こんにちは!
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
今回はロッドについてのお話しを書いてみようと思います。
お題は、ロングロッドとショートロッド、そしてそれぞれのゲーム性についてです。
お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
まずは、ロングロッドの魅力
まず、私的にはシーバスロッドについてはロングロッド至上主義でした。と言うか、今でもシーバスロッドについてはロングロッドが好きです。
私が言うシーバスロッドのロングロッドとは、9フィート以上のロッドです。
理由は、第一に飛距離。
遠くを撃ちたくても、ショートロッドでは届きませんが、ロングロッドなら可能です。
ロングロッドになると、取り回しの悪さも重なって近距離戦には不利ですが、慣れれば対応できますので、アングラーがアジャストできる範囲です。
なので、ロングロッドに出来てショートロッドに出来ないことがあるので、私はロングロッド派でした。
ロングロッドについては、飛距離以外にも、ロッドを立てた時の打点の高さというメリットもあり、何らかの障害物が絡むようなポイントでは魚をヒットさせた後、上方向へパワーゲームで引きずり出して、アングラー側が優位の状況に持ち込むことができます。
因みに、これまで使ったロングロッドの中で、使い易いと感じたロッドをいくつかご紹介します。
■アピア APIA Foojin’AD ハイローラー 104ML
10フィートオーバーですが、扱い易いロッドです。
■エイムス AIMS ブラックアロー 93ML&107M
2本のロッドは利用目的が若干違いますが、曲がって飛ばす。曲がって寄せるという観点では共通していて、手元バランスで使い易いロッドです。ただ、良く曲がるので好き嫌いが出るかと思います。また、デザインが非常にシンプルと言う点でも好き嫌いが出るかも知れません。
■リップルフィッシャー モンスターインパクト トラディション96
現在利用している私のメインロッドです。このロッドも基本性能は曲がって仕事をするロッドですが、その秘めたるパワーはかなりのもので、ショアからなら青物も平気で狙えるロッドです。
ただ、このロッドも派手な装飾は一切無しの熏し銀ロッドです。最新のかっこいいデザインが好きな方にはあまり魅力をPRできないかも知れません。
そして本題 ショートロッド
さて、今回の記事に本題となるショートロッドの魅力についてです。
私がショートロッドの魅力に取り憑かれたのはライトゲームを始めてからになります。
シーバスのイメージがあるので、ライトゲームを開始した時は、とりあえず長めのロッドを買っていました。
ここで言う長めとは、7フィート台後半以上のロッドを言っています。
ロッドの仕様にて、長くて且つ軽いルアーに適応しているロッドを基準にしていました。
しかし、この基準でロッドを選ぶと、どうしてもベナンとしたロッドになってしまいますが、ライトゲームをやっていく中で、自分にはシャキっとした張りがあるロッドが合っていると感じるようになっていきました。
長くてもシャキっとしているロッドの良さを認識させてくれたロッドが、以下の2本のロッドでした。
■ ヤマガブランクス ブルーカレント 91/TZ LongCast
■ ヤマガブランクス ブルーカレント 77/TZ NANO Stream-Special
アタリは積極的に取りにいき、バイトを感知して掛けにいく(いきたい)。
なので、バイトを弾きにくくて使い易いというイメージが強いソリッドティップのロッドは、最初の頃は買ってみましたが、その後に追加していったロッドは全てチューブラートップのロッドばかりになりました。
そして、昨年秋に究極のロッドに出会うことになります。
それが、【ヤマガブランクス ブルーカレント 53/TZ】です。
このロッドは、最近のライトゲームロッドのショート化の流れに乗ったようなロッドで、使ってみる動機としては「楽しそう」という軽いトーンでした。
価格も、トルザイトが入っているにしては安め?の2万円台で、お手頃感も手伝って買ってみることになりました。
しかし、使ってみてビックリ。ただの短いロッドではありませんでした。
ワンピース構造のおかげなのか?何なのか?今までのロッドでは感じることのできなかった”ロッドとの一体感”を感じさせてくれるロッドでした。
数回の釣行で使っていくうちに、ロッドが自分の指先のように感じられるようになっていきました。
ロッドと自分がシンクロできるので、釣りをしていて、まさに「面白い」と感じさせてくれました。
振った感じは、短さも手伝って非常にシャキっとしていますが、軽いリグを使ってもロッドがしっかり入ってくれる(曲がってくれる)のでキャストも非常に楽で、且つ、意外なほどに軽量リグを飛ばしてくれるロッドでした。
また、アジやメバルを狙っている過程で、何度かシーバスやチヌを掛けてしまいましたが、ラインが持たずにバラすことはあってもロッドが負けていると感じることはほぼありませんでした。
実質、割り箸くらいの太さしかないロッドの、どこからそんなパワーが出てくるのか?と思いましたが、ロッドの設計のおかげなのでしょうか?しっかり曲がってくれて最後の一線は超えないという素晴らしく面白いロッドでした。
最近流行りのナノアロイは素材として使われていませんが、そんなことは全く気にならない仕様でした。
しかし、ここまでの会話はなぜか過去形・・・
そうなんです、今は、更に自分に相性の良いロッドに出会ってしまっているので、このロッドは究極のお楽しみロッドして家で眠っているのです。
そして、今のライトゲームの右腕になってくれているのは、【リップルフィッシャー リアルクレセント 65JH/TZ】になります。
ブルーカレントシリーズを使いつつ、ずっと気になっていたリップルのリアルクレセントでしたが、ちょっとしたきっかけから使ってみるチャンスがあり、実釣で使ってみてすぐに惚れ込んでしまいました。
何に惚れ込んだというと、まさに操作性と感度、そしてパワーバランスの3点 です。
まあ、ロッドの性能を構成する3要素なのですが、それぞれが独立して突出することなく、全体として非常に高いところでバランスしている感じです。
こちらも、今となっては既に指先の領域。メバルは散々釣らせてもらいましたが、40cmアップのチヌを掛けても全くパワー負けすることなく、グイグイと魚を浮かせてくる反発力には脱帽でした。
このロッドもナノアロイは使われていませんが、素材云々は全く関係なく、非常にシャープで使い易いロッドです。
“遊び”という面では、ブルーカレント53/TZと比べて遊びが無さ過ぎるのが玉に瑕かも知れません。
それと、このロッドでもう1点難点を挙げるなら、“欲しい時に手に入らない”と言う点だと思います。一度売り切れると、日本中探しても売ってない…
ショートロッドゲームの魅力
ここまでは、ほぼロッドの話しばかりですが、今回の記事のお題は”ショートロッドゲームの魅力”です。
決してロッドの魅力の話しだけではありません。
なので、ここからが本当の本題です (^^;;
ロングロッドゲームには、飛距離やパワーファイトなどの魅力がありますが、ショートロッドゲームの魅力を一言で言うと“魚とのやり取りのリニア感”に尽きると思います。
ロッドが引きを吸収してくれるバッファもほとんどないので、ロッドの限界(折れるとか言うレベルではありませんが)がくるのも早く、それ以上のやり取りにおける調整は人間がやらなければなりません。
なので、ロッドを立ててグイグイ、なんてことは有り得ず、大物でもかかろうものなら手ドラグ、腕ドラグ、足ドラグをフル活用してやり取りをするしかありません。
この、全身を使ったやり取りが、まさにリニア感そのものであり、それが魅力です。
ショートロッドで釣りをするまでは、私自身気づいていなかった楽しみでしたが、ここ最近ではこの楽しさに完全に虜になっています。
誰かに押し付ける話しでもなんでもありませんが、ショートロッドゲームは本当に楽しい釣りです。
また、ショートロッドゲームはライトゲームだけの世界の話しでもありません。私自身も、今年のシーバスゲームでは是非試してみたいと思っています。
【ヤマガブランクス ブルーカレント 77/TZ NANO Stream-Special】が絶対に楽しいと思っています。
もうじきバチのシーズンも始まりますし、試してみたら、また記事をアップしたいと思います。