こんにちは!
いつもこちらのブログを読んで頂きありがとうございます。
NABRA Chase Fishing GONTA です。
今週に入り連日寒い日が続いていますが、そろそろ寒さに魚も慣れたタイミングでは?との思いでデイチニングに出撃してきました。
時間のある時に”冬+チニング”で情報収集をしていて、そこで考えたことを実践してみたのですが、ありがたいことに結果に繋がってくれました。
しかし、本当にギリギリのラインという感じで、間違いなく厳しくなっていることも痛感させられた釣行でした。
では、お時間のある時にお付き合い頂ければ幸いです。
敢えて選んだディープは不発
この日は小潮という潮回りで、朝に干潮を迎え、昼過ぎにかけてダラダラと潮位が上がってくるというタイドグラフになっていました。
ポイントに入ったのは朝の10時過ぎくらいで、上げ潮の真っ最中という感じ。
寒いながらも潮が動いてくれていればチャンスはあるかも?との思いでフィールドへ。
この日は例の”変則リーダーレスダウンショット”を再度試してみることにしました。
しかも、単にフックまでキャロゴムを寄せるのではなく、フックとキャロゴムを15cmほど離して、ショートリーダーキャロとしてセットしてみました。
これを試してみようと思った理由は、冒頭で書いた通り、冬のチニングの情報を調べていると『リグを止めてステイのタイミングを作る』ことが有効という話しが多く、どうせステイさせるならステイ中もワームが動く(揺らぐ)ようにワームをフリーにしてみよう、との思いからでした。
また、シンカーとフックの距離を持たせてフック+ワームがボトムを漂うようにすることで、ストレートフックでも根掛かりを軽減できるのでは?という発想も浮かび、敢えてオフセットフックではなく【ダイワ シルバーウルフ SSストレート #1】をセットしてみることにしました。
潮位が少し低かったので、少し水深がある護岸エリアから釣りを開始。
ロングキャストしてボトムを取り、ただ巻きするのではなく、ロッドを小さく煽ってシンカーを動かしては2秒~5秒はステイさせる、という誘い方で釣っていきました。
ステイ中にバイトが出ることに期待して、リグを動かした後は最大限集中してバイトを待ちます。
ワンキャスト毎に時間がかかるダルい釣りで、かなり精神力が求められます。
砂底or泥底っぽいところはゆっくり動かし続け、何かにリグがスタックしたところでステイ。
そしてスタックを回避したところで再度ステイ、を繰り返してバイトを待ちますが、なかなか思った通りにはバイトが出てくれません。
しかし、水質も相変わらずクリア。
潮位が低い上に気温&水温も低いのでシャローにはなかなか魚は上がらないだろうと思い、サーフゾーンの中でも少し水深があるエリアへ移動してみることにしました。
ちなみに、ショートキャロですが、7gシンカーでフルスイングしても、ゴムがフック側にずれてしまうようなことは無く、シリコンストッパーがしっかり機能してくれていることが確認できました。
また、それほど荒くない岩底や牡蠣瀬くらいであれば設定したリーダ部は確保されていて実釣性能も問題ありません。
ただ、岩などにシンカーがスタックすると、シリコンストッパー&シンカーはフックまでズレてしまうので、リグを回収するたびに状態を確認する必要はあります。
狙いのポイントをしつこく攻めて、ラスト1投でヒット
さて、移動した先はDay-51でもそれなりに時間をかけてしつこくチェックした場所です。
Day-51ではバイトは得られなかったものの、Day-50ではバイトが複数あった場所なだけに、活性は低くても魚は残っているのではないか、との期待でチェック。
ポイントの端からチェックしていくと、フリーリグでもある程度はスタックする場所は、やはり”変則リーダーレスダウンショット”でもスタックします。
完全スタックだけは避けるべく、リグはスローに動かし、少しでもひっかかりを感じたところでステイさせ、再度動かす時はしっかりロッドを煽って根掛かりを回避。
回避後はロングステイ、という感じでかなりネチネチとしつこく攻めていきました。
しかし、魚が居ないのか?居ても寒くて口を使わないのか?バイトは一切出ません。
そうこうしている間にストップフィッシングの時間が近づいてきて『とうとうノーバイトを食らってしまったか~』と諦めモード99%状態に。
最後に、念のため一番気になる”根掛かりライン”を攻めて、根掛かったらそのまま諦めて帰ろうと思い最後のワンキャストを投入。
ボトムを取るべくカウントを取り(だいたいカウント7秒くらいでボトムに着く)しっかりリグを止めておいた上で軽くラインを張ってアクションを開始しようとすると、ずっしりといきなり根掛かりの手応え?
『いきなり根掛かりかよ~』とロッドを煽って外そうとしたところ、重みが動き始めました。
魚が食ってる!!
バイトをキャッチしていなかったので、ロッドにテンションがかかったままの状態でグリグリとリールを巻いて巻きアワセのような感じでフッキングをしてみました。
グイグイと力強くロッドが引き込まれ、決して小型のブリームでないことは手応えからわかります。
どんな掛かり方をしているのかわからないのでヒヤヒヤもの(汗)
変に追いアワセなどはせずにゆっくりとテンションを維持しつつ、魚が走った時は無理せずドラグを出してゆっくりやり取りを続けます。
何とかフックオフすることなく足元まで魚を寄せてくることができ、最期も無事にランディング成功。
40cm無いかな~くらいの、十分満足できるキビレ。
口元にワームが全く見えないくらい丸飲みのフッキングでした。
何とか口からフックを外し、しっかり蘇生してから海に帰ってもらいましたが、ワームはフラスカート部が吹っ飛んで無くなっているくらいダメージを受けていました。
ストレートフックは一旦ワームに斜めに刺した後で、フックポイントだけを少し外に出すようなセッティングにしていたのですが、丸飲みしてくれたので口の中の奥の方の柔らかい部分に針先が刺さってくれたようです。
因みに、この日使った【O.S.P. ドライブホッグSW】の”タフコンシュリンプ”は冬場の済んだ水で効果が期待できると多くの方がコメントしていたので使ってみました。
少しシルエットが大きいのが気にはなっていましたが、レギュラーサイズ以上の魚であれば難なく食ってくれることも確認できました。
ここで既に時間切れとなっており、ここでストップフィッシングとして撤収しました。
デイチニング Day-52 ステイの食わせでOne Fish まとめ
はい。ということで、ギリギリの綱渡りのような釣行でした。
嘘のようなラスト1投でのヒットにてありがたくもボーズを逃れることができました。
最後まで諦めたらアカン!と言うのはいつも自分に言い聞かせていることではありますが、実際には最後まで何も起こらないことの方が多いだけに、久々に体が熱くなるくらい興奮する1フィッシュゲットでした。
まぁ、バイトをキャッチできなかったのは残念(バイト→フッキングがチニングの楽しみでもある)ですが、そこは贅沢は言わないようにします(^^;
また、ステイ+ノーテンションの作戦が見事に的中したことも嬉しい出来事でした。
非常に短いリーダー部ではありますが、足元の水際で動きをチェックしたところ、シンカーを少し動かせた後にステイさせると、後方のワームがフワっと一瞬浮き上がってから漂いながら沈む感じで、このノーテンション状態の時に魚が食ってくれたことは間違いないと思います。
活性が低いのでリグを止めてしっかりワームを見せる行為はもちろん有効ですが、更にワームを少しフリーにすることも効果があることが確認できたのは大きな収穫でした。
ただ、これが流れのある河川ポイントに行って同じ効果があるかどうかはわかりません。
淀川への出撃タイミングがなかなか取れずにいる状況ですが、このリグは是非、淀川でも試して成果の有無を確認したいと思います。