイテムになります。
紹介したロッドの中でも値段の幅が大きいのですが、入り方としては安価なロッドから入って釣り方の楽しさを味わい、より深い領域まで突き詰めていきたいようであれば、タックルもレベルアップさせていく、というのも良いのではないかと思います。
何はともあれ、まずはアジングのショートゲームの楽しさを味わってもらえれば、タックルに拘りたくなる気持ちもわかってもらえるかと思います!