バストーナメント

【バサクラ2023】布石を打った訳ではないですが、TAKU ITO 優勝です

こんにちは!

いつもこちらのブログを読んでいただきありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。

今年もこの時期がやってきました。

そう、Basser ALL STAR Classic です。

年々、出場選手はすこしずつ変わってきており、若手で言うと国内バストーナメントで飛ぶ鳥を落とす勢いでアメリカのTOPトーナメントカテゴリーに参戦し、ルーキーYEARでありながら凄まじい結果を出している藤田京弥さんなどが参加していたり、JBのトーナメントでも次々と優勝を積み上げている青木唯さんなどが参加しています。

一方で、キング・オブ・トーナメンターの称号を持つ今江克隆さんや、BIG BITEでおなじみの初代JBワールドチャンプ菊元俊文さん、そしてMr.ベイトフィネスの沢村幸弘さん、ゲーリージャパンの総帥河辺裕和さんなどベテラン選手も多数参加。

他には、田辺哲男さんが参加されていないのが残念ではありますが、その代わりと言っては何ですが、アメリカのB.A.S.S.Eliteシリーズで活躍中の伊藤巧さんが参加しています。

そして2022年大会のディフェンディングチャンピオンである清水盛三さんも、もちろん参加しているという、夢のようなスター軍団が優勝を目指してしのぎを削る大会とっています。

そんなBASSER ALL STAR CLASSIC 2023ですが、最近こちらのブログでも注目していることを頻繁に書いている伊藤巧さんがやってくれました。

まさに注目記事を直前に書いていただけに、偶然とは言え素晴らしいタイミング?

大会の展開としてはかなりドラマティックな展開となったようですが、試合が終わってまだ日数も経っていないので、情報としては私の方ではYouTubeのLIVE配信から見て取れたものに限られます。

本当に着きたてホヤホヤの情報になりますが、気になる方はお時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。

初日は伊藤巧選手が入れ替え含めてTOPを獲得

さて、2023年10月28日~29日の2日間で広大な霞ケ浦水系で開催された【Basser ALL STAR Classic 2023】。

大会の拠点については霞ケ浦本湖の土浦が会場になったり、利根川が会場になったり、北浦が会場になったりと、いろいろな場所で開催される為、どのポイントを選ぶかによっても移動時間などが変わってくる形になり、各選手の戦略が交錯する面白さがあります。

YouTubeのライブ配信ですが、大山会場に設置されたスタジオにて、毎年の恒例となっている秦さんと鬼形さん、そしてBASSER編集長の佐々木さんが司会進行です。

<出展:YouTube動画切り抜き>

今年については本湖のど真ん中に当たる大山が会場拠点となっており、霞ケ浦本湖を得意とする選手が有利という事前の評判もありますが、利根川も有力なフィールドであり、どこを選んでも簡単に魚が釣れるフィールドでは無いだけに誰が勝ってもおかしくない試合です。

今回の大会では初日からかなり風が強い天候となっており、長距離移動が厳しいイメージがありましたが、ラフウォーターには慣れているトップアングラー揃いなだけに、少々の天候の悪さはあまり大きな影響はないようでした。

【Basser ALL STAR Classic】は昨年からデジタルウェイイン方式がとられており、釣った魚はその場でウェイトを検量し、同船のオフィシャルスタッフが確認、そしてその場でリリースという形になっています。

霞ケ浦水系もバスの魚影が薄くなっていますので、魚体保護の観点からも良い取り組みだと思って見ています。

魚をみんなの前で披露するウェイインショーも見たい気もしますが、そこは今後も少しずつ改善されていくのではないかと思っています。

また、レギュレーション面では今回の試合からランディングネットの使用が認められるようになりました

霞水系はバス以外にも、シーバスなども釣れる為、ランディング時の危険回避の観点でネットの使用が認められたようです。

しかし、個人的には昨年の”King of Kings”での沢村さんの落水事故も考慮されているのではないかと思っています。

そして、大会初日の各選手のスコアですが、伊藤巧さんが2回の入れ替えを含めて5本のバスをキャッチし、トップウェイトとなる3,870gをキャッチ

3本のリミットがなかなか揃わない状況の中で脅威の釣果。

5本目の1,670gのダメ押しフィッシュは圧巻でした。

<出展:オールスタークラシック公式HP

アメリカ仕込みの実力が発揮された感じです。

因みに伊藤選手は最初から利根川狙いでの大移動の結果の釣果でした。

その他の選手の状況としては、安定の実力者である小森嗣彦さんもリミットメイクを達成して2,310gをキャッチして暫定2位。

JB TOP50でも安定した成績の小森さんですが、多彩な攻めが素晴らしいです。

<出展:オールスタークラシック公式HP

地元霞ケ浦の実力者の沖田護さんが2匹で1,900gをキャッチして暫定3位。

<出展:オールスタークラシック公式HP

琵琶湖でのクラシック出場をかけたワイルドカードで優勝して出場権を獲得した千藤卓さんが、1本で1,240gというグッドコンディションの魚をキャッチして暫定4位。

千藤さんはDay1の全体でのファーストフィッシュであり、エバーグリーンのチャターベイトであるジャックハンマーでもキャッチでした。

<出展:オールスタークラシック公式HP

そして、暫定5位は藤田京弥さんで1,190g

藤田さんは各オフィシャルスタッフが随時報告する釣果速報にあがっていなかったので、速報期限の12時以降の時間でキャッチしたようです。

また、僅差で暫定6位となったのは、霞ケ浦の鬼と言われる赤羽修弥さんが1,130g。

1本でこのウェイトなので、さすがのキロフィッシュゲットという感じです。

<出展:オールスタークラシック公式HP

その他は、昨年大会のチャンピオンである清水盛三さんはノーフィッシュ。

今江さん、菊元さん、青木さん、沢村さんなどは魚を触るも1,000gに満たない釣果という状況でした。

赤羽さんはKing of Kingsでの勝者でもあり、2日目にビッグウェイトを持ち帰る可能性もおおいのあるだけに、この初日のキロオーバーのウェイトは非常に貴重な結果だと思います。

その他の選手も優勝だけを意識してビッグフィッシュ狙いの展開なので、2日目次第で順位がひっくり返る可能性大という面白い展開のDay1となりました。

初日TOP陣が総崩れのDay2

そして、Day2ですが、初日のTOP4にオフィシャルTVカメラが同船。

<出展:YouTube動画切り抜き>

個人的には伊藤巧さんがどこまでウェイトを伸ばすのか?他の選手を引き離すのか?を楽しみにしていました。

スタート前のインタビューでもいつもの明るさの伊藤選手。

<出展:YouTube動画切り抜き>

しかし、試合展開的には厳しく、伊藤選手はまさかのノーフィッシュ!

初日、入れ替えまでしていただけにノーフィッシュは無いと思って見ていたのですが、バスフィッシングはこれがあるから面白いし難しいですね。

他の3選手も同じくノーフィッシュ。

せっかくカメラが乗っていただけに、見る側の人間としては残念ではありましたが、これが霞ケ浦水系の現状というところです。

一方で初日ノーフィッシュだった三原選手が朝のタイミングで連続でバスをキャッチ。

<出展:YouTube動画切り抜き>

1本目はこの大会向けに自分で作ったスピナーベイトで釣ったようです。

この後も追加フィッシュをゲットして、初日のノーフィッシュを跳ねのける脅威の追い上げを見せてくれていました。

他には、沢村選手もグッドフィッシュをキャッチ。

”king of Kings”の時には落水事故という一幕もありましたが、今大会からランディングネット使用可能のルールに変わっているので、危なげなくランディングされてました。

<出展:YouTube動画切り抜き>

河辺選手は複雑なブッシュ?立ち枯れ木?に絡むポイントでヒットさせ、ストラクチャーにラインを巻かれてしまったようですが、落ち着いて絡んだラインをほどき奇跡的にランディングに成功。

<出展:YouTube動画切り抜き>

このようなシーンはスナップショットだけでは臨場感がわきません。

動画で見れる環境ならではの醍醐味かと思います。

一方で、JBの若手の最強成長株の青木唯選手も初日はノーフィッシュでしたが、2日目は驚きの30分でのリミットメイクを見せてくれました。

青木唯さんと言えば最新魚探を駆使するスタイルのイメージですが、才能のある選手はいろんなスタイルにも対応するんですね。

<出展:オールスタークラシック公式HP

更にさらに、初日は400gとキーパーギリギリの魚1匹で終わっていた早野剛史選手ですが、この日はハマったようで、1,940gのキッカーフィッシュを筆頭にキロフィッシュを追加して怒涛の追上げを演じていました。

<出展:オールスタークラシック公式HP

JB TOP50でも年間優勝争いを演じた選手でもあり、霞水系はホームグランドなだけに引き出しも多いようで、どこまでウェイトを伸ばしてくるかわかりません。

そして、JBにも参戦されていましたが、WBSでは優勝記録の多いダイワの橋本卓哉選手は9時頃に今大会のビッグフィッシュ賞となる2,170gのスーパーキッカーをゲットし、その後も追加フィッシュをゲットして貴重なリミットメイクまで漕ぎつけていました。

<出展:YouTube動画切り抜き>

このあたりは霞水系での試合経験の豊富さが爆発した感じです。

そして、キング・オブ・トーナメンターの今江さんも初日は550gと厳しい成績に沈んでいましたが、11時過ぎに500gの魚をゲット。

<出展:オールスタークラシック公式HP

と言うことで、初日の上位陣が完全沈黙してしまっているだけに、結果が全く見えないDay2の試合展開となりました。

ウェイインショーは暗くなるまで続き、逃げ切り優勝で決着

さて、試合時間が終了し、特設会場にてウェイインショーが行われます。

ノーフィッシュの選手も含めて順番に舞台に呼ばれてインタビューが行われます。

23名という少ない参加選手数ですが、どの人も有名人なだけにインタビューにも時間がかかります。

明るい時間から始まったウェイインショーも終盤では、関東は日没が早いだけにすっかり暗くなっていました。

初日暫定2位の小森選手のウェイトは2日目にマクった選手に抜かれていて12時時点の暫定ボードで既に6位まで下がってしまっていました。

小森選手の次に、初日TOPの伊藤選手が登場。

<出展:YouTube動画切り抜き>

12時以降の釣果は不明な状態でしたが、結果は完全ノーフィッシュということで、初日のウェイトにて暫定トップ席に着くことになります。

前述した通り、初日にあまり釣れていなかった選手も脅威的な追上げを見せており、表彰ステージに上がってくる選手の結果を不安そうに見守る伊藤選手。

決して余裕を持てるウェイト差ではないだけに、次々に登場する後続の選手の成績にドキドキの連続だったと思います。

YouTubeではウェイインショーの最後の方が切られてしまっていますが、最後の選手は12時時点の暫定ボードでは5位だった早野選手。

この展開は12時以降の釣果があったということになります。

緊張のスコア発表でしたが、キロフィッシュを追加して3,420gと伊藤選手のウェイトまで300g差まで詰め寄りましたが追いつけず。

ここで伊藤選手のBASSER ALL STAR CLASSICの初優勝が決定しました。

BASSER ALL STAR CLASSIC 2023 まとめ

と言うことで、2日間の熱い戦いは幕を閉じました。

今年で35回目の開催となる歴史ある大会となった【Basser ALL STAR Classic】。

歴代の優勝者はそうそうたるメンバーが名を連ねていますが、そこに今年は伊藤巧さんが新たに名を刻んだ形となりました。

結果を見ると、初日は利根川を選択した選手のスコアが良かった感じですが、2日目は霞ケ浦本湖の流入河川関連でよく釣れていたようで、2日間でさえも大きく状況が変わってしまう霞ケ浦水系の難しさが浮き彫りになった感じでした。

また、詳しくはBASSER本誌でも特集が組まれるでしょうし、いろんなメディアでも情報がアップされていくと思いますが、国内の最高峰のバストーナメントであることは疑う余地のない事実だと思います。

アメリカほどでは無いにしても、国内屈指の広大なフィールドで展開される見応えのあるこの大会が今後も盛り上がり続いていくことを楽しみにしています。

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