こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
コロナ禍が再度勢いを増してきていますね。
日々感染者数が記録を更新する中、経済活動を止めないという方向性と、自粛により感染拡大を抑えるという方向性について、いろんな意見が飛び交っています。
基本的に『前に進む』ことが大事だという考えの私ではありますが、さすがに今の状況で前に進むことだけで良いのか?という悩みは抱かずにはいられません。
ということで、時事ネタオープニングとなりましたが、今回のメインネタはバスフィッシングにおける最新の注目アイテムについて書いてみたいと思います。
それは、ここ数年大人気の『フリーリグ』を大前提とした画期的なルアー【ジャッカル ハニーナゲット】についてです。
詳しくは後述するとして、バスの興味を引き付けるその能力にはかなり驚きを感じています。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
数あるリグの中での、フリーリグの特徴とメリットとは?
バスフィッシングにおいては、年々いろいろな新しいコンセプトのリグが登場しますね。
基本的なテキサスリグや、ジグヘッドリグ、そしてスプリットショットリグなどは、当然今でも十分釣れるリグなのですが、ツネキチリグやネコリグ、ジグヘッドワッキーリグ、そして数年前からアメリカで猛威?をふるっているネッドリグなど、全く新しい発想から生まれたリグもあれば、既存のリグを発展的に改良したリグなど、物凄い数のリグが存在します。
釣り人側の意見としては、常に絶対的に釣れるリグがあれば良いのですが、ブラックバスという頭が良くて学習機能の高いターゲットを相手にする場合は、手を替え品を替えてのトライアルが止まることが許されない感じです。
そんな数あるリグの中でも、ここ数年、特に琵琶湖を中心に釣果というエビデンスを背景に躍進しているリグが『フリーリグ』かと思います。
濃いウィードのドームの中にリグを入れ込んでいくには、ヘビーテキサスや直リグなどの選択肢がありますが、ウィードの有無に関係無く使えるのがフリーリグの魅力・強みかと思います。
では、その強さの理由は何か?
一般的に言われているのが、シンカーが先に着底した後、ワームがノーシンカー状態で沈んでくるこのフォールの間がバイトを誘発するとされています。
実際、自分でもフリーリグを使う時は、細かい誘いはあまりやらず、大きく誘った後のフォールを意識してバイトを待つようにしています。
また、ボトムの何かの変化をクリアした後でのステイなど、とにかくワームの自然な動きを誘いのキーとしているのですが、これこそがフリーリグの最大の強さだと思います。
似たような能力があるリグとしては、キャロライナリグ(ヘビキャロ含む)があると思いますが、キャロライナリグはリーダーの長さが決まっているが故に岸際などのカバー撃ちには使えません。
リーダーを短くすることでカバー対応力を上げることはできても、リーダーが短くなることでキャロライナリグの本来の長所が発揮できなくなってしまいます。
テキサスリグもシンカーストッパーを使わないことで、フォール時にシンカーとワームの距離を持たせることはできますが、シンカーの中を通る細い穴にラインが通っているので、その抵抗もありシンカーとワームが大きく離れるようなシーンを演出するのは難しいリグではないかと思います。
と言うことで、フリーリグは「シンカーが着底するまでの早い動きと、シンカーが着底した後のゆっくりした自然な動き、という両極端な動きを一気に演出できるという魅力を持ったリグ」ということになります。
最後に、バイト感度という点では、ヘビキャロなどリーダー部分が固定されている訳ではないので、バスのバイトをリアルタイムで感知できるというメリットも持っているし、バイトの後に好きなだけリグを送り込んでもバスに違和感を与えずに持っていかせることができる、というメリットも大きいのではないかと思います。
フリーリグで効果を発揮するワームの動き
では、このフリーリグの効果を引き出せるワームについて考えてみたいと思います。
フリーリグが出始めた頃はストレートのロングワームを使うのがメインでした。
これは、琵琶湖などのウィードエリアで使われることが多く、すり抜け性能を意識した結果だったかと理解しています。
しかし、フリーリグの場合はシンカーの着底とワームの沈下の時間差が誘いのポイントなので、沈下時に水の抵抗の少ないストレートワームが本当にフリーリグに一番マッチするワームなのか?という疑問がありました。
この疑問に対するヒントを見せつけてくれたのが、秦さんのYouTobeの動画でした。
ジャッカルの大型水槽で、加藤さんが新しいフリーリグ用のワーム(これが【ハニーナゲットのベース】のチェックをしている動画なのですが、ルアーを散々見慣れた大型のバスが、この新しいワームに対して劇的な好反応を見せているところが映し出されています。
フリーリグというリグの特性による反応ではなく、この新しいワームをフリーリグで使うことによる反応が明確に見て取れます。
動画を見ていて印象付けられるポイントは、重いシンカーに引っ張られて沈んでいる時の早いフォールと、シンカーが着底した瞬間に発生するワームの姿勢変化、そして沈下速度の変化です。
ハニーナゲットは扁平なワームなのですが、シンカーが着底してテンションが抜けた瞬間にボディ姿勢が水平方向に変化し、そのままゆっくりと水平姿勢のままゆっくりと沈んでいくのです。
この緩急の差にバスが異常に反応するのです。
様々なルアーを見せられてきている水槽のバスでさえ、一目散に飛んでいってバイトするシーンを見ると、フリーリグというリグの特性に合わせて作られたハニーナゲットがいかに効果的であるかということがわかります。
この動きは、既存の扁平系ワームの【デプス ブルフラット】などでは出せない動きとのことです。
2本の飛び出たアームが生み出す抵抗で、絶妙なブレーキがかかる感じですね。
まぁ、これもみんながやり出すと陳腐化してバスの反応は得られにくくなるかとは思いますが、しばらくはこのワームの恩恵に預かれるのではないかと思います。
フリーリグ用 ハニーナゲット まとめ
と言うことで、フリーリグの検討と、ジャッカルから新登場となる【ジャッカル ハニーナゲット】についてのお話しでした。
動画などで紹介されて以来、なかなか発売されなかったのですが、発売予定時期の7月を過ぎて8月に入り、ようやく発売されましたね。
【追記】3.0インチの販売開始しましたね~。こちらのサイズの方が汎用性ありそうですね。
ネットショップなどでも販売されていますが、3.8インチが先行発売のようです。
今年は琵琶湖でもウィードが繁りブルーギルが復活しているようですし、城北ワンドでもブルーギルをチェイスしているバスの姿を見ることも多いので、フリーリグ以外でも、テキサスリグやノーシンカーリグなどでも効果を発揮してくれそうです。
考案者の加藤さんは『ギルを意識して作ったんじゃない』と言われていましたが、ムーチング(餌釣り)でもギルをエサにした時のデカバス率の高さは実証済なので、扁平なワームがバスにアピールが強いことは間違いのない事実だと思います。
既に調達をしましたので、次はこのワームで実際に釣りに行ってみて釣行記にてご紹介したいと思います。