NABRA Chase Fishing GONTA です。
いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
さて、前回に続けて今回もタックル関連のお話しです。
今回はロッド。
ライトゲーム用のベイトロッドです。
私もいろいろとこれまで使ってきましたが、正直、これまでの中で一番期待できる気がするロッドです。
発売直前であり、まだ買ってもいないし使ってもいないのですが、あまりに気になったのでピックアップしてみることにしました。
今回は書き物なので、写真は少ないですがご了承ください!
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
最初の本格的なライトソルトベイトフィネスロッドはFishman Beams inte 7.9UL
ライトゲームにおけるベイトタックルは私自身も大好物であり、これまでにこちらのブログでもいろいろとインプレなどを掲載してきました。
一番最初はバス釣り用のベイトフィネスロッドの流用から始まったことを記憶していますが、明確にソルトのライトゲームをターゲットにしてリリースされたロッドが【Fishman Beams inte 7.9UL】かと思います。
ちょっと前にリリースされたように感じますが、既に5年くらいは経過しているかと。
誰が使ってもバックラッシュしにくく飛距離が出るロッド、ということでベイトタックル愛好者に高い評価を得ているFishmanさんからの満を持してのリリースということで、私も発売直後に飛びつきました。
ロッドのスペック標記は、ルアーウェイトは1g~10gになっていて、ライトゲームの中でもとりわけ軽いリグを多用するアジングをベイトタックルで楽しめるかも?との思いで購入したのですが、実際に使ってみると1gのジグヘッドにアジング用のワームをセットした状態では快適に遠投するのは正直厳しいレベルでした。
全体的にはFishmanのロッドらしくよく曲がるロッドでしたが、超軽量リグを使ってロッドにウェイトを乗せるのは少し難しい感じでした。
いろいろ使ってみて、快適に扱えるルアーは3g程度という感じでした。
◆過去の Fishman Beams inte 7.9ULのインプレ記事はこちら。
更に使い易さを実感したINXlabel Tres SABIO
続いて使ってみたのが【INX label Tres SABIO 7.9UL】でした。
INXのレオンさんが、Fishmanの赤塚さんと作ったロッドなのですが、偶然なのか?必然なのか?inteと同じレングスであり、同じULクラスのロッド。
カラーリングはグリーン系でinteと違うコスメでしたが、全体的な見た目はinteそっくり。
買う必要があるのか?正直悩みましたが、実際に自分で使って確認してみようと思い調達しました。
見た目はそっくりでしたが、使ってみるとかなり味付けの違うロッドであることがわかりました。
硬いとか、柔らかいとかの問題ではないのですが、とにかく実際にキャストをしてみると、1.0gのジグヘッドに2in程度のシャッドテール系の少しボリュームのあるワームをセットすると、20mくらいは投げることができました。
キャスト後のハンドルの回転数で計測したのでアバウトではありますが、実釣の上では十分有効な飛距離を確保することができました。
1.5gのジグヘッドなどを使えば更に飛距離が稼げるので、護岸帯やテトラ帯を巻いて狙う釣りにも十分使うことができ、これならスピニングタックルの代わりにすることもできるかな?と感じるくらいでした。
明らかにinteよりは使い易い(極軽量リグにおいて)ロッドでしたが、やはり長さが8フィート近くあることで、港湾部のアジングに使った時には繊細なバイトなどはキャッチしにくく、何とかバイトをキャッチできたとしてもフッキングが遅れてフックアップできないということを経験。
やはり、豆~小アジの釣りでは、スピニングのショートロッドに軍配が挙がるかな?という感じでした。
まぁ、長さを考えれば当たり前の話しですが。
因みに、バスフィッシングでも使ってみましたが、ボトムや障害物周りをメインに狙うバスフィッシングでは、リグがスタックした際にロッド操作で外せないので根掛かりが多発。
ベリー部まで柔軟に曲がるので食い込みがよくフックアウトもしにくいのですが、岩に軽くスタックしたりウィードにハングアップしたリグを弾いて外せないというのは、バスロッド的には致命的でした。
◆過去の INX label Tres SABIOのインプレ記事などはこちら
ヤマガ&リップル系のベイトロッドも試しました
更に更に、ソルトベイトフィネスでは他にも何本か試しています。
ヤマガブランクスライトゲームラインナップであるブルーカレントシリーズのベイトモデル。
そして、ヤマガブランクス系列のリップルフィッシャーのリアルクレセントシリーズのベイトモデルです。
先にリリースされたのがブルーカレントだったので、まずはこちらを試しました。
湾奥シーンが多いので5フィート台のモデルを買ってみましたが、短い割にはティップセクションが軽いリグでは仕事をしてくれず、結局、プラグ以外を使う時は【オーシャンルーラー アクティブフロート】などを併用して使わないと1gクラスのジグヘッドは扱えずでした・・・
■過去の ブルーカレント ベイトモデルのインプレ記事はこちら
少し遅れてリリースされたリアルクレセントのベイトモデルは6フィート台の【リアルクレセント RC-67】を入手。
こちらは、カタログスペックとしては0.8g~8gとなっていたので、1gのジグヘッドの操作性に期待をしましたが、ロッドのテイストはブルーカレントと似ており、ティップセクションで投げるというよりは、ロッド全体のしなりで投げないと飛ばせない感じで、湾奥における繊細(悪く言うとセコイ)釣りには少し厳しいという結論に至りました。
どちらのロッドも、2g後半~3gくらいのプラグゲーム主体であれば全く問題無い、もっと言うと最適と言える感じですが、ティップ~ベリー部のアクション(曲がり)が素直過ぎて、軽いリグをティップで飛ばすような作業には向いていないという印象でした。
■過去の リップルフィッシャー リアルクレセントベイトモデル RC-67のインプレ記事はこちら
なお、どちらのロッドにも共通して言えることですが、ロッドのコスメなどにはほぼコストをかけていないので、非常に質実なロッドです。
ブランクスが国産ということもあり、純粋に機能面にスポットを当てて作成されているロッドであり、表現が合っているかどうかはありますが『玄人好みする竿』と言えるかと思います。
ブランクスには流行りの4軸カーボンシートなどを使うこともなく、ロッドとしての性能を追求した形であることは、個人的には非常に納得感のあるロッドであり、前述の通り過度な軽量リグへの拘りさえ持たなければライトベイトフィネスのゲームを楽しくしてくれる良いロッドだと思います。
そして、期待のBeams inte 6.4UL
と言うことで、結構いろいろと使ってきましたが、手元に残して使い続けたいと思えるロッドは【INX label Tres SABIO 7.9UL】だけでした。
SABIOについても、GIGAアジが釣れるような地域であればアジングでも十分使えるのかとは思いますが、私の住む近畿圏内の湾奥で投入できるシーンはやはりメバリングメインというところでした。
しかし、今年Fishmanさんから追加リリースされる【Fishman Beams inte 6.4UL】はアンダー1gのリグでもしっかり飛ばせる性能を持っているそうです。
<出展:Fishman>
そもそも長さが1フィート以上も短くなっているので、細かい誘いなどをする操作性は上がっているのは間違いないかと思いますが、素材の組み合わせ・セッティングを変えたことでinte 7.9ULよりもティップ部の戻りが何倍も速いそうです。
曲がるのは曲がりつつ、高弾性のカーボンを組み合わせたことでティップの戻りの速さを追加できているようなので、軽いリグをティップ部の曲がりで弾き飛ばせる可能性が高いと見ています。
まぁ、これも使ってみないとわかりませんが、inte 7.9ULがリリースされてから既に5年くらいは経っていると思いますので、この間の試行錯誤の結果に期待したいところです。
こちらのロッドは、2020年2月発売ということですので、お財布と相談しつつ入手の機会を検討したいと思っています。
最後に、ベイトフィネス用リールの話しで締めくくり
最後に、ベイトフィネスのロッドについて書いたついでに、リールについても少しだけ触れておきたいと思います。
ここまで書いてきた通り、ベイトフィネスロッドもどんどん進化してきていますが、どんなに進化したロッドを使おうとも、軽量リグのキャストに対応したリールが無いとその性能は引き出せません。
ベイトリールについても、シマノではBFSシリーズ、ダイワではAIRシリーズとして、各メーカーのいろいろな製品においてベイトフィネスの釣りをより快適にできるリールが次々にリリースされています。
数年前には、シマノのカルカッタコンクエストシリーズにBFSモデルが出たことで、丸形リールにおける初のベイトフィネス機として注目を集めたものです。
私もいろいろと使いつつ、今では【ABU Revo ALC BF7】にKTFのフィネススプールのセットが定着しています。
遠心ブレーキモデル、マグネットブレーキモデルと使ってきて、一つの結論に辿り着いているのは『極軽量リグを投げるのであればマグネットブレーキモデルの方が飛ばしやすい』ということです。
遠心ブレーキモデルは、どうしてもキャスト直後のスプール回転数が高い時に強くブレーキがかかるので、バックラッシュを嫌ってブレーキをしっかりかけると飛距離がガタ落ちします。
飛距離を稼ごうとブレーキを弱くすれば、当然、人間のマニュアルサミングに頼る部分が多くなる訳で、結果としてかなり慣れないと飛ばしにくいのが遠心ブレーキモデルと思っています。
一方で、マグネットブレーキは、マグフォースシリーズのように高回転時にブレーキが強くかかるタイプもありますが、ダイワであれば【ダイワ アルファスAIR ストリームカスタム】のように固定ブレーキモデルもあり、キャスト直後から着水まで一定のブレーキがかかり続けるので初期失速が無くて、結果的に飛距離が伸びてくれます。
この固定ブレーキについては、ABUのリールも同じ仕組みであることから、結果的にソルトベイトフィネスで使えているのかな?と思っています。
最後に、ちょいだしネタですが、ダイワから【ダイワ スティーズAIR TW 500H/HL】が今年リリースされますね。
<出展:ダイワ>
2019年に【スティーズ CT SV】 が出ているので、まさか?と思ったのですが、ダイワさん畳みかけてきますね。
このリール、何が目をひくって、やはりスプール径ですね。
【スティーズ CT SV】の30mm径でも十分小口径スプールだと思ったのですが、【ダイワ スティーズAIR TW】は驚愕の28mm!!
<出展:ダイワ>
スプール径が小さくなると、ラインの巻きグセがきつく付いてしまうので使いにくい面もあるかとは思いますが、最近はバスフィッシングでもPEラインを使う人が増えてきています。
PEラインであればクセは付かないので、28mm径スプールにPEラインの組み合わせは面白そうですね。
更に言うと、このリールと【Fishman Beams inte 6.4UL】を組み合わせるとどうなるか?
こちらも機会があれば試してみたいと思います。
初めして(^^)
僕もベイトフィネスアングラーです(^^)
まさしく今inte64ulとスティーズ airのセットで楽しんでます(^^)
一言で言うとヤバイぐらいに下限値が無く、それこそPE0.3号を50m以下にしておけば0.1gにアジアダーのワームもノーサミングで流れます(^^)
コメントありがとうございます。
おお!!最新のセットですね。
羨ましい限りです。
やはり軽いリグのキャスト性能高いですか?
私も余裕ができれば必ず購入したいタックルです。
逆に質問ですが、スティーズAIRはベアリング音が大きいように思いますが実際使ってみてどうでしょうか?
スティーズ CTにカヘンスプールも使ってますが、明らかにスティーズ airの方が1.5gから下が凄いですね(^^)スティーズ CTにはサビオを合わせる事にしました(^^)シマノのFTBのBFS系もカルコン、アルデと有りますが、やはりシマノFTBピーキーに感じますね(^◇^;)遠心っぽく飛んではくれますけどね(^^)
キャストの安定感と使用糸の縛りが無いのと絶対的にコンスタントに飛距離が出せて、フリーフォール時の無重量感ともにスティーズ airは素晴らしいです!
ベアリング音ですが、カルコンやアルデのマイクロベアリングと大差無い音ですね(^^)基本ドライな感じの音で、不快感は少ないと感じております。セラミックベアリングが大丈夫な人だと全然許容範囲です!
返信ありがとうございます。
やはり、ライトゲームにはシマノのFTBは少し厳しいですよね。
バス用のベイトフィネスなら、リグとしては3g以上は絶対にあるので全く問題無いかと思いますが、ソルトのライトゲームは極軽ですから、一定以上のブレーキが軽くずっと聞いている方が安定して投げれますよね。
私もライトソルトにはマグネット系のブレーキの相性が良いと感じています。
また、ちょうどスティーズCTSVを調達したのですが、KAHENを組んでいるんですね~
羨ましい限りです。
ノーマルスプールとの違い、かなり体感できますか?
お返事遅れまして申し訳無いですm(__)m
スティーズ ctにカヘンスプールもアンダー1gを投げるのは問題無く投げれてます(^^)
ノーマルスプールとは泥雲な差を感じます!
ただ3gを超えたあたりからは差は然程無いと思いますよ(*^^*)
何よりこの度アルファスair twも手に入れましたので、ソルトはコイツで今の所完結しそうです\(//∇//)\笑
やはりKAHENスプールは別格みたいですね。
ただ、今回のAirシリーズはKTFとのコラボのようなので、STEEZもアルファスも期待できますね。
私もソルトもやりますのでアルファスAir TWの調達をしました。
まだ届いていませんが、楽しみです(^^